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エピローグ8 side 須藤旬

キョウコさんの思い出

須藤クンって本当にキョウコさんが好きだよね、 

そして、爆誕した林田さんとの関係

 内需拡大するにも人口が若者は年寄りの半分だよもう日本の中だけでは無理でしょう?


 それに、何で、何かというと、すぐに、日本の伝統がとかこれが文化だからって口にするのに、その文化を伝統を護るための支援を政治家や行政、財界がしないのか不思議だったしね。

本当に大きい声で言いたい。口でカッコのいいこと言えるけどやってみないとわからないことは多い。


 残しておきたい伝統は何かとかね。今の時代に則してやるにはとかね。何にも話合わない。金も出さない。それで残ると思っているの?不思議。


 現にキョウコさんは、僕と出会わなかったら、ちょっと名が聞こえるハンドメイド作家くらいで終わっただろう。


 僕がカネを出しプロモートしてカリスマ主婦という冠をつけ、主婦がやっていても違和感のない手芸、ハンドメイドのカリスマ、その作品を商品化し、その会社の社長とした。


 そしたらマスコミは新進起業のカリスマ主婦とちやほやしだした。それまでは手芸とか地味だとか暗いとかで見向きもしなかったのに。儲かるとなると…。


 そう、キョウコさんをきっかけにハンクラが儲かるとかなって、イベントも多くなったからね。そう、周知するのは大切。


 そのキョウコさんは、まあ、それ以上だったからね。


 そういえば、テレビ番組でのインタビューで、キョウコさんが、手作り品はダサい、おかんアートみたいなこと言われて、ブチ切れて、


「ハンドメイドがダサいなら、欧州のブランドバッグは持てませんよね。ハンドクラフトがよくてハンドメイドはダサい。そのバッグも手作り品ですよ。なのにそちらは良くてこちらはダサいと。面白いですね。特にそのバッグのデザインのベースは日本の紋からヒントを得て作られたと。なのにその元になった日本の手作り品はダサいと、まあ、わたしは職人ではないですからね、仕方ありませんね」


 キョウコさんが『ダサい』を繰り返し言って、インタビューアが真っ青な顔になり、笑顔をひきつらせたのは語り草になっている。

 その時には、キョウコさんは知る人ぞ知る感じから、カリスマ主婦となり、商品化したアクセならどうにか手にはいるけど、一点モノはの手一杯になっていて、殆ど手に入らない位人気だった。

 オリジナル一点モノは全てキョウコさんが作っていたからさあ。作るのに時間がかかったし、オーダーだし、バッグなんて数点しか、作ってなかったから。


 知っている人はゲラゲラ笑っていたね。まあキョウコさんには、昔から熱狂的ファンもいて人気があったからね。


 そうキョウコさんは、僕が提供した場からは易々と飛び出してしまったんだ。

 商品化したら何もしないでいいのが、つまんないって、その新しく自分の手作り工房作っちゃうんだよ。それも


「須藤クンが、ウチの会社作るの見ていたから、こうすればいいのかってわかったんだよね」


です。


 まあその一点モノの会社は最初に作った会社のハンドメイド感を前に出し、高級品なので子会社にして、そのあと独立分社化させた。別会社にされたらめんどくさいからね。


 社員も採るときもやる気しか見ないしね。まあ入って来た後、里依にしごかれていたけどね。

 また、その一点モノのオーダーが増え、こなしきれなくなった為、社長付きとして手作り大好きな人集めて、次期候補として作家さんたちに自分の作品を作らせたり、次の独立できる作家を産み出す手筈を作っている。ハンドメイドメイドの裾野を広げるってね。

 しかし、端から見ていると権利とか、商標とか曖昧で、危なっかしい。

 でも業績は上がっているし、知名度も人気も抜群。


 やっぱり凄いよね、キョウコさん。

 そんなキョウコさんは絶好調に突き進んでいた。

 そう、女の子の将来のなりたい職業にハンドメイド作家が出るくらいに。


 それなのに、僕は。

 キョウコさんの憂いを払うって、あの時言ったのにさあ、あの時の言葉を違えてしまった。そう、僕は約束を破ってしまったんだ。

 うん、僕の認識不足から、キョウコさんと里依に出し抜かれたんだけど、それで会社に損益を、いや、そこまではないけど利益の少ない投資をする事になった。その穴埋めに、キョウコさんの作った香港のアーティストとの会社を利用させてもらった。その起業を投資会社の仕事としてやったんた。 


 まあ、僕も世界に向けてとなると、事務所より会社の方が動きやすいから悩んでいたんだ。ただ、凄くキョウコさんには嫌な思いをさせたと思うんだよね。それだけが心苦しい。


 キョウコさんは何も言って来ないけど。 

 だって、僕の愛人だよ、世間から見たら。その人を使って、日本を発信するなんてなったらさあ、そりゃバッシングは強いよ。才能以前にね。わかる、うん。それでも僕はキョウコさんを使った。仕方ない事なんだ。


 それは他のもっと深い理由もあったからなんだけど。

 そう、ウチの投資会社の顧問が、キョウコさんと仕事したい、できないならやめるなんて言われたらさあ、首を縦に振るしかないよね。彼にはお世話どころか、僕が僕である元を作ってもらったからね。


 彼との関わりは、僕がまだ会社を2つ3つ作り、若手連続起業家と話題になった時さ、彼は機関投資家として脂ののってた頃で、その界隈では超有名人。僕は起業の資金作りに株やFXをやっていた。そして、所々でかち合った。


「こっちとら、命張ってヤってるんだ。子供の遊びじゃあねーんだ」



 と初めて会った時にそんな事、言われたけどさあ。もちろん、僕は遊びじゃあなかったからね、思わず


「それは大変ですね。もしかして、林田さんは、命いくつもあるんですか? 何回も危ない事ありましたよね。その度に命賭けたら、もう今、生きてないですよね」


なんて言ったりしてた。林田さんはそんな事、気にも止めないで、僕を見て


「若いっていいよなぁ。怖い物知らずで、無礼も、若さでカヴァーできるし、どんな無謀なことだってできるから」


 だって。


 そんな命賭けるような無謀な事、僕はしませんよ。だから、僕に自分を重ねないでね。とか思っていたよ。

 そして、会えば軽口聞いていた。こんな感じに


「今回はどんな命賭けているですか?」


 なんておちょくっていると、向こうから


「お前、本気でこの世界で生きて行くつもりか?」


 真面目な顔して聞いてきたからさあ、本当のこと親のことも就職もできなかった事を話した。そしたら、


「子供だなんってからかって悪かった。いいとこのボンだと思っていたんだ」


 といい


「よし、俺が親代わりだ」

 

 なんて言い出してね。


 それから、もう、言葉で現せないほどしごかれ、甘さを強さに、涙をしたたかさに変えさせられた。投資関係はバックに林田さんがいるだけで全然違うし、起業支援の方も出資者が増えた。  


 まあ、林田さん曰く、僕ってちょっとチャラかったから、いいとこのボンぽかったらしいから、だから遊びで投資してるように他でも見えていたのだろう。それも払拭て来た。


 まあ、そうこうしているうちに、30代になり、


「そろそろ一人立ちしてみろ!」


 と林田さんに言われ、投資会社を作った。もちろん、林田さんには顧問となってもらった。最初は嫌がったけどね。まあ、渋々って感じて就いてくれた。それからは皆の知ってる通りになったんだ。


 だからさ、林田さんが、キョウコさんと里依に、僕が出し抜かれたことで、


「お前のお守りはもうやめた」


 と、顧問おりると言われた。そして、 


「旬、お前のご執心の彼女の仕事をさせてくれるなら考えてもいい」


 なんて言われたらさあ、首は縦に振るしかないよね。


 あーキョウコさんと里依が林田さんを出し抜いたこと?

 そう、里依たらさあ、キョウコさんの会社に子供産んでから入り浸っているの。娘、そう僕たちの子供は娘だった。明日香って名前つけたよ。で、娘の明日香を連れて毎日キョウコさんの会社に通っていたんだよね。


 その話聞いて、僕は「はぁ?」ってなったよまあ、妻が愛人のところに行くなんてひと悶着ありそうでしょ? まあ、里依はキョウコさんの事悪く思ってないと僕は踏んでけどさあ、世間の目は違うでしょう。


 実はその前に、里依が出産の時、彼女の母親が、キョウコさんに酷い事をしたんで、一応牽制していたけど、あれは、僕も悪かったんだよね。二人きりの、キョウコさんとの旅行から、急遽戻り、羽田から直ぐに事務所へ直行。打ち合わせを始め、その流れから興奮した里依が破水し、慌てて病院へ連れていくとなった時、その場で、事務所で別れればよかったのに、不安な僕はキョウコさんを病院へ一緒に連れてってしまった。そう、キョウコさんは慌てた僕たちにテキパキ指示を出して、 


「里依さんのお母さんが来るまでなら」


 と、僕たちと一緒にいてくれたんだ。そして、里依の母親が着いたと連絡あり、キョウコさんが帰る時、病院のエントランスでかち合ってしまったみたいで…。


 まあ、里依ママ(僕たち夫婦は里依の母親の事をそう呼んでる)は、こんな時に、娘の出産という時に、キョウコさんが娘の近くにいるのを許せるわけないんだろうし、憤りも分かるけど、言うなら僕に言って欲しい。

 

 里依ママが、色々思うことあるのは、ずっと陰ながら僕たちを見守って来てくれたからなのと、里依と入籍をすること決めた時に


「式はどうするの?」

「里依は仕事辞めて家に入るのでしょ?」

「新婚旅行は?」


 なんて色々お節介を焼かれた。もう、里依が妊娠して、式も旅行も無理と話すと


「栗山家の娘が式も旅行もないなんて~」 


 と嘆いていたし、仕事も続けるとかいうと、子供の世話しにこっちに来るとか、里依の実家で生活しないかとか、スゲー煩かった。それを全て却下した結果だと。その自分の望みが叶わない鬱憤が憤りが全てキョウコさんに向かったんだと思う。


 そんなに他人に何か言う前に、自分の娘どうにかしろよと、僕は思う。だって、里依は僕を脅して僕の隣に妻と言う地位に着いたんだぞ。僕だって、里依を信用して仕事任せていたのに、顧客情報とか、今動いてる案件とかを持って転職するとか、あり得ないだろう。

 そんなこと告げても、


「里依は、それだけ旬クンが好きだったのよ」


 で済まされたけど。

 まあ、妊娠という揺るがせない事実に何も言えないけどさあ。

はっきり言うけど、里依が妊娠した時は、キョウコさんとは、ビジネスパートナー以上の関係はなかったよ。本当。


 この事を思い出すと、僕はキョウコさんと、ビジネスパートナー以上の関係を結ばなかった方が良かっかもってなるんだから。もう考えないようにしているのに。


わたしも、手芸品はダサくってとか言われるけど、何でハンドクラフトならいいのかわからないんですよね。

まあ、情報でそれが素敵となっているから

まあそうそれだけ。

その上ブランドバッグにその金額だせるなら、手作り品にもだして~って思う。

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