女子短大の保健室
「黄色のパンツの令嬢」の続き。
入学式が終わってから、私は保健室に行ったの。
会場でお手伝いしていた先輩の学生さんに案内されて。
養護の先生はおばさんで、「どうしたの?」
「入学式で・・おもらししちゃったんです」
「ショーツはまだはいてるの?」
「あの・・ショーツじゃなくて・・」
この先生は頭の回転が速いようで、「わかった。そこのベッドで休んで。替えは持ってる?」
そこに別の娘が入って来たようで、養護の先生とやりとりしているのが聞こえたの。
私と同じで、式の最中におしっこががまんできなくて、もらしたみたい。
私の隣のベッドで、何やらがさごそする音が。
もっとも、私もそうだったので、人のことは言えなかったのかな。
私と、隣のベッドの子がおむつを替えて・・
隣の女子は、さっき式の最中におまたをギュッと押さえて、泣きそうな表情だった人。
保健室でも隣のベッドに。
今思えば、あのときから縁があったみたい。
今回はここまで。