第8話
イーズの戦略は完璧で素晴らしかった。皆んなも納得して動いてくれた。そのお陰で準備は順調に進み会社もうまくまとめられて今ここに2000万の兵力が揃った。
「センチ会社、ミリ会社、ミクロ会社、メートル会社、キロ会社、グラム会社、ナノ会社、マイクロ会社。この国に不満があるにも関わらず、街を代表する企業がこれだけ集まってくれたことに、何者でもないボクたちの言葉を信じてくれた事に、感謝しています。今この国は大きな岐路に立たされている。国戦が戦争に変わり、クロノスは国ではなく自社を守っている。この戦いの勝利とはなんだ。クロノスCo.だけが最後に残るのが勝利、ウーティスCo.を潰せば勝利、ボクが望む勝利はそのどちらでもない!そこに犠牲を厭わない者達の勝利のためにボク達は戦うわけではない!戦争の後にこの国は新たに生まれ変わる!!さあ、革命を始めようじゃないか」
ルイスの言葉はその場にいた者達に一つの目的を照らし出した。
「ヴォーーーー!」
「あとは任せた」
ボクはその場を仲間に任せエリスと共にウーティスCo.に向かった。
「私とあなたで本当に大丈夫なの?」
「クロノスはもうウーティスCo.に攻めてる」
「なぜ、クロノスは自社を守ってるじゃないの?」
「守ってるよ。でも攻めなければ勝てない。ボクが得た情報では精鋭部隊を組み今ウーティス側に攻めている」
「どうやってその情報を得ているのよ」
「その指揮を取っている人にこれから会いに行く」
「そう。任せるわ」
「急ごう」
「ここだ」
2人は拠点についた。