前へ目次 次へ 5/6 僕と君。 僕なんていてもいなくても変わらない。 僕がいなくなっても地球は自転をやめない。 僕がいなくなっても困る人はほとんどいない。 だって人間は七十億人もいるのだから。 どこかに必ず僕の代わりはいるだろう。 僕が僕である確率。 七十億分の一。 宝くじの当選確率より低い。 同じ人間が生まれる確率。 四百兆分の一。 僕は僕でしかないし、 君は君でしかない。 僕は君じゃないし、 君は僕じゃない。 誰かの代わりなんてどこにもいない。 どこにもいないから僕は僕なのだ。