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普通で普通な普通の人生。

 周りには誰もいない。


 赤く染まった窓の外。


 時折黒い鳥が我が物顔で飛び回る。


 だんだん沈んでいく光。


 もう、こんな時間か。


 時計の針は縦一本。


 そろそろ帰る時間だ。


 最終下校時刻なんて知らない。


 僕は帰りたいときに帰る。


 ただそれだけ。


 それ以上でも、それ以下でもない。


 食べたいときにご飯を食べて、


 寝たいときに布団に入る。


 普通の人間の普通の人生。


 普通でしかない僕はこれ以上を望まない。


 いや、これ以上なんてないのだ。


 僕は普通でしかないから。

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