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猫(偽)は、飛ばされる。




あ、もしかしてこれでわたし助かるんじゃないか。


「エネミーが、1、2、… 10体?

1体づつ相手してたら朝になっちゃう

そうだ、今まで練習していたアレを使おう!!」


ん、10体?、さっきわたしが2匹倒したはずだからエネミー含めて9体のはず……

わたしも入ってる?

エネミーでないことを伝えたくても

押さえつけられいるから声がでない。


【そうよ、ミルキーキャンディ!!

今までの練習の成果を見せつけてやって、

ここは、ミルキーシャワーで一掃よ!!】


いや待て今、春だよね。たぶん彼らは新人

つまり彼らは加減知らないから……


【行っけー☆ミルキーシャワー☆】

シャワーとは名ばかりの光線が橋に降り注ぐ

しばらくしてから

シャラララン

とどこか気が抜けた音を立てて

橋ごと吹っ飛ばした。



確かに弱い奴らはシャワーが当たって消えた。


が、 わたしは、飛ばされていた。


それにさっきのエネミーも

わたしと反対側に飛ばされていた。

あれ、動物に取り憑くような奴って普通、新人魔法少女のシャワーで消せるはず

あれ違ったのかな


後ろでは

「ふえぇ、どうしよう!橋こわしちゃった…」

【だいじょぶミルキーキャンディ、

この呪文をあなたが唱えれば直るわ】

なんて喋っているけど、


飛ばされているわたしに気付けや、おい

なんて思っている間に地面が近づいて来た。

わたしはなんとか猫お得意の足から着地することに成功した。けど、もうしんどい。

わたしは今がどこにいるかわからないまま寝た。

少なくとも外で寝たはずだった。が














う、まぶしい

もう朝か、春だからまだ冷え込むな

もう少し、毛布の中にいよ




ん、




わたし、あの時あのまま外で寝ちゃったよね


なんで今毛布の中なの







おそるおそる毛布から顔を出す。

わたしが寝ていたのはダンボールに毛布を敷いたもの


目の前にはキャットフードと水


わたしの寝ている所の向かい側にソファーとテーブルがあり

ソファーに髪の毛が短い人が寝ている。


あの人があたしをここに運んだのかな


顔を見るため、毛布から出ようと身体を動かした。

ビキッビキビキ

身体中の関節がうるさくなる。

「いたぁ」

思わず声が出るほどの激痛が全身に走った。

痛かったのは仕方ない。

でもさっき声を出したのはまずい。

あの人が起きるかも、

「うーん」


案の定、起きた。

どうしよ、さっきの声聞かれたのかな。

どうしよそうだ、ニャーとでも鳴いておこう。

「ニャー」

その人は起き上がり、わたしに近づいた。

近くに来たから分かったけど女の人だ。

その人はダンボールの中を覗き込む。


「猫ちゃん、起きた?

嫌な夢見てない?」

と言った後、わたしを撫で始める。 ちょうどなでて欲しいところをなでてくれるので

気持ち良くなり、

あくびをしてまた目をつむった。









この時のわたしはまだ知らない。

これから大変になる事を

そして、ずっと避けていたことに向き合わなければいけないことを


そして、最初で最後の魔法少女のマスコットをやることになることを

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