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雲郷、閉ざされしトイレ![その1]

前・後編ものが続きます。

ふぅ~。俺は吐息までも美しい……。

俺は、トイレまでの道のりで限界に瀕していた。こぼれる吐息、流れる冷や汗……。この今の俺の美しい状態を見たら、彼のダリも俺を題材にして、絵画にしていたに違いない。


 さぁ、この前の扉を開ければ、いよいよトイレだっっっ!!!


「な、なにぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

思わず、俺は扉を開けて、叫び声をあげた! そう、目の前の扉3つは、厚く閉ざされていたのだ!


 「「「我ら!!! トイレこもり隊!!!!!!」」」

閉ざされた3つの扉からは、そのような声が聞こえてきやがった……! いったい、何者なんだ!? トイレこもり隊!!!!!!!


 「てめーら、なにもんだ!!??」


 「「「我ら、トイレを愛し、尊ぶ者たちなり!!! “ある御方”の命により、食事などのコンディションを整え、このトイレにはせ参じつかまつり候!!!!!!」」」


 な、なんだと……! ある御方ってのは誰だ!? 西園寺か……? いや、あいつはこんな手のこんだことはしないし、できない!!!!! いや、それよりも……


 「てめーら! 命令でトイレにひきこもってるんじゃなくて、本当にトイレしてんのかよ!?」


 「「「当たり前だ!!! 我らは、トイレを愛し、トイレを尊ぶ者!!!! トイレはトイレをする場所、それ以外の使用はまかりならん!!! それは、トイレを使用する者、トイレ自体を馬鹿にすることに繋がるのだ!!!!!!」」」


 や、やべえ……。こいつら、本気だっっっ!本物だっっっ!その心意気や良し!だが、それがお前らの弱点だ!!!


 あの技だけは、使いたくなかったが……。使わせてもらうぜっ!!!


 本気でトイレを愛する漢がいた!

 本気でトイレに行きたい漢もいた!

 両者、本気の本物だ! 雌雄決すはどのトイレ!?


 負けるな!!! 雲郷!!!


つづく


ちなみにトイレこもり隊のメンバーは、ショウ・ペン、タイ・ペン、チュウ・ペンです。

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