雲郷、終生のライバル!
ライバルが!
う~ん、マンダム。
コーヒーを片手に持つ俺は最強にビューティーだ・・・
名前のモーラスという、カタカナにも合うしな。まったく、最近のコンビニのコーヒーはどうかしてるぜ。最高に美味しいコーヒーを低価格でご提供してくれやがる。おまけにパンツも売ってるしな!
キャー雲郷さんよー!キャー!ホントだー!こっち向いて―!
まったく、朝から黄色い声援をもらってしまって困るぜ。これだから、超絶ハイスペックイケメンは困る・・・。やれやれ、こちらも茶色い声援で・・・ん?
「おーほほほほほほ!まったく、朝からうるさい取り巻きがいるのね!雲郷・モーラス!」
こ、この古臭い、お嬢様感あるセリフとわらわら取り巻きがいる人物は!
「西園寺美麗!」
説明しよう!西園寺美麗とは、西園寺財閥のご令嬢のことである!頭脳・容姿・出自に及ぶすべてが美麗かつ華麗!非の打ちどころがないお嬢様なのである!しかし、学校の成績では、雲郷に一歩劣り、それを不愉快に思っている!ちなみに性格は悪い!
「おめーも取り巻きがいるじゃねーか!西園寺!」
取り巻きは男も女もおり、各々のポーズで西園寺に忠誠を誓っている。
「お黙り!まったく、小市民は本当に揚げ足をとるのがお上手なことですこと!今日はから揚げでも食べようかしら!行くわよ!マキ!」
すると、西園寺は越マキに、ほら貝を鳴らさせ、歩いていった。まったく、騒がしい女だ…。美しくねーぜ。
家が金持ちでもよぉー。心が貧しかったら意味ねーぜ!
かっこいいことを言っているが雲郷、漏れてるぞ!!!
雲郷、勝利!!!!