リザードマン達の事情?!
アングリーマッシュ達の集落にやってきたロウジ達一行。
そこでアングリーマッシュではない者達と出会います。
どうやら件の問題は彼らが持ち込んだようなのですが。。。
「さて、お待たせしてしまい申し訳ありませんでしたな」
まずは壇上のマシュさんがそう話を切り出す。
「あ、はい。あ、い、いえ。大丈夫です。」
あ〜。
多分こういう時大人ってすんなりと対応する言葉が出て来るんだろうなぁ、親父なんかも待たせたり待たされたりを繰り返してるはずだけど、考えてみたらすごいな、などと考える。
「はい。大丈夫、ですよ?こちらこそそちらにょ、ノサカさんを引き止めてしまって。」
良かった、リンがフォローしてくれたよ。
「ふむ。まぁ、皆さんにはこの場所について知りたい事や聞きたい事など結構な数あるでしょうからな。ですから質問疑問には後で答えることにしまして先にあなた方をこちらに招いた事情から話させて頂きたいのですが。よろしいですかな?」
「・・・あ、はい。大丈夫です。どちらにしろそれを聞かないとどうしようもないと思いますので。」
皆の顔を見て、それで構わないかという確認をしてから俺が答える。
・・・うん。なんだかんだで俺がリーダーみたいな感じになっているのは・・・まぁ、別に良いか。
「フム。お前がリーダーカ。俺の名はルドルフダ。さぁ、では腕試しといこうカ?」
「は?」
マシュ村長を背後にやり俺の前に出ていきなりそんな事を言ってきた翠っぽく光るウロコをしたリザードマンに対して俺は阿保のように顎を前にし聞き返してしまう。
いや、だってさぁ。
カフィー=ルドルフ
分類: 魔物
種族: リザードマン
称号: 翠色の拳士
属性: 水 土
状態: 気に食わん
HP: 642/655
MP: 233/233
体力: 69
気力: 72
腕力: 98
耐久力: 67
知力: 77
精神力: 42
敏捷性: 68
幸運度: 50
職業
拳士LV.23 村人
村人・・・腕力バカ?としか例えリザードマンでも言えないようなステータスしているし。
それに、だ。
ボシン=ルドルフ
分類: 魔物
種族: リザードマン
称号: 次代のホープ
属性: 水 土
状態: 兄に相対する様子を見ていよう
HP: 885/885
MP: 444/446
体力: 90
気力: 79
腕力: 89
耐久力: 88
知力: 84
精神力: 75
敏捷性: 78
幸運度: 35
職業
拳士LV.19 衛士LV.28
うん。
兄に相対する様子を、というのは俺の、俺達の事だろうな。
ラストネームが一緒だし兄弟なのか。
こちらはもう少し青が濃い色のウロコをしたリザードマン。
弟の方が確実に強いだろうになんでこっちの村人の兄の方が前に出て来るのだろう?
・・・・拳士と衛士の弟に対して戦士と村人の兄か・・・俺はどうするべきなのかな?
「腕試し、ですか?何をすれば?ちなみに自分は剣は持ってますが魔術士的な・・・と、言うか精霊使いなんですが。貴方も今は素手ですよね?ええっと、カフィーさん?」
魔法でズタズタに、なんてわけにはいかないよなぁ。
「アン?カフィーはやめてくれ。ルドルフ、と。腕試しと言ったらこれダロウ?人族にはわからんカ?」
と、右の拳を前に突き出すリザードマン、カフィー。
「はい?これ、ですか?」
俺も右の拳を突き出す。
「おう!そうダ!さぁ、良いカ?」
「は?」
後ろに引かれる右手。
ブォォンッと再び同じコースで突き出される拳。
「っ」
俺は訳が分からずただ間に合せるためだけになる。
少し腰を捻る感じで拳だけを合わせに行く。
グゴシャァァ
「グッ!ガァァアアアッ!」
当たった!と思った瞬間に変な感触がして急いで腕を引き戻すカフィー=ルドルフさん。
辺り一面に青い液体が飛び散る。
「兄者!」「なんと!」「うわ」「ほぉ」
「「あ〜あ」」「あぁ〜、・・・うん、なの」「あぁ〜。」
「あっ?」
ルドルフさん、いや、カフィーさんの右腕が先から、拳からめちゃくちゃに潰れていた。
・・・・あ〜、俺がやったのか。
うん。別に硬いものを殴ったような感じも無かったし特に俺の手には異常は見当たらないかな?
右手をグーパーグーパーさせて確かめてみる。
「あ〜。えぇぇっと。・・・あ、どうぞ。」
低級回復薬を渡そうとバッグから出したのだけど怪我の程度と相手の様子から手渡しよりもそのまま掛けた方が良いかと思って瓶の蓋を開けてそのまま中身をかける。
「ガァァア・・・・ム?」
光と共に治っていく腕の傷を不思議そうに見ている。
「急いで低級の回復薬を使わせて貰いました。アイテムボックスとかは持ってない、ですよね?」
分類に魔物、と出て職業が拳士だからリザードマン達が冒険者で武器類をアイテムボックスにしまっているというのは多分俺達の勘違いだったんだろう。
腰に小さな・・・リザードマンの体躯からすると小さなポーチをつけているが瓶のようなものは多分無さそう。
「ム?ウム?アイテムボックスナド人間の街で就くような職業でなければ持てないダロ?ワレラは元々森に住む種ダガここに来てからは外に出た者など居ないからナ。・・・リザードマンの冒険者は居るのかもしれンガワレラハ知らん。我らも得たモノは確かにあるのダロウガ失っているモノも多いノダ。」
右手をグーパーグーパーさせながら呟くように言うカフィー=ルドルフさん。
・・・・うん、ごめんなさい。
意外に知的な感じでビックリしているよ。
「なるほど〜。ちなみに鑑定なんかは?どうなんでしょう?」
そもそも鑑定してお互いの能力を把握するだけでも良かったような気がするんだよね。
「ム。カンテイ、カ。そこに居るのはワレノ弟なのダガ。ヤツと長以外は使えん、イヤ、そうではなく使わん、ナ。」
「使わない、ですか?」
使い始めたら便利だと思うんだけどな?
「ウ、ム。性に合わん、のダロウナ。相手の事はオノレで確かめる。勝てれば相手の方が弱く負ければ相手の方が強い。数字などはアテにならんしアテにはしない。ワレラはそんな感じダカラナ、そしてワレもまた負けた。まぁ、そういうことダ。よろしく、ナ。」
そう言ってまた右手を出してくる。
・・・・えっと。
「よ、よろしく、です?」
恐々と、なんで俺の方が恐々と出すのか分からないけど俺も右手を出す。
と、グワシと掴みその手を大きく振りだす。
「うわっ、わっ、わっ」
いや、握手、なんだけどね。
「はっはっはっはっ。バランス感覚はあまり優れていないカ?そんナではすぐに転ばされてしまうゾ?」
歯を出して口を大きく歪めて笑うルドルフ兄。
うん。正直迫力ありすぎて怖いよ。
それにやっぱりウロコ。
近くで改めてしっかりと見ると蛇のようなテラテラ感と言うかヌメヌメ感があってやっぱり気持ち悪い。
さすがに面と向かっては言えないけどね。
怖いし。
「あ〜、いやぁ、二足歩行だと長めの尻尾があった方が安定感はありそうな気もしますね〜。」
観察しながらそんな事を思いつつもそう答える俺。
体幹は、まぁ、普通に自信がある方ではないからなぁ。
坐禅とか鐘つきとかも別に後継でもないし、と結構いい加減な感じでやっていたから本来なら真面目に長年やっていたら少しは鍛えられていたのかもしれない部分も鍛えられずに来たから・・・まぁ、真面目に受けていた体育の授業とこっちに来た時の能力補正でどれだけ鍛えられたか、結果はこの通りみたいな感じだね。
「ハッはぁ〜!ダロゥ?尻尾なしとありジャァやっぱり尻尾があった方ガ格好も良いしナ!」
そんな意図はなかったんだけどなんか更に機嫌が良くなって歯の見える割合が大きくなるカフィー=ルドルフさん。
「フッ。兄者。相手を嫌う素振りを見せていた上で負かされた者がそんなに嬉しそうに相手と語らうと皆から何を言われるか分からないゾ?」
俺達の所へ来たリザードマンの弟、ボシンさんがやはり、歯を剥き出しにして兄のカフィーさんにそんな事を言った。
・・・・リザードマンは怒らせるとどんな顔をするんだろう?
なんか笑顔がすごい迫力があるからあまり仲良くなるのも・・・慣れれば愛嬌があるとか感じるようになる、のかなぁ。
「ハァッハァッ!俺より弱いヤツらがナニを言おうが気にするモノかよ?それよりもドウダ?俺を当て馬にしただけの甲斐はあったと思うガ?」
右手を握り親指で自分を示してなかなか男前な事を言うカフィーさん。
多分得意げな顔をしてるんだろう。
「フッ。そうダナ、兄者。ワレラよりも弱いモノ達の言葉に振り回される事はないな。サァ、そういうわけダ。ワレラとともに来てもらおうカ、人族の勇士ヨ。」
「はい?」
えっと?
何がどういうわけで何故一緒に行くという話に?
それにどこへ?
ボシンさんはそのステータスから知的なのかと勝手に思ってたんだけど、どうやらそういうのは関係無しにやっぱり兄弟、という事なのかな、体当たり的、場当たり的な考え方を由としてしているのかもしれない。
あぁ、いや、兄弟とかじゃなくて、種族特性とか部族特性とかいう可能性も否定は出来ないか?
「フッ。オマエ、ロウジ、か?人族とは思えヌほどの能力値をしているナ。オレとしては予想した結果に満足ダガ最初から観察していて思ったノダガ、スグに顔に出るのはワレラハ好む上に面白いと感じるガ普通は良いノカ悪いノカは・・・特に人族の間ではわからん事ダト思うゾ?」
高い能力に胡座をかいてないで気を付けたらドウダ?、と歯を出して言ってくるボシンさんの目は、うん、多分笑っている。
ごめんなさい。目を見たら分かるかも、と思ったけどやっぱりリザードマンの表情は読めないよ。
「はい。・・・そこはまぁ、意識して治していきたい部分ではありますね。何人からか言われている事なので。」
「フム、なるほど、ナ。本当二オマエハピアリス様に選ばれたのダロウ。わかった。ではワレラとトモニ行こうではナイカ。さぁ、行くゾ?」
そう言うと顎をしゃくって(長い顎だけど)俺をどこかへ連れて行こうとする。
「へ?どういう事、ですか?」
「ム?ワレラハオマエからすれば魔物。ダガ、オマエからは敵対する意思どころカ魔物ダカラと蔑んダリ下に見るような気配も感じナイ。だからソウ思ったのダガ。」
違うノカ?と聞いてくるけど。
「あ、いや、そこじゃなくて。行くぞ、ってどこに?何をしに?ですか?何も聞いてないんですが。」
それを聞く為に俺達はここまで来たんじゃなかったかな?
そもそも何に困ってるのか何も聞いてないよ?
「ウ、ム?アァ。ソウダッタソウダッタ。スマンナ。それらをワレラの口から説明するために村長に連れてきて来てもらったのだったナ。なにぶんこんな二、人族と普通に気持ちよく話が出来るナドとは思わなかったものデナ。ワレも気分が昂ぶっていたようダナ。スマンスマン。ウム、そう、ダナ。よく見ればマシュ村長も呆れて待っているようダ。では改めて事情の説明をしようカ。ソコに座ってクレ。」
と、言ってさっきまで俺が居た場所を指差す。
「あ、はい。っっ」
なんだよ〜、とか思いながらも可笑しくなって笑いが漏れる。
「フッ。まぁ、こういうこともある。ワレラがただの魔物ではない証拠トデモ思ってくれれば構わないゾ?」
そう言って俺の肩を後ろから叩いて追い越す形で壇上に戻って行く魔物であるリザードマンの兄貴、カフィー=ルドルフさん。
うん。
リザードマンって敵対的だったり友好的だったり色々な物語によって違うけど、少なくともこの世界のリザードマンとは仲良くなれそうかな、と感じた瞬間だった。
「う〜ん。仲良くなった、なの〜?」
「あ〜、うん。そう見えた?結構、かな?」
人差し指を口に当てて聞いてきたフェアにそう答える俺。
「あはは。あのままどこへ連れて行かれちゃうにょかと思ったよ。・・・なかなか気さくな感じ?上手く付き合えそうかにゃ?」
「はは。俺もビックリしたよ、いきなりだったから。まぁ、仲良くはなれそうじゃない?なんと言うか・・・魔物、っていう感じもしないし。それよりも皆、見てないで何かフォローしてくれたって良かったのに。」
ちょっと言葉を選びながらリンの言葉に返答する。
ついでに少し愚痴をこぼしてみる。
「あ、あはは。わたし達が近寄るとなんか叩き落とされそうな気がしたのでぇ〜。」
「あはは。ロウジがあまりにも楽しそうに、親しそうに話してるから邪魔しちゃ悪いかと思いましたよぉ?」
「なんか仲良さそうだったの〜」
「本当。なんか邪魔しちゃいけにゃいよにゃ雰囲気だったよにぇ〜?」
「むう。」
エリーの怖がったから、という理由は納得いくけど・・・・確かにカフィーさんの方は実際に話すまでは無造作に叩き落したりしそうな感じはしてたからね〜。
いや、無意識のうちにやりそうなのは会話した後も変わらないか?
でも、そんなに打ち解けてるように見えたのかな?
「わたし達は〜、相手が人とはほとんど、か全く触れ合ったことがない魔物と考えて一歩ひいていたんですけど。ロウジはぁ、なんかそんな事を気にせずに?最初からリザードマン達を、いぇ、アングリーマッシュ達に対しても同種に対するような話し方、接し方をしていたようなぁ、そんな気がしました、ね。それをあのリザードマン兄弟・・・兄弟だというのにはビックリしましたが、彼らには嬉しかったのではないでしょうかぁ?一気に仲良くなった様に思いました、よぉ?」
そんな疑問が顔に出てたのか(また?)アリーがそんな風に説明をしてくれた。
「ふう、ん?そんな感じに見えてたんだ?ん〜。まぁ、そんな風に見えてたなら納得も・・・出来るのかなぁ?まぁ、確かにアングリーマッシュよりもリザードマンの方が俺としては接しやすかった、というか接しやすい気はするね。ちゃんと会話出来るわけだし。」
とはいえ、あんまり間近であのテラテラした身体を見るのは気が進まないかもしれないけど。
「あぁ、いえ、アリーが言ってるのはそういうのじゃなくて〜。あ〜。まぁ、ロウジにとってはそれが普通、とぉ、いうことでしょうかねぇ〜?」
「うん。そうだと思うにゃぁ。」
「で、しょうねぇ。」
「うん!だと思うの〜!そう、なの〜?」
「え?あ、いや?なの〜?と聞かれても?」
エリーが俺以外の皆の賛同を得た反面、俺はフェアの独特の「なの〜?」に戸惑うばかりだ。
あ、いや、言ってる理屈は分かるんだけどね。
要は魔物だから、とかリザードマンだから、キノコだから、とか区別しないで普通に相手に接しているのを褒めてくれている、というよりは凄い、とか感じてくれてるんだろう、単純に。
まぁ、でもそれはある意味誤解混じりで。
俺にとって魔物って恐怖したり憎んだりとかする対象じゃなくてむしろ討伐するか仲間にする対象という認識だったのが更にこっちへ来て無闇矢鱈と攻撃してはダメ、と言われてしまったから「じゃぁ」と選択した結果した行動なだけなんだよね、多分。
「・・・だから、もし大切なものとか人を傷付けられたりしたら俺の対応はすぐに変わるものなのかもしれないけど」
「「ん?」」「え?」「なの?」
「あ、ごめん。うぅん?独り言。」
うん。
思わず漏れちゃったけど俺のコレはある種の現実を知らないから、なのかもしれないし、ある意味平和ボケの齎したものなのかもしれないから・・・普遍的なものかは正直俺にも分からない。
「まぁ、それで上手く回るにゃら今は良いんじゃにゃい?あたし達にとってはロウジってそんな感じだし?」
「え?・・・あ、うん。そうだね。そうは思うよ。」
リンが言ってきたその言葉に少し面食らいつつも確かにな、と思って頷く。
「ふむ。この2人が先走ってすまなんだの。そちらも落ち着いたようだし改めて話をさせて貰って構いませんかの?」
アングリーマッシュの村長であるマシュさんが壇上から俺達に言ってくる。
「あ、はい。すみません。お願いします。改めて。」
考えてみたらマシュさん達アングリーマッシュの面々は壇上から俺達のやり取りを眺めていただけなのか、静かに。
う〜む。
「フム。ではワレラが何故ココに来たのカ、からだ、ナ。そもそもワレラはこの区画ではナクその先にある道を更に行った湖のある森に住んでいる。」
「この区画ではない?」
「湖?」「湖にょある森?」「森に住んで?」
何からツッコンで良いやら、だよ、ほんと。
「ン?ナンダ?」
説明を始めた弟の方、ボシンさんが不思議そうに聞いてくる。
・・・首を傾げると言うか本当に首を前に出して捻るような感じで聞いてくる。
多分、不思議そうに、と思う。
「あ、いえ。その。湖の周りとかじゃなくて森に住んでるんだな、と思いまして。」
リザードマンてさすがに水生じゃないにしろ両生類に近いイメージで湖とか沼地に住んでるような感覚があったんだけど。
俺がまず引っかかったのはそこなんだよね。
まぁ、その前にビックリした部分はあるけど、先にリザードマンに関する事を聞いておきたいと思った。
「ム?あぁ。なるほどナ。リザードマンが水辺を好むのは確かタガ別にワレラハ食べ物を選り好みしないので、ナ。あ、いや、先代までの者たちであれバどうしてモ魚が食べたい、魚でなけれバ、などと言っていたかもしれないガ。幸いにしてここには魚も肉はもちろん、安全に得られる食べ物は意外に豊富なものだから、ナ。」
「あぁ〜。なるほど?」
つまりはここで暮らしてから食生活が変わった、と。
それに意外に雑食なのか。
「フム。それにダ。ここは確かニ、三階建ての建物デハあるのダガ、各階層の広さは桁違いに変わっているのダゾ?とはいえ二階と三階は居住区画が主ダカラナ、街としては常識的な広さデハあろうガ。一階は比べてしまえばかなり狭いからナ、下りてくるとその違いに驚くダロウ。」
「あ〜。」
街。街かぁ。
遺跡、でピアリス様が「機能していた時代を知ってる」なんて言ってたから工場とか何かしらの施設を最初は想像してたんだけど、避難して来た、とか言ってたし。街として機能するまでの規模を持っているとはなぁ。
「じゃぁ、俺達が歩いた場所なんかまだまだ遺跡の一部ということかぁ。」
なかなかに衝撃の事実だったけど驚くのは本題を聞いてからであったのは言うまでもない。
「ウム。それで、本題の魔力溜まりとそれから生まれたモノについてなのダガ。フム。人間がやって来たというのハ・・・ピアリス様の思し召し、という事になるのカ。」
そして本題が始まる。
お読みいただきありがとうございますm(__)m
お待ちくださっていた方々ありがとうございます。
続きは結局今回展開が進まず鈍くなってしまったので今度は早めにお送りしたいと考えています。
申し訳ありません〜( ;´Д`)