キノコの村にて?!
キノコ、アングリーマッシュの集落に招かれたロウジ達。
二階で暮らしているのだという彼等に対する興味も警戒も尽きる事はありません。
いくつか質問をし、会話もしますが、果たしてロウジ達の疑問は解消されるのか?
どうなりますやら。
「ではもう2人ほど連れて参りますので少々お待ち下さい」
適当に前の方の丸太に腰掛けて待つように言われる。
「あ。その前に聞いても良いですか?」
2つほど気になった事があるんだよな。
「あ、はい。なんでしょう?自分ですぐに答えられる事であればお答えしますが。」
「あ、はい。実はさっきの話で気になったのですが。140年くらい前にここに避難をされてきた、と言ってましたが・・・?」
どういう事でしょう?という意味を込めて首を傾げながら聞く。
「あぁ〜。あなたはまだお若いですしね。・・・150年前の大戦についてはどのくらい知っているのでしょうか?」
少し肩?身体を縦に揺すったのは笑った、のだろうか?
そんな風に返してくる。
「・・・あぁ、確か魔族、魔王が攻めて来て戦争になったんでしたっけ?」
聞かれてから思い出したけど150年前って確かそんな話があったはず、と思い出すと同時に納得もいった。
「はい、そうです 。魔王は倒されましたが、それで逆に各地に広がった魔族達、魔王軍の残党達は好き放題やり始めたんです。魔王は魔で無い者達は滅ぼす。けれど人族に友好的であろうと魔であれば関係なしに保護をしていました。それが魔王が討たれた事で我々のような魔物は人族からも魔族からも敵として、あるいは虐げるモノとして追われる事になってしまったのです。我々の先祖もそうであったようでして。あぁ、我々、つまりアングリーマッシュという魔物になりますが。見た目が様々な者たちが居りますがだいたい寿命は同じくらいでして30年から40年程になるので5世代くらいは前の話になるのですね。それで、あぁ、前魔王大戦の話ですが。我々の先祖は大人しく森と共に暮らしていければ良いという一族・・・一族と言って良いものか集団と言うべきかは分かりませんが、アングリーマッシュでも他の者たちとは違い人族に対しても何も思う所の無いという集団を形成していたのですな。それで、庇護していた魔王が倒されてしまったために他の魔物や魔族達からも襲われ始めてですね。この遺跡、いや、当時は地下に造られた1つの街として機能していたのですが、ここに避難して来たわけですね。」
と、ここで一旦話を止めてこちらの顔を見るので俺も確認をする。
「街、だったんですか?この遺跡が?丸々?」
確かにこの二階はドアが多いと感じてはいたんだけど、三階層あるとは言え街というには狭いような気もするんだよなぁ。
「一階、二階と歩いて来ましたけど・・・あ。部屋に実際に入ったのは一階の2、3箇所だけなので本来の広さは理解出来てない可能性もありますが。入った部屋も家族単位で過ごすには適してなかったように思いますが、街の人達はどういう暮らしをしていたんでしょうか?」
入った部屋は全て机のようなもの(朽ちていて断定が出来ない)と棚や多分ベッド、寝台しか置いていなくて大した居住スペースがあったようには思えなかったからね。
あれはどう考えても一人部屋だと思う。
「あぁ。一階しか見ていないのですね?でしたらその感想は仕方ないと思います。最下層は神殿や宝物殿、役所なんかが置かれた主要階になりまして。・・・まぁ、今は例の問題がありますのでピアリス様から立ち入り制限がかけられてますが、それはもう一つの階のみで街と言えるだけのものを形成していました。あなた方が見て回った一階は外との玄関口であり、住んでいたのは戦士達や漁師、学者や冒険者などのやはり外と頻繁に行き来する者達でしたから一人で住む者用の住居や宿舎のような建物がほとんどなのですよ。まぁ、口が悪い者などが『捨て階』などと言っていたりもしましたが、正にその通りでして、最初は階段。次は一階を破壊してでも下層を守れ、というのが・・・あぁ、えぇ、この街、の基本理念でした。一階は何度も修復や改装をされていましたから造りも見た目もこちらとは少し違うように感じられるはずです。はい、なんでしょう?」
俺が聞きたそうに、不思議そうな顔をしていたからだろう。話を振ってくれた。
「あ、はい。えぇと。いくつかあるのですが。まず、ですね?俺達、自分達が下りてくる時には一階から二階への階段へは真っ直ぐ進むだけだったはずなのですが・・・あれで防衛になるんでしょうか?それに・・・三階層には行けないんですか?さっき階段で下から来たバットと遭遇したんですが・・・」
ピアリス様は最下層について何て言ってたかな?
それに、本当は一番聞きたい事は別にあるんだけど・・・なんか怖くてなかなか聞けない。
「あ!それと。アングリーマッシュである貴方達やもし、他の魔物が住んでいたにゃらわかるんだけど、ここの人達はあまり外に出る事は・・・無かったにょかにゃ?ひょっとして魔物にょ街だったりした?」
あ。
リンが横から俺が聞きたかった事を聞いてくれたよ。
そうなんだよね。
一階が良く外と行き来する者達の住処になっていた、というなら二階より下の住人は・・・特に神殿やなにやらが集まっているという最下層の住人はあまり行き来しないということになるよね。
・・・外と行き来しないって、ここは地下で。しかも地下三階とか。
人は光合成に似た感じで太陽の光で体調を整えているから一定期間陽の光を浴びないと心身ともにおかしくなってくるというよね。
地下でずっと・・・いや、頻繁に外へ出ないというだけかもしれないけど、あまりに陽の光を浴びないというのは正直考えられないと思うんだ。
そう。人族や亜人種なら。
だから今リンがしたみたいな疑問が浮かんだんだけど、どうなんだろう?
「はい?・・・あぁ、なるほど。今の・・・この街しか知らないと確かにそう思うかもしれませんね。まずロウジさんの質問にお答えしますが。上の階層が今の形になったのはほんの、40数年くらい前の事なのですよ。まぁ、その時に階段部屋周りを一斉改築したわけですね。攻められたり迫害されたりといったことが無くなり街の住人が外の世界に移り住むようになってからの事なので今の形で問題が無いのです。それにバットは洞窟などに住み着くモノが多い上にこういった地下ではジャイアントバットやポイズンバットなどの魔物は生まれやすいですからね。バットと遭遇するのは仕方ないかと。そして三階層について、ですが。行くだけは行けますが、ピアリス様の置かれた番人が所々に居ると言うことと、精霊達が監視として動き回ってますので基本的にピアリス様からのお許しが無い者では先に進む事は難しいと思いますね。逆にこちらから聞きますがあなた方は大丈夫なのでしょうか?」
おっと。
話を聞く事に集中してたら逆に質問されてしまったよ。
・・・う〜ん?
でも、なんと答えれば良いんだろう?
「んん〜?ピアリスちゃんからは奥の間?には絶対に入らないように、近付かないように、って言われただけ〜・・・なの〜?」
あらら。
ガクッ
フェアが何かを、多分ピアリス様、ピアリスちゃんから何て言われたかを思い出しながら喋っていたんだけど、相変わらずの調子で最後が疑問系で終わったから皆して脱力してしまう。
だから、というわけでもないけどフォローとして思い出した・・・フェアの話を聞くまで忘れてた・・・事を話す。
「あ。はい。今フェアが言ったように最奥の間?で良いんですかね?そこには近付かないように、とだけ言われたので三階に下りて歩く分には許可されてるのかな?と思います。」
うん。三階に下りないようには言われてなかったから、大丈夫なはず。
・・・ピアリス様はシヴァ神と少し似た性格をしていると感じる事はあるけどその辺の信頼度は全然違うと思うから言い忘れとかは無いだろう。
「ん〜にゃ、でも、なにか驚かせようとわざと伝えてにゃい事、なんかはあるかも?」
「「「「「あ〜〜。」」」」」
「ん〜。それはあるかも〜?なの〜?」
見事に話をしていた人間、人外も居るけど全員の気持ちが一体になった瞬間だった。
つまりは「ピアリス様ならやりかねん」
言い忘れたりはしないと思うけど故意に言わなかったり伝えなかったりする可能性は正直低くない気がする、というのが正にこの時皆の頭に浮かんだ事だろう、と思う。
実際に遺跡内で危険があるのかどうなのかも実は俺には危険がある、かも、みたいなすごく遠回しな言い方をされた記憶があるしなぁ。
びっくりしたのはアングリーマッシュの・・・あぁ、これだけ親しげに会話が出来ているのだからいい加減に名前を聞くべきだろうな。
「※※#€〜?ノカサ〜?カッサーノ〜〓☆∇〻⁑⊆〜?」
「は?」「はいぃ〜?」「なににゃに?」「おぉ〜!今行くけんな〜!」「な、んなの〜?」「な、な、なんでしょうかぁ?」
名前を聞こうか先に質問の答えを聞こうかと話しかけようとしたらマシュさんが歩いて行った方向から大きな低音の声・・・音?が響いて来て、それに返事をしたようなキノコさん。
返事、したよな?
自動翻訳があるから多分魔物の言葉でも理解出来るんじゃないのかな?と考えてた俺にも全然言葉には聞こえなかったよ?
「いや、申し訳ありませんね。先程話したもう一人が待たされているが自分は今からどうするのか、とゴネ始めているみたいでして。また一通り終わりましたら宜しければ話をしましょう。では、申し訳ありませんが少しこのままお待ちください。」
頭・・・頭で良いんだよな?カサ?を下げて挨拶をして小走りに住居がある方へと行ってしまう。
「・・・自己紹介もせずに行っちゃったにぇ〜」
リンが見送りながら、と言うか呆然としながらそんな事を言った。
「あ。多分名前はノカサさんかとおもいますよぉ〜?」「名前はノカサ、なの〜」
「ノカサさん、ですねぇ〜」
「へ?」「んにゃ?」
な〜ぜ〜。
いや、確かにそうなのかな?という感じはしたけどさ。
「あぁ〜!私たちにもさすがにアングリーマッシュになりたてのモノ同士の言葉は分かりませんがぁ、さすがに今のは呼び掛けたものだと分かりましたから、ねぇ〜」
アリーがそう説明してくれる。
・・・う〜む。
・・・・あ。
《所持スキル 》
鑑定 解析 現地言語理解 古代言語理解 ・・・・・
【現地語理解】
どの地域を訪れてもそこで使用されている現地語を理解して会話する事が出来る。地方の方言で困る事がなくなる。
ただし自分が話す場合は意識しないと共通語で話す為に相手が共通語を全く知らない場合は会話が成立しない場合もあるので要注意だぞ?
【古代語理解】
どこの国、どこの世界であろうと『古代語』と呼ばれる言語を理解して意識をすれば会話もする事が出来る。
古代語、な。まぁ、昔に良く使われてた言語だな。つまりは神が使用している言語だったりもするわけだが。うむ。
「あ〜。勘違いしてたや。魔物の知識は魔物図鑑でしかないし、俺の言語理解は大した事がないんだ。魔物の言葉は全く分からないのか〜」
がく〜っと脱力しながらそんな事を口にする。
「はいぃ?普通は魔物の言葉を理解出来るなんてことは・・・あぁ、ロウジは精霊使いですからそんなに不思議ではないのですかぁ。召喚士でも目指すのですかぁ〜?」
アリーが首を捻りながら俺に聞いてくる。
「・・・召喚士!?そんな職業が?ありそうで無いのかと思ってた。」
シヴァ神て親切なようでいて抜けてるし最低限の事しかしない感じだしな、俺が欲しいとか存在するのかどうか、とかを聞かなかったから何も言わなかったんだろうな。
しかし、召喚士か・・・・・いや、確かに精霊使いならあまり違いはない気もする、か?
俺の場合その気になればピアリス様も喚ぶ事が出来るわけだし。
むう。
「なんか難しい顔をしてますがぁ〜、基本的に相手と契約を交わしていつでもどこにでも来てもらうようにするのが召喚士なので〜。」
「ピアリス様とも契約してるロウジにはあんまり意味がないような気がしますがねぇ〜?」
エリーが少し呆れながら?説明しようとしたのを途中でアリーが引き継ぎ軽く俺にツッコミを入れる。
と、言うか。
「あぁ、やっぱりそこかぁ。そう、だよね〜」
それに誰にも言えないがひょっとしたら世界最凶の神様も喚ぶ事が出来ると思うからね〜、俺は。
・・・うん。すでに最強召喚士、なのかもしれない。
などと考えてみる。
「あ〜。うん。やっぱり召喚士は別に良いや。なんか怖くなった。」
「怖く?ですかぁ〜?」「召喚士、こわい、なの〜?」「怖くなった、ですかぁ。やっぱりロウジは変わってますねぇ〜」
「ロウジはそこで怖くにゃるんだ。」
「いや、だって、ねぇ?」
どこかの陰陽師みたいに前に破壊と創造の力を持つモノ、後ろに自然の慈しみと厳しさを持ったモノを、なんて召喚して戦った日には・・・・うん、軽く世界が何回か切り替わるよ?きっと。
怖い怖い。
「それにしても遅いですねぇ〜」
俺がシヴァ&ピアリスを召喚した場合の幾つかのシミュレートを頭に浮かべて、召喚相手にフォレスタさんが加わり、何故かヴリトラやヤマやカーリーまで加わってパーティ編成が段々と楽しくなってきた頃エリーが俺の左肩で足をブラブラさせながらそんな事を言った。
ちなみにフェアは俺の膝の上に乗ってやはり足をブラブラさせていた。
い、いつの間に。
軽い、と言うか俺に負担をかけない為か少し浮き気味でいるのか考え事を終えて気が付いた後もほとんど重さを感じないのはビックリなんだけど。
アリーとリンは隣の丸太に座って遺跡内の森や公園について話をしているようだ。
なんか。
うん、なんか取り残されたような気分だよ。
「あ。来た、かな?」
耳をピクピクさせて・・・・む・・・ネコだ。ネコが居る。
リンが正面を見たまま言った。
「ん?来た?足音?聞こえる?」
俺には分からないや。
と、マシュさん達が行った方を見ていると、
確かに4人、5人の姿が見えた。
「2人程連れてくる」と言ってた気がするけど・・・まぁ、気にしないで良いか。
だが。
「ロウジ。警戒。ロウジはいつでも魔法を使えるようにしておいて?多分大丈夫だとは思うんだけど・・・あれは「リザードマン、ですねぇ〜」にょよ。アングリーマッシュにょ後ろから歩いてきてるにょはリザードマン、だよ。」
「・・・あ〜。うん。分かった。危険を感じたら即攻撃、だね?多分大丈夫だと思うけど、ね。了解。」
もうマシュさんとノカサさん?2人がリザードマン2人を連れてリザードマンの背後にもう1人アングリーマッシュがついて歩いて来てるのが見て取れる。
あれは単純にアングリーマッシュの歩き方や歩くスピードに合わせる方法の一つの方法として、のような気がする。
・・・足、というよりも身体を揺らして全身で歩く感じなんだもんな。
正直ゆったりスピードとその独特な歩き方に少しつられる形で逆に疲れるんだよね。
それが1人背後に居る事で変な一体感が生まれるとか。
あるいは前と後が連動しているという意識から真ん中の自分達は自由に動けるとか。
いや、実際の所は気分的なものかもしれないし、分からないけど。
とにかくリザードマン、だ。
色々な作品に登場する彼等の容姿は大きく違う事は無いけど、所謂ドラゴン系なのか蛇系なのか、主にウロコや外皮の感じが違う場合があると思う。
今俺達が見ているのは蛇系とワニ系・・・ごめん。ドラゴン系と言っても見た事が無いから比べられなかったよ・・・その中間、と言うべきだろうか?
ウロコ自体はゴツゴツした感じで1枚1枚が分かる、その気になれば数える事も出来そうな気もするんだけれど、テカテカ、テラテラしていて。
明らかに触るとヌメっとするんだろうなぁ、というのが分かる・・・・うん。つまりはあまり見ていて気持ちが良くなるような外皮ではない、と。
「リザードマン、かぁ。武器は斧かな?槍かな?剣かな?」
リザードマンと言えば意外に器用で巧みになんでも、魔法でさえもこなす種族、というイメージがあるから少しワクワクしながら呟く。
「槍かぁ斧、あれぇ?そういえば武器はしまっているみたいですねぇ?持っていないみたいですぅ?」
「あれぇ?ほんとぅ、ですねぇ。珍しい、です、ねぇ。」
エリーが俺の質問に答えようとしたのだろう、俺の肩から飛んで数メートル前に出て帯剣、で良いのかな?していないらしいと言うとアリーもそれに追従する。
「冒険者、という事ですかねぇ?」
「冒険者、かもしれにゃいよ?」
「冒険者、なの〜?」
「ん?冒険者?あ。あぁ。アイテムボックスか。」
なんでそう思ったのかな?、と聞き返そうとしたけど思い至ったよ。
アイテムボックスが使えるようになる職業なら武器をどこかに置いて来ているわけじゃないかも、という事だね。
「はいぃ。未だ鑑定が使える距離じゃないですし、ねぇ〜。まぁ、でもそんなにすぐに武器を出して構えて攻撃、なんて事はしないでしょう、けどぉ。」
初対面でそんな面倒なことする意味がわかりませんよねぇ〜、とエリーが・・・本当に意外にエリーは頭が回るんだよなぁ、と感心しながらそんなエリーの話を聞いていた。
しかし、俺達の姿を確認したリザードマン2人が立ち止まりマシュさんに何かを言い出した。
「なんで、しょう〜?」
「なんだろ?」
「なんでしょうねぇ〜?」
「聞いてくるの〜」
待ちくたびれたの〜、とか言いつつそちらへ飛んでいくフェア。
「あ!」「あぁ〜!」
珍しくエリーもアリーも出遅れてただ見送ってしまった。
「あ〜。」
まぁ、いつものことだよな、と俺。
「森に住むピクシーにゃらいきなり裂かれたり噛みつかれたりはしにゃいんじゃ?」
大丈夫、とか言いつつも物騒な事を言うリン。
いや、フォローになっているようななっていないような?
「そういえばリザードマンは別に武器は無くても戦えるし強いはずだよね。」
「「あああぁぁああ〜!フェアァ〜〜!!」」
あ。
トドメを刺したのは見事に俺だった。
リザードマンは爪もあるし尻尾もあるしワニのようなその牙はそれだけで凶器だよね。
それに巷に溢れる物語では格闘家のリザードマンも、数は少ないかもしれないけど出てきたはずだ。
「いやぁ〜、申し訳ありませんですな。我々が助っ人として連れて来たのが人族だと言ってなかったので。まぁ。大丈夫ですのでもう少々お待ちください。あ、大丈夫ですね。ではまずは彼等に話をして貰いますので。もちろん共通語で話が出来るので大丈夫ですよ?はい?」
「はぁ。」
それだけ言うとまたマシュさんに呼ばれて・・・マシュさんはちゃんと「ノサカくん」と呼んでいた。
ノサカさん、ではなく、くん、かぁ。
やがて前面の少し高くなっているステージ(教壇にも見える)にリザードマンとマシュさん、ノサカさん4人とフェアが立つ。
さて、アングリーマッシュとリザードマン、か。
それに俺達、猫人族(仮)のリンとピクシー3人娘。
なんか変な組み合わせになってきたけど、どんな話が飛び出してくるのやら。
と、言うかフェアはそっちじゃないだろう?
さてさて。
大っ変!お待たせして申し訳ありません!!
今日も3時間の残業を終え帰宅後またしても小睡眠を取ってしまいましたが、なんとかかんとか形には出来ました(−_−;)
実はこの地下遺跡、完全に朽ちたものではなく・・・いえ、朽ちてはいるのですが(笑)半野生的な生活が出来るくらいには環境はある程度は未だに整っていたりします。
・・・そして、まぁ、ピアリス様の持ち物ですから、ね〜。
ただ、今回は少しイレギュラー染みた出来事が起きているようです。
次話では二階層が抱えるある問題を聞き、即時解決に向けて動き出します☆
更新予定は土曜日になりますm(__)m
・・・・火曜金曜日に休める予定が木曜日に変更、もう1日は休めないかも、という状況ですががんばっていきます〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
活動報告にて更新のお知らせを致します☆