森の部屋?の探索をします?!
地下にある遺跡の中でも活動しているシルフに案内を頼める事が分かったロウジ達。
気持ちに少し余裕が出てきます。
地下にある森を探索してみるのですが、さてさて。
「あ。案内して貰えるにょ?ロウジ、その前にちょっとこの森?探索して良い?」
なんか気持ちに余裕が出て来たからかリンがそんなことを言って来た。
「ん?あ、そうだね。俺も精霊草だけじゃなくて他も探してみよう。」
「みんなで歩き回るの〜!」
「危険は無さそうなのでみんなで手分けしませんかぁ?」
「バラバラに見回ってみませんかぁ?」
「あ、うん。そうだね。・・・うん。ここは危なくないみたい。ちょっとバラバラに行動してみようか?」
「ロウジィ?何か欲しいものあるなの〜?」
「ロウジ?にゃにか取ってくる物あるかにゃ?」
フェアとリンが聞いてくる。
あぁ、ありがたいなぁ。
「そうだね?定番ではあるけど癒せ草と魔力草があれば欲しいね。頼めるかな?」
「任せて!」「んん〜。任せて、なの〜!」
リンとフェアは1人ずつ、あ、いや、フェアに急いでエリーが付いていく。
フェアが真正面に飛んでったからアリーとリンと俺はそれぞれ少しずつ違った方向に歩いていくことにする。
時計を見るべきだったと気が付いたが後の祭り。
森のようになっている部屋・・・多分、だけど体感として1時間ちょっと。
皆で歩き回った結果としてかなり広いがやっぱりちゃんとした?地下遺跡の一部であり岩壁があり、一応は1つの部屋である事が分かった。
ちなみにこれはシルフからも聞いていたんだけど、やっぱり実際に歩いてみないと信じられなかったんだ。
適当に座れそうな木の根っこを探して皆して腰を下ろす。
「リンもフェアもありがとう。エリーとアリーは何にも言わなかったのにキノコ類をこんなに取ってきてくれて嬉しいよ。本当にありがとう!」
癒せ草や魔力草だけじゃなく、なんか色々な・・・フェアとかはあんまり深く考えずに取って来た気もするけど色々と細々と集めて来てくれていた。
「あたしは精霊草もあったから持って来たけど、やっぱり一番使うにょは癒せ草と魔力草だと思ったから。」
「うん。ありがとう、リン。まだ精霊草生えてる場所あったんだね。助かるよ、ほんと。」
「ま、まぁ、私たちは森には詳しいですからねぇ。」
「毒の物もありますけどねぇ〜」
「あ、うん。ちゃんと鑑定してるから大丈夫。いや、ありがとう。ここ、やっぱり元々は公園、緑地公園のようなものだったみたいね。今はピアリス様がゴーレムを作る材料にしてたり森で迷子になった人なんかの為の食料確保の為に管理してるれしいよ。」
精霊草に癒せ草に魔力草、毒消し草に麻痺取り草など。
座って目の前に分かるものと分からないものを別にして置く。
そして、皆は鑑定して持って来てくれているから、と俺は店で見た事が無い草やキノコ類を一応解析しながらシルフから聞いた情報を皆に伝える。
【ヤドクソウ】
森の奥に生える草。茎に毒があり、そのまま鏃を刺して使った事から名付けられた毒草。毒素を抽出し調合にて薬や毒に使われる。また、葉は辛味があり食用として使用する事が出来る。致死性は低いが取り扱い要注意だぞ?茎は舐めるな。
HP回復1. 体力回復1. 気力回復2
【食草 (タベロウ)】
森に生える草。これ自体は薬にも毒にもならないが甘みがあり食べる事が出来る。この食草とはこういった食べる事の出来る草の総称でありこの草の個体名は未だ無い。
食材が切れた時やおやつに「これでも食そうか」という感覚でオッケーだ。
HP回復5. MP回復5
【食草】
森に生える草。これ自体は薬にも毒にもならないが甘みがあり食べる事が出来る。この食草とはこういった食べる事の出来る草の総称でありこの草の個体名は未だ無い。
食材が切れた時やおやつに「これでも食そうか」という感覚でオッケーだ。
HP回復8. MP回復4
【食草 (タベテ)】
草むらや森などどこにでも生える草。これ自体は薬にも毒にもならないが甘みがあり食べる事が出来る。この食草とはこういった食べる事の出来る草の総称でありこの草の個体名はあまり知られていない。
おやつ感覚で「これでも食そうか」と食べてオッケーだ。
HP回復2. MP回復2
【食草 (タベヨー)】
草むらや森などどこにでも生える草。これ自体は薬にも毒にもならないが甘みがあり食べる事が出来る。この食草とはこういった食べる事の出来る草の総称でありこの草の個体名はあまり知られていない。
おやつ感覚で「これでも食そうか」と食べてオッケーだ。
HP回復5. MP回復2
【食草 (タベタ)】
草むらや森などどこにでも生える草。これ自体は薬にも毒にもならないが甘みがあり食べる事が出来る。この食草とはこういった食べる事の出来る草の総称でありこの草の個体名はあまり知られていない。
おやつ感覚で「これでも食そうか」と食べてオッケーだ。
HP回復3. MP回復2
【アオシソ】 (食材)
シソ。ハーブの一種であり香り付けや毒消しとして料理にも使用される。調合にて薬にも毒にも使える万能な植物。
毒を持つ種もあるから要注意。
HP回復1. 体力回復1 MP回復・微. 気力回復・微
【毒草 (クロシソ)】
シソ。ハーブの一種であり香り付けや毒消しとして利用される植物の仲間。だが、これは毒草の一種であり食用としてではなく調合にて薬や毒になる。近年名前が付けられた。
食べるな危険の代名詞であるぞ。
【毒草】
どこにでも生える毒草。食べたりして体内に取り入れた場合に害がある植物の総称として使われる。調合にて薬や毒になる。比較的毒素が弱いこの植物の個体名は未だに無い。
食べるな危険。
あ。
シソか?と思ったらやっぱりシソだった。
しかももう一つは赤紫蘇じゃなくて毒草か。
シソよりも少し細い奴は完全に毒草だし黒っぽい草は要注意かな?
「ふうぅん?獣は見かけなかったよぉ?」
「ふうぅ〜ん、結構しっかりした森なの。」
「ですねぇ〜。ただ、虫以外は見当たりませんでしたが〜」
「虫以外は居ないみたいですねぇ?」
「・・・・食草か・・・・しょくそうか・・・・あ、うん。動物は小動物?モグラ・・・あ、違う?モール?とかミミズ・・・ミミズは小動物?後はスクイレル?っていう奴ぐらいしか居ないみたい。他はやっぱりハチとかビーとか、って一緒でしょ?!アントとかの虫になるみたいね。」
多い物から解析してたんだけど、ちょっと解析結果にショックを受けつつなんとか受け答えをする。
うん。それにシルフの話をそのまま伝えてたら訳わからなくなるよ、俺も。
「う〜ん。魔物化しにくいのを、って選んでるにょかにゃ?」
「う〜ん?あ、いや、生き物を少なく、は考えているみたいだけどそこまで深くは考えてないらしいよ?多分魔物化したときに被害と対処の楽さを重要視してる、って。」
まぁ、シルフが活動してるし今の所は魔力が溜まってたり変に澱んでいたり、なんて感じはしないし、そういった場所も無さそうだけど。
正直どこまで考えてやっているかは分からない気がする。
(フカクカンガエテナーイ)(カンガエナーイ)(カンガエナシカンガエナシ)
気がつくとまたシルフが3人になって騒いでいる。
・・・女3人集まれば姦しい、なんてのは精霊にも当てはまるんだろうか?なんてことを考えてしまう。
(ン〜?オンナ〜?オトコ〜?)(ン〜?ボク〜?)(ワタシ〜?)(アタシ〜?)(ボクワタ〜?)(ボクアタ〜?)(オトナ〜?)((タワシ〜?))(ワタガシ〜?)
・・・・う〜ん。こういうのが入るから伝えられなくなるんだよなぁ。
それと最後のはどのシルフだ?
ワタガシってこっちにあるのかよ?!
(ワタガシワタガシ〜)(タワシタワシ〜)
聞いちゃいないよ。
「ロウジ?どうかした?」「ロウジィ〜?何かあったの〜?」
リンとフェアが聞いてくる。
「ん?いや。ちょっとシルフとの会話が脱線しちゃって。疲れてただけ」
笑いながらそれに答えると意外な反応があった。
「ダッセン?話がダッセン?」「話がダッセン?なの?ダッセン〜?」
「ロウジ?ダッセン?って、なんでしょう〜?」
「ロウジィ?ダッセン?ってなんでしょうかぁ〜?」
え?
「え?・・・話が逸れる、話してた内容が他の話にどんどん行っちゃうことを話が脱線するって言わない?」
慌てて俺も首を傾げながら聞くけど
「ん?話が逸れる、とか話が変わる、じゃにゃくて?ダッセン?なんて言わにゃいよ?ダッセンする、ってにゃんだろう?」
リンが更に首を傾げながら言ってくる。
「んん?それがダッセン?なの?」
「なんでしょう〜?」「なんでしょうかぁ?」
フェア他、ピクシー3人娘も余計に分からなくなったように見える。
なんだろうな?
・・・・あ!
「あぁぁ〜。・・・・う〜ん。そうか。うん。理由は分かったよ。・・・分かったけど説明し難いな。・・・う〜ん・・・こっちだとなんだろうな?」
そもそも『線から外れる』というイメージが分からないんだろう、と気が付いた。
線路なんか無いだろうし、話に限って言うなら線じゃなくて筋だろうし。
でも、近代じゃなくても線からはみ出ない、言葉に線を使うような、線に例えられる物は有りそうな気はするんだけどな。
「あ!トロッコ、って分かるかな?レール・・・あ、そうか。線路じゃなくてレールなのか・・・あぁ〜・・・」
そこまで考えてそもそもそれ以前に言葉の違いがある事に気が付いた。
「例えとしてさ?人の行動とか生き方がレールから逸れる、とかレールから外れる、とかって言い方はするかな?」
・・・・あるなら翻訳能力がんばれ、という感じだけど。
「んん〜?にゃぁ。トロッコ?トロッコのレール?うん、そういう言い方はするよぉ?・・・話が逸れる、もそういう決まった行き先があるにょに外れるって所から来てるみたいだし。」
「うん、なの。」「はい、です〜」「そうですねぇ?私たちピクシーにはやっぱり馴染みが薄いんですけどねぇ」
「あ、そうなんだ。・・・あぁ、ピクシーはトロッコなんかあまり使わないよね?飛べるし。トロッコが必要な事って無さそうだし。」
ピクシーやフェアリーといった妖精然とした姿の存在がトロッコ・・・うん。もうね、イメージした途端になんか、そこら辺をとりあえず殴りたくなる感じ?
合わないよなぁ。
「そのレールの事を俺の国だと線路、線になった道って呼ぶんだよ。だから線から外れる、脱するって事で脱線。こっちと言葉が違う事を忘れてた。」
本当、どこでどういう風に通用するかしないのか分からないから世界に働いてる翻訳能力がんばれ、という感じなんだけど。
・・・もしくはシヴァ神か・・・うん。期待しても無駄かな。
「あぁ〜、にゃるほど?線から外れる。レールが線、線に見立てて、なんだね〜」
「う〜ん?レールが線?あぁ〜!なの〜!」
「レールを線に、ですかぁ。確かに上から見るとわかりますねぇ〜」
「なるほどぉ。線、とは言い得て妙妙ですねぇ〜」
あ、ピクシー3人娘は飛べるからトロッコとかレールさえ分かればイメージ摑めるんだね。
【雑草 (イラネ)】
どこにでも生える生命力逞しい草。イネに似ているが雑草。雑草とはこれ自体は薬や毒にもならない草の総称である。だが、中には調合時に混ぜる事で変化を起こす物もある。これは名前も良く知られているごくありふれた草である。
これは多分イラネ〜よ?
HP回復1. 体力回復1. 気力減少・微
【雑草 (イルカモ)】
どこにでも生える生命力逞しい草。苔の仲間や藻にも見えるが普通の草。雑草とはそれ自体は薬や毒にもならない草の総称であ。だが、中には調合時に混ぜる事で変化を起こす物もある。これは名前も良く知られているごくありふれた草である。
これは多分イルカモ?
HP回復1. 体力回復1. 気力減少・微
「雑草かよ!!」
しかもHPと体力1って回復するんだ!
雑草を食べるからか気力は下がるみたいだけど。
「んにゃっ!?」「わぁぁっ!」「きゃいっ!なのなの?」「きゃぁっ!」
「あ!・・・あ〜。ごめん。いや、雑草が混ざってるとは思わなくて、さ。思わず。ごめんごめん。」
・・・・だって、雑草だもん。
解析結果が雑草って。ねえ?
「あ。それ、私なの〜?調合になら使えるかも、とか思って〜・・・なのぉ」
あ。
「あ、いや。俺も詳しくは知らない草があったから良いんだよ。・・・そうだね。大陸が違えば雑草も生えてる物が違うからさ。大丈夫。ありがとう、ね?」
「あ。・・・うん、なの〜」
いかんいかん。
少ししょげちゃったか。
一番の問題は解析や鑑定しないと雑草すら分からない俺なんだよな、実は。
反省。
それに実際に調合時に使えるかは試してみないといけないかもしれないし。
・・・雑草だけど。
名前もアレだけど。
「あぁ〜。鑑定しにゃおして分類してるにょ?」
「あれぇ?鑑定しなおしてるんですかぁ?」
「んん〜?鑑定してるんですかぁ?」
ん?
「あ、うん。ほら。今も言ったけど大陸が違うと全然植生が違うからさ。見た事無い草とか見た事はあっても良く知らないのがあるんだよね。だから。」
あぁ、やっぱり不審がられはするよね。
「あ。そういう事。気候が変われば確かに雑草とかも変わるにゃぁ。」
「あ〜。地域によって結構生えてる草とか変わりますもんねぇ、確かに〜」
「なの〜」
「んん〜。なるほどぉ?だからお店で売っているようなのは避けたんですねぇ?」
リンとエリー、フェアはすぐに納得してくれたんだけどアリーはやっぱりもう一押ししてくるね。
「あ、うん、そう。だからすぐにしまっちゃって良いんだけどね、こっちは。・・・うん。なんで避けて置いたんだろう、俺。さっさと仕舞おう。あ?しまった!」
答えてるうちに俺もなんで区分けして仕舞わずにいたのか分からなくなった。
と、そこで気が付く。
「んにゃ?」「んん?ロウジィ?どうかした?なの〜?」
「ロウジィ?」「どうかぁしたんですかぁ?急にそんな声を上げて」
「あ、うん。ごめん、急に大声出して。いや、ほら。草を纏めたのは良いんだけど何も縛る物が無くてさ。輪ゴム、は無理だよな。誰か何か紐みたいなの持ってないかな?」
草を種類別に纏めたのは良いけどアイテムボックスとかに入れるには纏めて縛らないといけないのに、その縛る物が無いという。
「あぁ〜!それにゃら。・・うん。こういう蔓とか蔦で適当に纏めたら良いよ?」
そう言ってリンは近くにあった草の蔓を何本か切って差し出してくる。
【ツルクサの蔓】 アイテムレベル0
一般的にツルクサと呼ばれる草の蔓。色々な物を結び纏めるロープ代わりにしたり、上手く乾燥させる事で衣料品に使用したりなど以外に用途は広い。
蔓を見掛けたらとりあえず取っておけ。
あ、なるほど。
「あ。ありがとう。そうか、その手があった。」
俺の視界にも朝顔のような植物が他の丈夫そうな草に蔓を絡ませているのは入ってた。
「ロウジィ〜。何もないならこういうのは少し多目に持ってた方が良いの〜」
そう言ってフェアも周りから5、6本取って来てくれる。
・・・・うん。出来ればだら〜ん、と垂らしたまま飛んで来ないで手元に纏めてから渡してくれると嬉しかったけどね。
「うん。フェアもありがとう。そうだね。こういうのはたくさんあっても困らないよね。」
さっそく2人から受け取った蔓で茎で纒められる草は纏めてしまう。
「あ。良い物があったんじゃん。」
「ん?・・・あ!バスケット!」
来る時に昼食が入っていたバスケット。
「うん。これに蔓で纏められないような物は入れてからアイテムボックスに入れておくよ。」
精霊草もそのまま重ねてアイテムバッグに突っ込んだけどバスケットの方に移し替える。
まぁ、後の木の実もバスケット行きでキノコ類の方は縛れるだろう。
【タイリョクダケ】
草むらや森に普通に生えるキノコ。食用として調理しても良いし薬にも毒にも調合出来る万能なキノコ。ただし、草と違い食してもこれは魔力は回復しない。
この赤みがあるのはHPと体力にだけ作用するキノコだ。
HP回復・微. 体力回復12
【マリョクダケ】
森や川の近くに生えるキノコ。食用として調理しても良いし薬にも毒にも調合出来る万能なキノコ。ただし、草と違い食してもこれは体力は回復しない。
この見るからに怪しい薄い黄色に発光するのはMPと気力にだけ作用するキノコだ。
MP回復・微. 気力回復10
【マヒダケ】
草むらや森に生えるキノコ。薄くスライスして食用にしても良いが、やはり主な用途は調合して薬や毒にする事である。致死性は低い麻痺毒を持つキノコである。
色が黄色っぽいが発光はしていないのでマリョクダケと間違えないように。
【ヒトシレズ】
森の奥の木の根元に群生するキノコ。即死性の毒をカサとイシヅキに持つ。毒素を抽出し調合する事で薬や毒になる。
白いキノコの為に多くの食用キノコと間違いやすい。
生えるのが森の奥地なので間違えて食した場合は人知れずこの世を去る事となる。
【サルノコシカケ】
木の幹に生えるキノコ。似たキノコは数多くあるがこれは食用には適さないタイプ。主に砕いて工業、服飾に使われる。
ん〜。サルが座るなら他の獣も座る気がするなぁ。
【レイシ】 (食材)
草むらや森に生えるシイタケの仲間のキノコ。少し固く精が強い為にそのままの食用よりも成分を抽出し調合により薬や毒になる。
これは大量摂取要注意素材だ。薬も摂り過ぎれば毒となる見本のようなもの。気を付けろ。レイシ〜!
【シイタケ】 (食材)
木の幹に生える食用のキノコ。調理の幅は広く食材としては意外に優秀。成分を抽出する事で薬や毒にも利用される。
これは調合にはもったいない。調合してるはずが料理が出来上がる事もあるかもしれんな。
HP回復5. 体力回復6. MP回復2. 気力回復2
【マイタケ】(食材)
木の幹や根元に生えるキノコ。基本的には加熱が必要だが、食材として優秀。成分が濃い為調合にて薬にもなる。
キノコの場合は調合してるはずが料理が出来上がる事も多々あるかもしれんな。ある意味要注意素材だ。
HP回復8. 体力回復8. MP回復5. 気力回復10
「うーーん。キノコ類って意外に薬にも使われるのか。食べられるか毒か、だけだと思ってた。」
「ん?・・・あ〜。ほら、キノコって根元とかカサ?って成分が固まってたりするから食用には向かないけど精力剤とかにはにゃったりするんだよにぇぇ。」
「あ、はい。キノコは主に精力剤とかの薬になりますねぇ」
「あ。なるほど。・・・精が強いって事か。なるほどね。確かに成分強かったりするよな。」
薬ってそっち系かぁ。
なんか納得出来る部分はあるけど。
リンは普通だけど教えてくれたエリーは少し顔を赤くしてるし。
うん。反応に困るな。
木の実はクルミ、だよな?
【ウォールナッツ(クルミ)】 (食材)
クルミ、と呼んだりウォールナッツと呼んだりする木の実。栄養価が高い為主に保存用の食材となる。調合により薬にもなる。
クルミ、と言えば殻が堅い事で有名だが、これは手でなんとか割れる種類である。
合わせ目に沿って割るべし割るべし!
HP回復8. 体力回復6. MP回復6. 気力回復5
あ、やっぱり。もう一つは堅い方のクルミだ。
【ヤシャウォールナッツ(ヤシャクルミ)】(食材)
クルミ、と呼んだりウォールナッツと呼んだりする木の実。栄養価が高い為主に保存用の食材となる。調合により薬にもなる。
クルミ、と言えば殻が堅い事で有名だが、これは一般人はハンマーなどの道具を使って割る事を勧める。
目標を定め叩くべし叩くべし!
ヤシャクルミ?ヤシャ?
日本だとオニグルミ、と呼ばれてた奴とはまた少し違うのかな?それとも鬼がヤクシャに変わっただけか?
うん。多分、鬼=ヤシャ、夜叉、だよな。
男性がヤクシャ、女性が・・・ヤクシニー、だったか。
「うん。こんなものかな。待たせてごめんね?さぁ、じゃぁもう少し精霊草の採取に付き合って貰って良いかな?」
ピアリス様に頼まれたのは魔力水と精霊草だけど魔力水だけで瓶50本は持って行かないといけないわけで。
下手すると調合して完成品も欲しいと言われるかもしれないから他の素材もリンの分と予備を含めて確種薬70、80本分くらいは集めて帰るつもりでいた。
だから先に集めたネコノコシカケは砕いて使うようだがちゃんと80本以上作れるくらいの分量は確保して来ていた。
「ぶ〜!今更、なの〜?」「え?当たり前ですよねぇ〜?」
「はい〜?当たり前じゃないですかぁ〜?」
「あはは。ほんと、今更。あたしの依頼分はとっくに終わってるよ、ね?後はピアリス様にょ依頼分って考えれば皆で行くにょが当たり前じゃ?」
あ。
「あ。そうだった。そもそも多く集めるのはピアリス様からの依頼だって言ってあったね。そこも忘れてたよ、ごめん。」
そうだったね。
ピアリス様からの依頼から、しかも管理地に居るのに途中で外れた、なんて言ったらどうなるかわからないね。
怖い怖い。
(コワイコワイ〜)(コワイコワイ〜?)(ダレガダレガ〜?)(ナニガナニガ〜?)(ピアリスコワイコワイ〜?)(ピアリスコワイコワイ〜)(コワイコワイピアリスコワイコワイ〜!)
「あ!おい〜!?」
壁に耳あり障子に目あり、どころか空気に耳も目も、しかも口もあったよ。
(アハハハ〜ロウジハセイレイツカイ〜)(シルフトケイヤクシタセイレツカイ〜)(ココロタレナガシ〜)(タレナガシ〜)(キケンキケン〜)
(キャハハハハ)((アハハハ〜)
「むう。」
ココロタレナガシ、心垂れ流し、ってどう気を付けろと。
契約してる精霊には心の声も聞こえるらしいのだが、問題はピアリス様。
大精霊でもあり世界の一部でもあるピアリス様に知られないようにするのはかなり難しいと思うんだよね。
とりあえずもうシルフに知られたら終わり、みたいな。
「さぁ〜行きましょう〜」「行きましょう〜」
「さ、行くにゃ」」「ロウジィ〜行くの〜」
エリーとアリーは先に行こうとするが、そもそもシルフが見えてる俺が案内して、って言うか案内してくれるシルフについて行かないといけないんだから、リンとフェアが俺を引っ張るように進み出す。
「あ、うん。そうだね。シルフ、案内よろしく。とりあえず魔力水と精霊草、近い所に。」
ここで48枚、24セット精霊草を採取出来たからこの調子なら二階なんか行かずに数を揃えられるかもなぁ。
そんな淡い期待を抱きつつ森の部屋?を出る。
お読みいただきありがとうございます〜☆
まさか2日間、結構長い時間ログインすら出来ない何て事が起きるとは( ;´Д`)
お待たせして申し訳ありません。
と、言うわけで?本当なら森をさっさと出たかった所ではありますが、ロウジにちゃんと採取作業をしてもらいたかったのでこんな話になりました☆
次話は探索が進みます=採取が捗りません(笑)
更新予定は6日ですヾ(@⌒ー⌒@)ノ
よろしくお願いします☆