いざ岩場へ?!
すみません。暑さに負けて昼寝してしまいました(−_−;)
遅めの朝食をとってネコノコシカケが生えているという岩場を目指します。
一方でシヴァ神の方にも動きがあるようです☆
★★★★★★
「うぅぅむ。やはり今のままでは無理か?いっその事こちらを・・・むむむ?いや、やはりこれでは街道が使い難くなるか?うぅむ。と、なるとやはりここは思い切って中に創ってしまうのもアリなのか?ふむ。」
黒い空間で男が1人ちゃぶ台の上に置かれたジオラマを何やら熱心にいじっている。
と、そこへ巫女装束のように白地に赤い紋様が入った袴のような着物を着た中学生くらいの少女が、これまた何処からどうやって来たのか分からないが姿を現して声をかける。
「シヴァ様〜?ま〜たやってるんですかぁ?あ、いえ。やるのは構いませんけどぉ。以前みたいに実地でいきなり試さないでそういったミニチュア創って試行錯誤なさるのも好感度アップですしぃ〜?・・・ただ、何故こちらでコソコソとやられるんですかぁ?御自分の管理世界に対する正式な力の行使なのですから別に神界の御自分の御座所でやられたら良いのに、と思いますよぉ?」
「うむん?おお、天狐か。いや、な?此処は確かに元々は他の者達から隠れる為に創った場所なのだが。・・・まぁ、此処は此処で素晴らしい利点があるのだよ」
ほれ、と顎で示した先にはカップラーメンで築かれたピラミッド。
もちろん日本のものだ。
「・・・シヴァ様ぁ?これはぁ?」
そう尋ねる天狐の目は少し冷たい、かもしれない。
「うむ。良いだろう?これはな?日本の各ご家庭の奥にしまわれていた「また何やらかしてるんですかぁ貴方様はぁ〜!」ものブフォァワ〜ッ」
・・・見事な右ストレートがキマっていた。
「んなっなにをするっ?痛、くは・・・いや、少し痛かったではないか。」
左頬を撫でつつ言うシヴァ神。
「いやっ!いやいやいや。なんでシヴァ神ともあろう方がまたどこぞの低級妖怪みたいな真似をしてるんですかっ!」
がーーっと擬音を付けたくなる程の勢いで詰め寄る天狐。
「いや、だぁってなぁ?カップラーメンなんか供えられてる社なんか無いしよぉ。一般の御宅の収納庫の肥やしになっているなら1つ2つずつ失敬しても構わんと思わないか?・・・ほれ、これなんかカップラーメンなのに消費期限が明日までだぞ?信じられるか?勿体無いではないか。・・・まぁ俺はトンコツが一番好きなんだが。」
そう言いながら見せたのは某有名所の定番である塩味のカップラーメン。
「いや。まぁ、わたしは塩味も好きですけど・・・って、今更ですけどなるほど、確かにココなら物質そのものを持ち込めるわけですか。ですが、逆に言えば神界で意味を受け取る時と違って各ご家庭から確実にそのものが消えているわけですが、それについては?」
「うむん?今言ったように各ご家庭からは新品は拝借しないように気を付けておるぞ?」
「・・・ではそこに2、3積んであるダンボール箱は何なのでしょう?あれは見た事ない製品のように思いますが?」
と、カップラーメンピラミッドとは逆の方を指差す。
少し離れてはいるが、そこには確かに四角いダンボール箱が2つ積まれている。
「ふむ?安心しろ。あれは未だ市場に出回る事のない試供品、言わば試作品と言う奴だ。生産者の倉庫からちょいとな。最近少しこういう日の目を見ない物の発掘に目覚めてな。なかなか良い趣味であろう?」
「・・・・はぁ。・・・これでまたいくつか盗難や紛失の未解決事件が増えたわけですね。・・・なにをやらかしているのでしょうかね、この駄神様は。」
謎の紛失、とか語られるのですかねぇ、などと呟いている。
「・・・・ふむん?どうせ生産側も口にはせず軽く処分も出来ずにいる物ではあるのだが・・・怪盗アチャラナータ参上!とかカードでも残しておくべきか?」
顎に手をやり思案するシヴァ神。
「・・・ふむん?、じゃないですよ。やめてあげてくださいね。いくら眷属とは言えアチャラナータ様が悲しまれます。ただでさえ最近は信仰が減ったぁ、とか嘆いておられますし。」
「ふむ?彼奴は明王として一定の信仰はいつも得ているはずだがな?減った、のか?」
「みたいですよぉ?さすがに詳しくは聞けませんがねぇ。」
「ふむ・・・・まぁ、彼奴の信仰が減って来ていると言うのは現界が平和な証拠ではあるのかもしれんが。・・・ふむ、そうか。今度差し入れでもしてやるか。」
「・・・もう、そうしてあげて下さい。だからと言って怪盗アチャラナータはナシですからね?・・・・・それでぇ。そのぉ。肝心のその例のコの所にされる贈り物はどうなのですかぁ?」
そう興味深そうに話を戻した天狐が見ているのは最初に彼女が指摘したジオラマの様なものだ。
「うむ。それがな。やはりあの領主が普段から住んで治めている村、今ロウジが世話になっている村に近い方が良いだろうと考えているのだが。・・・あそこはなかなか良い場所に作られていてなぁ。近くを弄るのが難しいのだよなぁ。・・・仕方ないから元の土地を使うのは止めて新たに築いてしまおうと考えたのだが、それもまた場所がなぁ。そうだな。・・・今の所候補はココとココ、ココとココの間なのだが、お前はどう思う?」
「・・・あぁ、なるほどコレは・・・・こっちだと街道が邪魔だったりするんですねぇ。私だったらこの辺が便利かな?と思うのですが・・・あぁ、こっちも街道や湖があって少し面倒が起きそうですか。・・・これは、いっそのこと村の地下に作ってしまうのもありですかぁ?」
言ってシヴァ神を見遣る。
「ふむん?・・・そうか、その手があったか。・・・ふむ、そうだな。山にこだわる必要もないか?・・・ふむん?そうなると今度は地盤の強度や深度が問題になってくるな。・・・だが、絶対に崩れないようにすれば良いかもしれんな。その案はいただきだ。」
「村の下に作ってしまえば監視や管理も意外と楽に出来るんじゃぁないですかねぇ?」
「ふむふむ。そこまで考えていたか。後は入り口を何処にするか、と湖との兼ね合いか。・・・うむ。感謝するぞ。後はいつロウジに告げるか、と創る作業か。うむうむ。7日も必要無かったか。」
「いいえぇ。私達任せにしないでちゃんと御自分でやられてますしぃ。それにあの国にとっても大陸にとっても良い物だと思いますから今回みたいな場合はちゃぁんと喜んで手伝わせていただきますよぉ」
良い笑顔で言う天狐。
「うむ。うむ、そうだな。だが、あまり大陸全土でやってしまうと魔族や同じく苦手とする種族との兼ね合いも考えなくてはならなくなるからな。その辺はまたロウジがどう動くか何をしたいか、によるだろうな。」
「それはそうですねぇ。今の所良く何処の世界も見ていますしこの調子でお願いしますねぇ?」
「うむん?まぁ、そうだな。主世界はともかくもう1つの方もいじりだしたら確かになかなか面白いものではあるしな。・・・とは言えこちらの世界には大森林から生まれた精霊や星の精霊も生まれているようだからそちらともやっていきたい所ではあるな。そこはどうなのだ?」
「あぁ、はい。星霊に関しましてはなにぶん未だ若輩ですので大した事は出来ないかとぉ。森林地帯や海洋の精霊は自我を持ち世界を住む者達にとって良い方向に、と動いてはいるようですねぇ。あ、そうでしたぁ。大陸で最も広大であった森林地帯の精霊は名前をピアリス=ノクカチ=ヴェーダと言いますが、数百年前の魔を覚えていますかぁ?アレが百数十年前に漂流者と起こした戦争でやはり残ったわけですが、その管理を彼女に任せているのですよ。今彼女は大陸の冒険者ギルドを統括してまして、ロウジが冒険者登録をした場所に本体が暮らしているようなのですね?今は何やらロウジに頼み事をして分体の1人が管理を行っている封印の地に招いたようですよぉ?」
「うんん?そうなのか?・・・それは。どうなのだ?封印の調子について何かがあったからロウジの力を借りるという事なのか?あ、いや、確かにロウジなら色々な意味で適任ではあるのだろうが・・・」
ふむん、と顎に手をやり考え始めるシヴァ神。
「あぁ〜、いいえぇ〜、そういうわけではなさそうですぅ。詳しくは聞いてませんが何か採取依頼をしたみたいですよぉ?その採取先に管理地を拠点として周るみたいですねぇ」
「ふむん?なるほど?それならば1つは精霊草であろうな。彼の封印地であれば精霊草は生えてくるであろうからな。まぁ封印に関係しないのであれば気にする必要もあるまいよ。彼奴の性質から封印の耐用年数というのは予想つかんところはあるが、まぁ、100年程度では下手に物理的な衝撃を与えなければ大丈夫であろう。」
「ですねぇ。あ、そうでしたぁ。ロウジには連れの冒険者が居るようでして。着実にステップアップしているようですねぇ。」
「おぉ、そうか!目立ちたくないと言っているロウジがどんな生活をしていくのか楽しみな所ではあるな。」
「ですねぇ。こちらとしてはまずはコレ、ですねぇ。」
天狐がジオラマを見ながら言う。
「うむ。地下坑道部分もある程度創っておいてやろうか。」
「がんばってくださいねぇ。私はまた王都に行ってきますねぇ」
「おぅ。任せたぞ」
「はいは〜い」
「ふむ。では俺もロウジに良い報告と驚かせられるようにもう一踏ん張りするか。・・・ふむ。ちょうど一区切りついたことだから話題にもしたからな、その前にそこのラーメンでも食うとするか。」
そう言うといそいそとダンボール箱を開け始める。
★★★★★★
「こんな場所じゃ方角も全然分からないよ、俺。精霊達が教えてくれなければ迷って終わるかもしれない」
ピアリス様の管理地を抜けて・・・中から外に出るのはそのまま進むだけであまりにも楽だった。
管理地に帰ってきたらまた外から声を掛けるかピアリス様(少女型)が待っていて来れるとの事だった。
「あぁ、そうでしたね〜」
「あ。そうなの。ひょっとしてロウジは精霊使いだから道案内要らなかった、なの?」
「ん?いや、なんかこの辺の?精霊達はあまり場所を動きたくないみたいなんだよね。木の精霊も・・・見た感じなんと言うか疲れてるような感じがする。実はさっき小さい土人形を創って前を歩かせようとしたんだけど土の精霊達に断られたんだよ。」
・・・精霊使いなのに、と少し情けなくなる。
「それは・・・ここの精霊達の格が高いかロウジの能力や格が低いから。かもしれにゃいにゃぁ。」
「それはロウジがまだ新米精霊使いだから。かもしれないの〜」
「その辺はやっぱり精霊使いレベル・・・多分1上がってますけどロウジのレベルが低いからでしょぅ〜」
「その辺はやっぱり精霊使いのレベルが低いから、ですかね〜?」
「・・・・ぐぅ。やっぱりそこかなぁ〜?」
いや、分かってはいたんだけど。
分かってはいたんだけど、皆から指摘されると、こう、なんか、ね。
ロウジ=タソガワ
称号: 子爵家の居候
属性: 無
状態 : ぐは
混乱無効 (指輪)
レベル5
HP 1550/500 (+1050) (表示のみ変更、元値: 101005/101005) (表示変更説明隠蔽中)
MP 1400/492 (+1130)
体力 208/90(+130)
気力 208/78 (+150)
腕力 153 (+110)
耐久力 174 (+130)
知力 117(+110)
精神力 217(+130)
敏捷性 156(+120)
幸運度 915 (+800)
職業
冒険者RANK.1 精霊使いLV.3 商人LV.2 鑑定士LV.1 調合士LV.4 錬金術士LV.1 武器職人LV.1 防具職人LV.2 建築士LV.1 料理人LV.2 家政婦LV.2 旅人LV.2 戦士LV.1 格闘家LV.1 神官LV.4 魔法使いLV.4 貴族令嬢のヒモLV.1 神の眷属LV.−
装備品
武器: ロングソード (鋼鉄製 ・火の魔剣)
胴: 革の鎧 . お気に入りのプリントTシャツ . 長袖コットンシャツ
腕: 銅の籠手
下半身: 柄物トランクス . ジーパン
脚: 銅の脛当て
足: 皮の靴
《所持スキル 》
鑑定 解析 現地言語理解 古代言語理解 交渉術LV.5 能力隠蔽 能力開示 能力詐称
HP自動回復・神 MP自動回復・小
(物理耐性) (魔法耐性 ) (身体能力上昇・大) (精神力上昇・大) (与ダメージ増加・大) (状態異常耐性・小)
即死無効 毒無効 麻痺無効 石化無効 魅了無効 拘束無効
人徳 幸運 神の加護 創造神の加護 破壊神の加護 神との対話 神への祈願 精霊との対話 (アイテム作成時成功率上昇・大)
素材収集LV.MAX 薬調合LV.5 錬金術LV.5 アイテム簡易合成LV.5 釣りLV.5 料理LV.3 家事LV.3
道具作成 武具作成 縫製 装飾品作成 魔法書作成
建築技術LV.5 鍛冶LV.5 罠作成LV.5 隠蔽術LV.2
刀剣術LV.1 格闘術LV.1 槍棒術LV.1 斧術LV.1 棍棒術LV.1
弓術LV.1 短刀術LV.1 手裏剣術LV.1 投げ縄術LV.1
精霊術LV.2 魔法合成 複数魔法同時発動
魔物の知識 魔法使いの目 精霊の目 精霊の加護 四大精霊の加護 大森林の加護 大精霊召喚
《所持魔法》
火魔法LV.3 水魔法LV.3 土魔法LV.2 風魔法LV.5 光魔法LV.1 闇魔法LV.1 精霊魔法LV.3 初級神聖魔法 初級暗黒魔法
・・・俺だってちょいちょいレベル上がってるんだけどなぁ。
「落ち込むことは無い、なの。ロウジが凄いのは分かってるの。ここの精霊達はピアリス様の管理下にある可能性もあるの。だから、落ち込まないで、なの。」
フェアが近付いてきてそんな事を言ってくれる。
んだけど。
「うん。ありがとう。確かにそういう可能性はあったね。でも。頭を撫でながらは、ちょっと。」
そうなんだよね。頭を撫でながら言ってくれるもんだから、なんとも言えない気持ちになる。
自分より小さい相手、女の子に頭を撫でながら慰められる?と言うのは、ねぇ。
・・・ん?何?
「ん!ロウジッ!気を付けて!何か来るよ!」
「気を付けてください!」「来ます〜!」
「や〜なの〜」
フェア以外のメンバーが、メンバーと精霊達が注意して来た。
「うん!ハチの群れが来てるって!」
「あ!大丈夫!ハニービーなの!噛まれると痛いけど特になにもしなければ害は無いの!」
「あ、ですね〜!」「ですね」「ほんとにゃ」
「ふん?」
俺だけなんか微妙な反応になる。
と、ブゥンブゥンと思いの外大きな音がしたかと思ったら俺達の少し後ろを避ける形でかなり大きな群れが横切っていった。
ハチ自体の大きさはミツバチ、日本蜜蜂よりも少し小さいかもしれない。
刺さないハチでこの大きさと言うのはマメバチの仲間かもしれない。
「ハニービーは針を持たないビーの仲間なんです〜。」
「なの〜。巣に溜まるハニーシロップが美味しいなの〜!」
「ハニービーの集めるシロップが甘くて美味しいんですよ〜」
妖精3人組が口々に言ってくる。
なにこの蜂蜜営業トリオ?!
「ハニービーのシロップは確かに美味しいにゃ〜もし集められるなら集めても良いかもしれにゃい」
あらら。
リンまでそんな事を言ってきたよ。
「う〜ん。でも全く行き先違うよね?俺らが北西に向かってるならあのハチの群れは東の方に向かってったんじゃない?」
俺も蜂蜜には興味あるけどさすがについでには行けそうもない。
「う〜。仕方ないなの。」
「そうですね〜」「うん、確かに〜」
「・・・仕方にゃいか」
「ついでに行けるようなら行っても良かったんだけどね。今は最優先事項があるからね〜」
「うん。仕方ないの。案内再開なの〜」
「はい」「そうですね〜」
フェア達が物分り良くて良かったよ。
フェアが道案内を再開する為に先行するとエリーとアリーの2人もそれに続く。
ビーの事をロウジはハチって呼ぶんだねぇ、とか話している。
あれ?
「蜂蜜は料理だけじゃなくて調合、薬とかにも使えそうで欲しいには欲しいんだけど、ねぇ。・・・ハチ、とか蜂蜜って分からないかな?」
隣を歩くリンに聞いてみる。
「んにゃ?ハチミツもハチは分かるよ?ハニーシロップって元々東の大陸から取り方とかビーの育て方が伝わったみたいで。あっちではビーの事をハチ、ハニーシロップの事をハチミツって呼んでるって教わってるよ?」
ロウジはあっちの出身だもんにゃ。と言ってくる。
「あ、あぁ、そうなんだ。じゃぁ、こっちでもハチ、ビーを使っての農業とかあるんだね?」
「そういう事にゃ。村ではエルフのご夫婦しかやってにゃいからなかなか見られないけど。」
「あ、あぁ、そうなんだね。」
そういえば果樹園があるならマメバチなのかミツバチの仲間なのか分からないけど欠かせないパートナー的なものだろうね。
「ロウジ〜!すぐそこからが窪地になってるの〜!」
フェアが大きな声で呼んでいる。
・・・・大きな声とか話し声って熊除けになるんだっけ?
こっちのクマがどうかわからないけど。
・・・ハチとかアリなんかならなんとか良いけど狼や熊は出ないで欲しいな。
「え?・・・・窪地?・・・・ってかこれって・・・?クレーターなんじゃ・・・・」
「すごいにゃ」
崖のような岩場になっている、とか聞いた気がするんだけど。
今、俺たちの前に広がっているのは学校のグラウンドぐらいの広さの明らかにクレーターなんじゃ?と思える窪地、いや、森に空いた大きな穴だった。
「凄いですよね〜。何で空いたのかは分かりませんがこの森にいくつか空いた穴には普通の草木が一切生えてこないんですよね〜」
「こういう所が岩場に生えるコケとかキノコが生えてる場所なの〜」
エリーとフェアが教えてくれる。
「そ、そうなんだ。」
これって自然に地盤沈下とかで出来たんじゃなさそうなんだけど。
「こういう岩場についてにょ話はにゃんか伝わっていにゃい?」
お?リンが同じ事を考えたみたいだ。
「んん〜?見晴らしが良いしクマとかベアーが縄張りにしてる可能性があるから近付かないように、ってだけ・・・なの。・・・そうなの?」
いや、えっと。
エリーとアリーにもそういう質問の仕方するんだね。
ビックリするよ。
「んん〜?そうですねぇ。池になっていたりもするから窪地の周りには食材が豊富なようですが、窪地には入ってはいけない、とされていますねぇ」
アリーが答えてくれる。
「そうなんだね。・・・とりあえず今は周りは安全そうかな?」
「ロウジはロープ買ってたにゃん?」
「あ、うん。かなり長いの買ったからこの程度の高さなら・・・その辺に結び付けて十分降りられるんじゃないかな?
そして、俺達は妖精3人組を上に残して窪地に降りて行く事を決めた。
お読みいただきありがとうございますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
すみません、暑さに負けて昼寝してしまい更新時間が遅くなりました(−_−;)
行きに出会ったのは無害なハチの群れだけでしたが、さて、どうなのでしょうか?
次話はネコノコシカケ採取と神殿への帰り道→神殿へ、という流れになります☆
更新予定は10日になりますm(__)m