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森へ入る為の試練がありました?!

森の入り口から少ししか進めないという問題に遭遇したロウジとリン。

一度落ち着こうとします。

が、そこで落ち着けるかと言うと?


さてさてどうなりますか。

「忘れてたけど腹が減って来た。」


「そうだったね。あまりにも馬車移動が楽であたしも時間忘れてた。・・・ここなら森から出ても良いけどその辺で食べよっか?」


「そうだね。精神的にも疲れたし?」


2人して疲れてた。

結局3回森に入ったんだけど毎回1時間としない内に同じ森の入り口に戻って来てしまった。

入り口から少しは小道が続いているのだけど10分も歩くと獣道なのか、そもそも道があるのかさえ分からなくなってくるのだが、そこから道を無視して右行ってみたり左行ってみたり。地図を見て真っ直ぐ進んだはずなのに戻って来ちゃうというのは・・・どうしようもない。


「背の高い木々ばかりで太陽の位置もよくわからないしなぁ。方位磁石みたいのがあれば良かったんだけどねぇ。・・・売ってなかったよね?」

その辺の木の根に腰を下ろしながらリンさんに聞く。


「ほういじしゃく?って?ごめん、あたしはそういう道具自体を知らない。聞いたことないから多分村やこの辺では売ってないと思う。」

と、いう答えが返ってきてどうしようか?、と思う。

そもそも地磁気が北と南でしっかりしてるかも分からないという事に気が付いた。

多分ここも惑星型なんだし地磁気は発生しているんじゃないかとは思うけど、それを利用した何らかの道具があるのかは・・・知識がないから分からない。

・・・・道具図鑑、呼びやすいからアイテム図鑑と呼ぶけど見てみるか。


「う〜ん。ちょっと待ってね。昼飯もアンジェリカさんに持たせてもらってるから出すよ。」

大きなバスケットだったから多分2人分はあるだろう、と思う。

実際にはアイテム図鑑のついでにそのバスケットをアイテムボックスから出す。


「お?サンドウィッチ?・・・あ、違う。そうか、パンサンド、だね。」

うん。多分この世界にはサンドウィッチ伯爵は居なかったんだろう。

アンジェリカさんが言っていたがパンで挟むからパンサンドだ。


「リン?量がすごくあるからこれ食べて良いよ?」

辺りを警戒しながら俺の近くの木の根に座ったリンさんに言う。


「あ、ほんと?ありがとう!おいしそう!」

さすがにフードを取ってリンさんが嬉しそうに礼を言いながらバスケットを覗いている。


「うん。子爵邸作だし、アイテムボックスに入れてたから悪くならないし美味しいと思う。肉と卵と野菜だけ?の3、じゃないね、魚みたいなのを挟んだのもあるや。4種類か。どれでもどうぞ」

2人の間にバスケットを置く。


「「ありがとう」」

ん?


「え?にゃ?」

リンさんもビックリしてキョロキョロしてる。


「今。リンの声が何重にも重なって聞こえたような?」


「うん。あたしの声、だったと思うけど。・・・?」


「あ。パンサンドが減ってる・・・」


「あ、あれ?」

俺が2個食べて、リンさんはまだ手にしていない。

が、明らかに6、7個分は減っていた。


「・・・あ、これって?」

ん?


「何か分かった?」

聞いてみる。


「「分かった?」」


「え?」


「「え?」」

なんか俺の後にまた俺の声が。

しかも重なって聞こえる。

なんだ?


「やっぱり。・・・匂いも音もしにゃいけど・・・ロウジ? これ。塗って。」

リンさんが何か、銀色の丸い入れ物、ハンドクリームなんかが入ってそうな物を出してくる。


「これは?」

受け取って中を見ると黒っぽいクリーム?が入っていた。


「良いから。瞼の上に塗って」

周りを警戒しながらリンさんがこっちを見ずに言ってくる。


「わ、わかった」

でも、何か怖いから鑑定だけはしておこう。


【妖精の目薬】 アイテムレベル2

妖精を見るための目薬。瞼の上に塗ると普段は見る事の出来ない妖精を見る事が出来る。


「あ、なんだ。魔女の軟膏の1つか」

四つ葉のクローバーで作る奴だね。

こっちにもあるんだ、と安心して瞼の上に塗ってみる。


「あ?・・・あぁ〜。」


「「ん?・・・・やぁやあぁああぁあ〜」」

「「ん?・・・見てる?見られた?見られてる?いやぁぁあああ〜」」

「え?・・・目が合っちゃった。ポッ」

「え?見られた!見られてる!やぁやぁやぁ!どうしよ〜!」

「きゃぁぁああ」「いやぁぁあああ」


「・・・・やかましい・・・」

第一印象はそれだった。


「あ、やっぱり。貸して?」


「ん?」

リンさんが手を出してくる。


「それ。目薬。あたしはつけてないからニャ。良かったよ、持ってるの思い出して。」

そう言って妖精の目薬を指差す。


「あ。あぁ、ありがとう。これは役に立つね」


「あ、うん。たまに、だけどにゃ。これも別に今回買ったわけじゃにゃいから忘れてた」


「なるほど。・・・ってか、そうか。ごめん。ピアリス様から妖精が居るって言われてたね。多分マジシャンズアイかエレメントサイトなら魔力を見るから見えたのかもしれない」

・・・今からやろうとしたけど、もう見えてるのだから意味ないか、と思い直す。


「・・・あたしも忘れてたからにゃ。それに妖精。こんなすぐに遭遇するようなものだにゃんておもってなかった。」


2人して辺りを見回す。

未だに「どうしよどうしよ」とか「見てる?見えてる?」とか、こっちを見ながら飛び回ったり木の陰に隠れたり葉っぱの陰に隠れながらもジーッとこっちを見てたり、目の前に居てニッコリ笑っていたり妖精達が・・・うん。基本は透き通った、半透明な蝶のような色々な色をした羽を持ってるみたいだけど、トンボ、と言うか某夢の国で有名な妖精のような外見をした妖精も居るようだ。


「って。え?君は慌てたり逃げたりしないの?」

「にゃ?」

リンさんも上ばかりに気を取られていて気が付かなかったみたいだ。

パンサンドの入っているバスケットの前に立って・・・少し浮いているのかもしれないけど、立ってジーッとこっちをニコニコしながら見ているコが1人。

1人?・・・うん。1人、で良いんだよね?

つまりは俺とリンさんの間に立って俺とリンさんの顔を交互に見てる感じ。


「えーっと。初めまして?こんにちは。この森に住んでる妖精、さん、で良いんだよね?」

とりあえずニコニコしながら見てるだけだから害は無いだろうと、その青い髪の毛もふわふわしてそうなコに話しかけてみる。


「あ。え?」

ん?


「リン?どうかした?」

そっちを見てみるとリンさんは首を振った。

ん?


「ん?」「んん〜?」

妖精のコもリンさんの方を見る。


「はぁっ。ロウジ?鑑定。」

それだけを言ってくる。

なんか少し呆れられた?

・・・うん。知らない人やモノに出会ったらまず鑑定を、とはピアリス様からもアンジェリカさんからも、そしてリンさんからも言われてる事だね。

・・・仕方ないじゃないか。そんなスキルなんてものを持って生活してなかったんだから。

なんて心の中で言い訳しつつ妖精のコを見るとやっぱりニコニコしながら右手を頬に当てて可愛らしく首を傾げていた。

まぁ、鑑定で何か分かった事があるということだろうな、と思って鑑定してみる。


フェア

称号: お転婆妖精王女

属性: 水 土  風

状態: 興味津々

精霊の加護・毒無効(首飾り)


HP: 152/102 (+50)

MP: 352/325 (+50)

体力: 59 (+20)

気力: 36

腕力: 24

耐久力: 41(+20)

知力: 95 (+30)

精神力: 72

敏捷性: 58

幸運度95


職業

王女LV.8   冒険者RANK.4


「え?あれ?・・・え?えぇ?」

2度、3度、と妖精さんとリンさんと目の前にあるようにも思える鑑定結果とを見てしまう。


「えへへ〜。初めまして?創造神様とピアリス様の匂いがする冒険者さん?わたしはフェアと言いますの。ココから入ってくるヒトって久しぶりだからちょっとイタズラしちゃいましたぁの〜。」

そんな風に俺が戸惑っていると妖精さんの方から挨拶してくれた。

そう、言ってペコン、とお辞儀をする。


・・・うん、なんというか、ペコン、だな。

どこか弱々しいと言うか脆そうと言うか。

パタン、とかペコン、とかいう擬音が一番合いそうだ。


「ロウジ?」「?」


2人が同じように首を右に傾げながら俺を見てくる。


「・・・んっ」

ダメだ。笑わないようにしようとしたけど、少し吹き出してしまった。


「ん〜?なんで笑うの〜?笑われたの〜」

「ロウジ?」


「ん?あ、んん。ごめん、なんか2人が姉妹みたいに仕草が似てて可愛くて。」


「んにゃっ?」「か、かわいい、の?」

まぁ、似てたのは仕草だけじゃなくて表情も、なんだけどね。

可愛くて思わず笑ってしまった。


「うん。2人して可愛かったよ。なんか似たところがあるのかもね?・・・あ、いや、それよりも。フェアさん?で良いかな?フェアさんは冒険者なの?」

しかも冒険者ランクはリンさんより上だし。

なんか気になることを言ったけど、多分聞いたまんまなんだろうな、とリンさんが居るここでは深く聞かない事にする。


「「似たところ?」」

あるかな?、とやっぱり2人して同時に顔を見合わせている。チラッと見えたけどフェア、さん、ちゃん?の首には首飾りがあるみたいだ。

2人はこっちとしては思わず双子か!っと突っ込みたいくらいのシンクロ具合を見せている。


「うんそうなの。わたしは冒険者なの。なったのは・・・3年前、なの?」


「え?いや・・・聞かれても」

「見られてもあたしも分からないよ?」

思わずリンさんに聞こうかと顔を見てしまったんだけど、すげなくあしらわれてしまった。

ま、そうだよね。


「うん。3年前、なの。 でも依頼は薬草とか食べ物集めたり。他は森で集めた物を近くの村で交換したりしてたの。2人には会ったこと・・・・あるの?ないのね?」


「いや、ないのね?って聞かれても?・・・あぁ、ううんと。俺はロウジ。何日か前に冒険者になったばかりです。ピアリス様とは来る前に精霊契約をしたからピアリス様の気配みたいなのはするかも。」

シヴァ神については触れずにいて欲しいな。

そう言ってからリンさんを見る。


「あたしはリン。1年くらい冒険者やってる、けど、家の食堂の手伝いをしててやっぱり依頼は採取系が主だから森の奥までは来た事ないのにゃ。今回は自分にょ為に精霊草と魔力水、ネコノコシカケを取りに来たにょにゃ」

・・・うん。良いのか悪いのか分からないけど少し変な形でニャニャにゃ言うのにリンさんも俺も慣れてきたみたいだ。

目的まで話すリンさんはイタズラ好きの妖精だけど冒険者なフェアさんを信用した、という事かな?

・・・・あ。

イタズラで思い出した。


「あ!ひょっとして今、森の入り口から進めなくなってたのってフェアさん達妖精のイタズラ?・・・と、言うかそうだよね?」

もう決め付けて聞くけど。


「ネコノコシカケは分かるけど精霊草?あったかな?・・・あ、うん。・・・うん、なの。イタズラと言われればイタズラなの。でもここの門は妖精の門なの。ちゃんと妖精や精霊を見て話を出来るヒトじゃないと通っちゃダメなの。だからわたしたちはそれを試すの。ピアリス様からそう頼まれてるって言い伝えられてるの。」

ん〜とか言いながら顎に人差し指を当てて話すフェアさん。


「ん?そうなの?・・・じゃぁ、ただのイタズラじゃない?フェアさん達はピアリス様から試験みたいなのを頼まれてるって事なの?・・・あ。うつった。」

なのなの聞いてたらうつり始めちゃったよ。

・・・まぁ、普段も使わないわけじゃないけど。


「ん?うつったの?変わってない気もする、けど?」


「ありゃ?やっぱり?リンから突っ込まれてしまったい」


「なの?しけん?わたしたち、普段からイタズラする程好きだけど。ピアリス様からついでたからってここの門から森の奥に入ろうとする人間は惑わせていいよ、って言われてるみたいなの。わたしたちの術を破れないようなら奥に行く資格なし、なの。・・・しけん、なの?」

う〜ん。

多分それは試験、試練に近いんじゃないのかなぁ?


「そうだにゃ〜。森の奥に進む資格があるかどうかのテストじゃにゃいかニャ?」


「うん。だね。妖精か精霊の仕業っていうのは考え付くかもしれないけど、それを突破する実力が無ければ森に入る資格無し、って事だよね。・・・う〜ん。俺らはアイテム使っちゃったけど合格で良いのかなぁ?」

リンさんを見る。


「う?う〜ん・・・良いんじゃにゃい?道具だって用意してくのは冒険者の鉄則にゃんだし。・・・道具無くてもロウジがすぐになんとかしたでしょ?」


「う。う〜ん?・・・ま、まぁ、すぐに、かはどうか分からないけど突破は出来ただろうね、うん。」

なんとなく、だけどリンさんから信用されてる気がする。

でも、ごめん。

正直妖精の話は出会ったら不運、出会ってもなんとかなるでしょう、程度に聞いてたからすぐに思い出せなかったんだよね。


「いかんなぁ。もう少し注意力、危機管理能力みたいなのつけてかないと。」

多分、こういうちょっとしたところでも平和ボケ的な部分が出てしまうんだろう。

根本的な部分を変えていかないといつか足下を掬われる気がする。


「まぁ、にゃ。それは思う。さっきもすぐにフェアさんの事を鑑定せずに相手しようとしてたし。」


「う。うん。」

う〜ん。この相手を鑑定する、というのはいつまで注意されるか正直分からないな。

物を鑑定するのは多分少しは慣れてきた気がするんだけど、ね。


「?鑑定?・・・おぼえたて?」


「あ、うん。そうなんだよね。だからどうもまだ会った相手をすぐ鑑定するってのに慣れないもんだからフェアさんも「フェア〜なの」鑑定をって、フェア〜?」


「そう。フェア、なの。わたしたちは精霊に近くて自然に近いの。だからあまり「さん」とか「ちゃん」とか余分なもの付けて呼ばなくて良い〜なの〜」

言いながら俺の横に飛んでくる。


「だから〜。わたしたちもロウジ〜、リン〜って、呼ぶなの」

そして俺とリンさんを交互に見てそう言ってくる。


「・・・な、なるほど。余分なもの、なんだね。」

「そうにゃんだ。分かった。よろしく、フェア」


「よろしくなの〜」


「よろしく、フェア〜」

・・・ごめん。後ろを伸ばしてしまうのはご愛嬌。


「ところで、だけど。フェアはネコノコシカケ知ってるのかにゃ?ピアリス様にょ神殿は分かる?」

あ。

しまった。それも忘れてたよ、俺。

近くまで行けば精霊が案内してくれるんじゃなかったっけ?

だから森に入ってからはエレメンタルサイトでモノを見ろ、って言われてたんだ。

・・・まぁ、まだ入り口だから許してほしい。


「ん〜?ピアリス様の神殿?・・・ピアリス様の管理地なら入れないけど近くまでなら行けるなの。行くなの?」


「うん、行くにゃ・・・行くんだけど。案内って頼んじゃって良い?頼めるにゃ?」

・・・うん。

少しリンさんが顔を赤くしたのが分かった。

行くなの、とか言いそうになったんだね。

分かるよ。


「案内?・・・う〜ん。・・・う〜ん?・・・どうなの?わたし、案内行って良いの?」

ん?

あ、あぁ、周りの妖精達に聞いてるのか。


「う〜ん?どうなんだろ?」「どう?」「どうなんだろ?」「どうなのかな?」「どうかな?」

未だにあまり木や葉の陰から動かずに相談?しはじめる妖精達。


その中から白髪に近い金髪で長い髪をした妖精が飛び出てくる。

右手には杖?

「良いと思いますぞ?滅多に訪れるものの無い場所。そこをたまたま王女が居られる時に訪れた冒険者がピアリス様の直接のお知り合い、どころか契約まで交わしたとおっしゃられる方。これも何かの縁ではないでしょうか?ここは我らに任せて案内をして差し上げるべきではないでしょうか。」


「良いの?やったぁ〜なの!じゃぁ、案内するの!行くなの!」


「お待ち下され。当然そこのアリーとエリーの2人を護衛として連れて行くのが条件ですぞ。あ、申し遅れました。わたしは王女の教育係をしておりますリーフと申します。よろしくお願いしますな」

言ってお辞儀をするリーフさん。


リーフ

称号: 王族専属教師

属性: 隠蔽中

状態: やれやれ

能力隠蔽 (緑妖精の杖) 他 (隠蔽中)


HP: 139/89 (+50)

MP: 355/420 (+50)

体力: 42 (+20)

気力: 56 (+20)


腕力: 20

耐久力:22

知力: 128 (+50)

精神力: 135 (+50)

敏捷性: 116(+30)

幸運度: 80


職業

教育係LV.58  魔法使いLV.31


うわ。教育係も魔法使いもレベル高いよ。

しかも能力隠蔽されてるよ?!


「ええ〜?なの。護衛ならこの2人、わたしと3人全員冒険者なの〜人族の護衛と一緒に居れば安心なの〜」

少しごねるフェア。

いや、フェア王女、と言うべきか。


「あ、いえ。フェアの護衛は欲しいと思います。王女だと言うなら尚更。俺たちは一旦ピアリス様の神殿に入ってそこを拠点にしますけど、また北西の石が多いという地域に行かなければいけないので。」

何故かまず、神殿の奥には行かずに北西のネコノコシカケを先に取りに行けって事だしね。


「あ。ならネコノコシカケの場所にも案内するなの〜」

フェア王女が余計に嬉しそうに言ってくる。


「あ。ネコノコシカケの場所も分かるんだ。」


「ネコノコシカケわかるにょ?」

俺もリンさんも驚いた。

岩場だって事だし、結構距離あるような感じだったからね。


「だったら護衛を付けて貰って一緒に案内して貰って良いかな?その方が俺らも安心出来るから。」

フェア王女に言ってみる。


「うん!分かった、なの!エリー、アリー!行くなの!」


「・・・おいおい」「・・・またですか」「はぁっ。」「ちょっと?」

フェアだけで飛んで行ってしまう。


・・・・どうやら、称号の通りの困った王女らしい。


仕方ないから俺とリンさんは顔を見合わせて頷く。

そして前に出たらフェアからは声をかけられただけで置いてかれた2人の妖精にも頷きかける。


「よろしく。行こうか」


こうして無事に?森へ入る試練に合格した俺らはピアリス様の管理地を目指して奥へと歩き出した。



さて、こんな妖精達だけが出るなら良いんだけどなぁ。

なんて事を思いつつ歩いていく。




すみません、0時に間に合いませんでしたm(__)m


お読みいただきありがとうございます☆

本来ならばすんなりと行ったはずの森へ入る為の試練。

情報というのは大切な物です、というお話でした。


次話は多少閑話入りますが、森の入り口からピアリス様の神殿がどうなっているか?になる予定です。


更新予定は、もう8月なのですよね。

8月2日になります。

順調に行けば8月からは偶数日になります。

よろしくお願いしますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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