先輩冒険者リン?!
リンの依頼でウッドレイクの森に行く事になったロウジ。
新しく知り合ったリンと話をして少しでも仲良くなろうとしますが。
はてさて。
「さて、と。あ。リンさんはどうします?俺は一度お世話になっている子爵邸に報告がてら戻ろうかと考えたんですが。」
見るとフードを被りかけでジイッとこちらを見つめたままのリンさんが居た。
もし買い物行ったりするなら行こうかな、と思い、聞いてみる。
「なんか。すごいけどその能力値は反則だと思う。」
そう言ってフイッと顔を背けてしまう。
「あ、うん。その自覚はあるよ。正直かなり酷いと思う。」
そこは素直に認めるしかない部分だからねぇ。
苦笑しながら答えたら変な顔をされた。
「なんで?」
「へ?」
「なんで?それはおかしいでしょ?自分が鍛えた結果でしょ?それを変に言われたのだから怒るべき。そうじゃにゃい?」
「ぅお?!・・・あ。あ、あぁ、うん。そうだね。・・・確かに普通ならその通りだと思う。うん。リンさんの言う通りだと思うよ、俺も。」
すごい勢いで身を乗り出して言ってきたリンさんに驚きつつ、気圧されつつもそう答える。
「普通なら、って。貴方、ロウジ、だった?ロウジは普通じゃにゃ、普通じゃないってことなの?」
結構キツく聞いてくる子だなぁ。
「あ、あぁうん。・・・リンさんが言ってくれたのは加護無しの能力値の事かもしれないんだけど。俺の能力値って加護とか特殊な事情で総合的に上がっちゃってる部分が多いのは分かったと思うんだけど。その加護とかってさ、今さっきのピアリス様との契約で上がったモノ以外は・・・何て言うか、俺が自ら鍛えて得たり率先して動いた結果で手に入れたんじゃなくて、さ。突然降ってわいた、と言うか、いきなり齎されたモノで、ね。・・・だから、そこの総合力を見て凄い、とか素晴らしい、とか言われても・・・はっきり言って戸惑う?困る?悩む?部分なんだよね。・・・いや、分からないかもしれないけど。腕力や敏捷性も低いけどそれがじゃあ、俺の素の能力値なのか?って言われたらそれにも素直に頷けない部分もあるんだ。」
と、言うか俺自身話してる内にどう言えば良いか分からなくなってしまったのだけど。
「・・・それは・・・よく分からないニャ。ただ、ロウジの能力値はあたしと同い年だとしたら加護無しでも大したものだと思ったから。・・・でも確かに腕力と敏捷性は低いけどニャ!」
最後に笑うリンさん。
「・・・じゃぁ、まぁ、それについてはありがとう、と言っておくよ。・・・敏捷性はともかくとして腕力はまだまだこれから鍛えてどんどん上がっていくからね!・・・ありがとう、リンさん。」
気を遣ってくれたのが分かったから礼も言う。
「・・・あ。・・・ここでお礼を言うだなんてやっぱりロウジは変わってる、と思う・・・あまり頭の回りすぎる男は好きじゃないけど、ロウジはその感じだと後衛型だと思うから別に良い、と思う。」
フードをすっぽり被り言うリンさん。
「あ、うん。まぁ、タイプとしてはさっきピアリス様が盾って言ってたけど中後衛型と言った所かな?・・・リンさんは前衛?中衛?」
同じ様に盾が必要な感じで言われてたから中後衛型なのかもしれないけど、腰には短剣・・・少しゴツイ感じがするからダガー系のモノを2本差してるから敵とぶつからないタイプの前衛かも?
「・・・リン、で良い。1日か何日か、かかるか分からないけど一緒にパーティを組むんだから。あたしは前衛。壁ではなく速さで勝負するタイプよ」
顔を横に向けながら話すリンさん。
「あ、うん。そうだね。俺のこと・・・は、もうロウジって呼び捨てで呼んでるね。それで。俺は今から買い物に行くか一度戻って報告してからにするか迷ってるんだけど、リンさ、リンはどうする?」
「あたしはどうせ戻るついでに買い物出来るんだから買い物してくよ?・・・報告って?」
一緒に冒険者ギルド内を歩きながら話をする。
「あ、まぁ、それもそうか。帰り道に店があるんだもんな。俺もそうしようかな。報告っていうのは・・・俺は今宿屋とか家じゃなくてバートさん、ここの子爵邸でお世話になってるからさ。明日、もしくは明日から出掛ける事になったって報告しないとね。それに何か持って行く物で見落としてる物が無いかついでにチェックして貰おうかと、ね。」
・・・あ。でも考えてみれば遠出に慣れてそうなバートさんやマクイーンさんが居なくてハイネスタさんも領主の仕事をしてるなら詳しく聞ける人は居ないかもしれないんだなぁ。
「えっ?・・・ふ、ふぅん?バート様のお知り合い・・・うぅ〜ん、もしかして弟子とかって事?・・・それならピアリス様との事も納得いく?・・・うぅん。そんな話は村で聞いた事も無い。どういう事?・・・ロウジ?貴方って何者なの?いえ、何者なのですか?子爵家とお知り合いで尚且つ客分としての扱いをされるという事は貴方はどこかの貴族様?ピアリス様からはそう聞いていないけど?」
「え?・・・あぁ〜うん。一応確かに苗字はあるんだけど、これは俺の国ではほぼ当たり前だったからで、別に貴族ってわけじゃないよ。だから言葉遣いとかは全然気にしないで?・・・バートさん達には良くして貰ってる、んだけど・・・うぅぅ〜ん、これは説明が難しいなぁ。ただ、この・・・大陸や国の事が全く分からずにいた俺を・・拾ってくれて?しばらく色々な事を教えて貰うために居候みたいな感じになってるだけなんだよね。だから別に、変に特別な事はないよ?」
・・・まぁ、貴族としてもバートさんにはいくつか思惑はあるみたいだけどそれは説明しなくても良い事だよね。
「ふぅん?確かにバート様の面倒見の良さはよく知れ渡ってるけど。じゃぁロウジはこの大陸の人じゃないの?」
「あ、うん。東の方の国出身で名前も苗字はが先でタソガワロウジって・・・漢字って分かるかな?そういう文字を使う所から来たんだよ。・・・だから、まぁ、こっちでは常識的な事も知らなくて迷惑かける事もあるかもしれない。最初にそれは謝っておくよ。」
そういうので迷惑かけたらごめん、と謝っておく。
「あ、あぁ、そうなんだ。漢字は知ってるよ。読めないけど冒険者ギルド内でも使われてたりパンフレットに載ってたりもするから。 ・・・それじゃぁロウジはこの辺の人間じゃないんだぁ?・・・へえぇ〜。ふぅぅん?確かに言われてみれば真っ黒な黒髪に黒目って珍しいかもしれないね。納得したよ〜」
と、少し目の色と雰囲気を変えて言ってくる。
「あ、うん。黒目黒髪は珍しいみたいね。俺の居た所じゃ普通なんだけど。ただ、俺の場合は精霊使いとしても全ての精霊から愛されてるからかもしれない、とも言われたけどね。」
「ん?全ての精霊から愛されてる?・・・それで黒髪になるのかな?」
「うん?あぁ、うん。全ての色を混ぜると黒みたいな色になるらしくて。それで、ね。実際に精霊使いとしては全ての属性を使える、んだよ、俺。」
・・・危ない危ない。
全ての属性を使えるみたい、じゃなくて使えるようになってるからね。
明日、もしくは明日から少しとは言え一緒にパーティを組む相手を不安にさせちゃいけないよな。
「え?そ、そうなのっ?それって凄くない?・・・それにピアリス様と契約しちゃったし。・・・でもそれで精霊使いレベル2、冒険者ランクは1って。・・・そこも反則だわ。」
あ。呆れられた。
「あ、あははは。まぁ、ピアリス様とのアレは普通の大精霊との契約とは言えない、というか違うとは思うけどね。お互いの力比べもしてないし、ね。」
うん、そうなんだよね。力比べ。
俺がやったのは言うなれば知の試練、とでも言うものだけで大精霊の力を、大地そのもの、と言っても良いような大精霊の力を扱うに相応しい人間かどうかの力の試練は受けずに契約してしまったんだ。
「そうなの?普通はそんなすぐに契約にはならないの?」
「あ、うん。とは言っても俺自身は大精霊との契約なんてまだまだでピアリス様とのアレが初めてなんだけどね?精霊使いとしての話を聞いた限りじゃ、その大精霊が治める、というか力を十全に発揮できる精霊界へ行って。そこで魂と魂のぶつかり合いみたいなものをやって、相手を屈服させるのか(まぁそれは無理だと思うけど)相手に自分の力を認めさせることが出来て初めて契約に移るみたいだよ?・・・だから、ほんと、俺との契約は・・・なんだろ?ピアリス様の気紛れと言うか、やっぱり自分の目的もあったからじゃないのかな?ほら、今回の依頼もピアリス様の管理地に行かなきゃいけないみたいだし、さ。」
言葉を濁したけど、まぁ、ピアリス様が何物にも縛られずに、と言うか大精霊という立場を利用して気分転換をしに行く為、だとかは言わぬが花、だよね。
それに多分、今回の依頼の為に、っていうのも間違ってないと思うし。
今まではそこまで行かなくても買ったり採れたりしてたのかもしれないし、ピアリス様がヒョイっと気軽に行って来れたのかもしれないけど、今回は色々あって無理になってしまって。でもあまり人は入れたくない、でも素材は採ってきて欲しい、っていうところに居たのがたまたま俺だった、ってだけなんだろう、と思う。
・・・・まぁ、ピアリス様が言っていたような関係性ということもあるんだろうけど、俺の能力値に関してはすでに隠してた部分までも何故か分かってたし。
実力を試す面倒を省いただけ、とも取れる。
・・・・いや、アンジェリカさんとの話で気が付いたけど多分、俺は精神体、魂だけの部分は日本の高校生のままなんじゃないだろうか、という不安があるから・・・うん。普通に考えれば大精霊との契約なんかに臨めるだけの人間とは思えない。
「「やっぱりピアリス様の気紛れ、かなぁ」」
「「え?」」
びっくりした。
そしてまた、びっくりした。
「あ、あはは」「あははは」
「いやぁ、俺も今ピアリス様が手間を省いただけかな?とか考えて冷静に魂だけで実力を示せるのか?とか考えたら、さ。やっぱり無理だな、って思って。そうなるとピアリス様側の事情ってなるんだけど、それよりはピアリス様の気紛れ、って言った方が何かしっくり来るかな?って。」
苦笑しながら言う。
「あ。あたしも。普通の大精霊との契約の話を聞いて。それなら実力を試すまでも無く良く知った相手ならそういう試練は飛ばすのもあるのかな?って。でも、今やっぱり依頼の話と合わせて考えてみるとそういう事なんじゃ無くて単純に戦力、ピアリス様の手足となる・・・気軽に接することが出来てある程度の実力を持った人間が欲しいだけかな?とか考えて。・・・でも、さっきのピアリス様とロウジとのやり取りも思い出したら、それよりもピアリス様の気紛れ、って言った方がなんか説得力あってあたしも納得いくかな?って。」
こちらも苦笑しながら言うリンさん。
あぁ、なんだろうな。
ピアリス様の徳の為せる業とでも言うべきなのだろうか?
色々考えがあるとは思うんだけど、損得やら優先事項なんかも考慮してはいるんだろうけど。
ここで2人が出した結論は奇しくも一致してピアリス様の気紛れ、というものだった。
だから、
「・・・うん。これもピアリス様の人徳というものかな?」
そう言ったのだけど。
「日頃の行い、とも言うべきかも?」
と返された。
うん。
「うん。そうとも言うかもしれない」
「ぷ」
「「あはははは」」
うん。第一印象はあまりお近付きになりたくないものだったけど。
相手を思いやる優しさや気の強さも感じ取れたし、何より気軽に軽口を言いながら接することが出来る良い相手みたいだ、リンさんは。
と。
(ロウジィ?リンン?ギルド内は言わばわたしのテリトリーよぉ?しっかり聞こえてるからねぇ?)
という怖い怖いお姉さまの声が聞こえてきた。
「うわっ?!」「えっ?えぅえぇ?」
2人で顔を見合わせ。
「うん。買い物行こう」「買い物しよう」
急いでギルドの扉をくぐって外に出た。
「はははは」「あっはははは」
2人で笑い合う。
「か、考えてみれば大精霊様なんだから風を使ったり建物だったら大地の精霊としての力を振るえるのかもしれないね〜」
「あっ、あはは。ピアリス様自身が精霊だけど肉体を持って歩いてるから忘れがちだけどっ。自由に分体を作ったり大精霊としての力を、振るえるんだもん。そりゃ、聞かれててもおかしくなかったわ」
そしてまた2人で顔を見合わせて笑い合う。
「そう言えば。あたしは良かったんだけど二階の道具屋で薬とか薬草類とかを買わなくて大丈夫だった?」
ひとしきり笑ってからリンさんが聞いてくる。
「あ。うん。・・・そう言えばそうだったね。道具屋忘れてた。リワンさんじゃなかったし。・・・うん。薬草類は買ってあるから回復薬類を確認して無いものは作って。それからだね。後はとにかく採取用とそういった薬を入れる用に瓶を買わないと。・・・考えてみれば瓶が全然無いんだった。かなり余分に買っておかないとなぁ。」
忘れてたよ。
簡易合成じゃなくて回復薬類の調合も本格的にやってみないといけないし。
うん。やりたい、もそうだけどやらないと。
スキルのおかげで回復薬の作り方、素材の分量から素材を入れる順番とかも分かるみたいなんだけど。
沸騰、煮沸させた水にどれだけの分量をどのくらいの時間入れるのか、とかその後どのタイミングで次の素材を入れなければいけないか、とかは実際にやって確かめないといけない部分が多々あると思う。
最初に調合士と錬金術士が別にあるんだぁ、とは思ったし、何かシヴァ神が錬金術の俺のイメージは違うかもしれない、みたいな事を言ってたから気にはなってたんだけど。
どうやら錬金術士、錬金術は魔法を使い、魔法物質的なものを取り扱う職業らしい。
だから普通の薬は調合士の分野。
ちゃんと分量を量り、水やらお湯やらに素材を入れてかき混ぜたり寝かしたり。
それが調合士のようだ。
「調合士として作り方は知っているだけの物と実際に作れる物とをちゃんと把握しておかないと。」
「ん?そう言えば調合士でもあるんだっけ。作り方を知っているだけの物もかなりあるの?」
「え?・・・・あぁ、うん。ほら、特に俺の場合は。師匠的な人に貰ったアイテム図鑑があるから大抵の薬はそれを見れば作り方は分かるんだよ。・・・でも、うん。俺が実際に作ったことのある薬なんて大したこと無いからさ。(いや、実際には調合すらしてないし)素材が揃って初めて作れるかどうかを試してみないといけなくて。・・・あ、でも安心して?回復薬や毒消しとか基本的なものは最初から・・・もうすでに持ってるから、さ。」
最初から、とか言ったって通じないよね。
「そう、なんだ。あ。そういう瓶なら冒険者ギルドだけじゃなくてリワンさんのとこかオペラさんのとこ・・・・う〜ん。リワンさんのとこの方が冒険者が持ち運ぶには便利な物が多いかな?あたしも細々としたもの買いたいからまずはリワンさんの店に行こ?」
「あ、うん。分かった。」
・・・・ん?
「うん?どうかした?」
リンさんが聞いてくる。
その深く被ったフードはこういう村だとやっぱり結構異質な気がする。
「ん?うん、なんか。言葉遣いが普通?・・・いや、普通と言うかなんと言うか?」
「あ、うん。このフード、フード付きのケープなんだけど。これは種族隠し、っていう特性を持った物なの。話し方とか体型とか種族特有の物を覆い隠してくれるんだけどフォレスタさんに借りたの。あ。フォレスタさんは知ってる?」
「あ、うん。昨日会ったよ。そうなんだ。そんな効果の服ってあるんだねぇ。なんか危なそうだけど。普通に売ってるのかな?」
「あ、うん。魔法で効果を付けたり錬金術で作られたり、神々が作った試練の迷宮や塔や洞窟といった場所の宝箱からとか。ただ、確かにこれも悪い事に使える物だからフォレスタさんが管理してるみたい。やっぱり普通はこういった悪用出来るような効果の物は見つけてもギルド、商人ギルドでも冒険者ギルドにでも報告をして管理して貰うのよ。フォレスタさんやピアリス様なら信用度はギルドに匹敵するから結構個人で管理してる物も多いみたい。これはフォレスタさんが自分で見付けたみたいだけど。」
「あ、そうなんだ。・・・うん。ピアリス様とかを信用出来ない、なんて言ったら誰を信用するんだ、って、話だよね。・・・そうか。フォレスタさんは冒険者でもあったっけか。」
なるほどなぁ。
でも、見付けた冒険者の自己申告って事だよね?そんなに信用しちゃって良いのかな?
「あ。と、言っても冒険者の皆が皆ギルドの基本理念に従ってるような良い人ばかりじゃないから。冒険者ギルドは基本、この大陸にしか無いはずだから一応言っておくね?やっぱり登録料しか要らないで後はたまに寄付するかどうかだけど、それだけで死ぬまで冒険者で居られるんだからやっぱり冒険者の中にも盗賊みたいになったり犯罪に手を染める人間は多いの。そこは冒険中にも気を付けていないといけない部分。幸いな事に殺人者とか盗賊って職業は神様の力で強制的に一番先に並ぶようになってるから出会った人間を鑑定さえしていれば危険は避けられるけど。」
「あ、そうなんだ。・・・あ。ごめん。そう言えばリンの能力値って見させて貰って良いかな?」
「・・・は?はい?何言ってるの?むしろまだ確認してなかったの?なんで?」
「あ、ご、ごめん。今の冒険者と盗賊の話もそうなんだけど。まだ人を鑑定するって事に慣れてないんだよ。だから、つい、ね。早く慣れなきゃとは思うんだけど。」
「あ、そうなの。鑑定も身に付けて間もないの?それなら、まぁ、仕方ないのかな?良いよ?これからも見たい時には断らないで見てくれれば良いからね?」
「あ、う、うん。ありがとう。」
「え?・・あ・・う、うん。って!そうじゃなくて。一度言ったけど、一緒に冒険をするのだからお互いの能力の把握は必要なことでしょ?むしろ明日地図を見て現地の様子を知ってから軽く作戦を練るのにも必要よ?だからむしろ早く確認して欲しいくらい。」
うーむ。
やっぱり時々キツめになるかな?
「うん、そうだね。じゃぁ、失礼して」
リン
称号: 速戦士
属性 : なし
状態: なに?
混乱無効 (指輪) 毒無効 (腕輪)
種族特性修正 (ケープ)
年齢: 16
HP 267/269
MP 310/310
体力 53/54
気力 58/58
腕力 46 (-10)
耐久力 41
知力 66
精神力 70
敏捷性 53 (-10)
幸運度 60
職業
冒険者RANK.3 獣戦士LV.3
「獣戦士?・・・あぁ、獣人族だと戦士じゃなくて獣戦士が基本職になるんだ。敏捷性はさすがと言うべきか?あ、ケープって見た目だけじゃなくて能力値も変えるのか、ふぅん?」
獣人の特徴って腕力と敏捷性にも出てるって事かな?
「そういう事。あ。リワンさんの店過ぎちゃう。入らないと。」
「あ。」
そして俺たちは明日に備えての買い物に2人して興じるのだった。
お読みいただきありがとうございます!
すみません。
最後まで書き終えず更新せず寝てしまって(落ちたとも言う)いましたm(._.)m
書き終えた時点での更新で変な時間になってしまい申し訳ありません。
本当ありがとうございます。
次話はウッドレイクの森に出発です。
今の森はさほど危険はない、との事ですが。
更新予定は23日になります☆