魔法のアレンジに挑戦しよう?!
それなりに規格外な所を見せ始めたロウジ。
魔法の使い方はもうわかったとばかりに色々細かい事をやり始めます。
さて、どうなりますか。
「さて、アンもポリーも良いから席に着きなさい?ロウジだけでなく皆に聞きたいわ。何か気になった事はあるかしら?」
皆を座らせてアンジェリカさんが質問してくる。
「私としてはファイアボール、でしょうか。」
「あぁ。分かるわね」「あぁっ!」「ファイアボール?」
「ほら。ロウジがファイアを使う前、最初に言ったじゃない?ファイアボールなら使えそうな気がするというような事を。それで、どうしても、ね」
「ですね。」「はいっ。私も、ですっ」
「あぁっ!なるほどね。・・・うん。確かにそれは俺としても実際に使えるか気になるね。それにさっきレベルが上がった際の新魔法の説明してくれたけど俺も火魔法でフレアバレット、水魔法でアクアバレットって新しい魔法を使えるようになったみたいだよ?石以外のつぶてをいくつか飛ばす魔法。これが派生って奴なんだね。」
「・・・・レベル上がったと言っても1つか2つよね?・・・・地味に規格外ね。」
「凄いですっロウジ様っ!」「先程からの魔法を見ていると納得出来る部分もあり、何も言えないですね」
「・・・地味に凄い?俺。」
「はいっ。凄いと、思いますっ」「そう、ね。」「ですね」
「そうなのか」
可愛い女の子3人にそう言われれば悪い気はしない、どころか嬉しい。
ゲーム的な考え方をすると当たり前みたいに思うけどそんなに珍しい事なんだね。
思わず天狗になっちゃいそうだよ。
「いかんいかん。まだ初歩の初歩、一歩進んだだけなんだから。冒険者としてはまだ歩き出してもいないんだから。」
自分に言い聞かせる。
「あら。良い心構えね。可愛い娘3人に囲まれて浮かれないのは褒められる事だわ?」
「?」
「卑下、なさっているわけではないですね?良い心掛けのような気がします」
ポリーちゃんは俺が何故ブツブツ言いだしたのかいまいち理解出来なかったかな?
アンジェリカさんは・・・・的確に突いてくるね。
俺としてはアンさんの反応で十分だよ。
「まぁ、色んな人の話を聞いてるからね。すぐ増長するのが良い結果にならない事ぐらいは、ね」
うん。家的に色んな人の話を聞いてるからねぇ。
「素晴らしい心掛けだと思います。冒険者や為政者には必要な事だと思いますよ」
「そうね。特に冒険者には必要な事かもしれないわ。上手くいってる時にこそ油断しない事が大事になるわね」
「はいっです。」
「うん。確かにそうだ。」
まぁ、実際にはそんな大袈裟なものじゃなかったんだけどね。
「それで?他には何かあるかしらね?」
「あ。あるかどうか分からないけどサンダーとか雷系の魔法もあるのかな?」
とりあえず暗黒魔法まで内容を見たけど雷系は無いんだよなぁ。
ひょっとしてオリジナルになるんだろうか?と聞いてみる。
「雷系の魔法?あるわよ?精霊に頼むならともかくとして雷の仕組みがよく分からないから使えるようになる為にはレベルを確か30前後までは上げなければいけないはずだけれど、風属性に分類されているわね。でもどうして?」
「ん?いや、やっぱりファイア、ウォーター、ストーンバレット、ウィンドに加えて、サンダーやアイスバレットみたいな魔法って基本的なイメージがあってさ。アイスバレットみたいな氷系の魔法は水魔法だよね?」
「雷系と氷系ね?そうね。氷系は水魔法に分類されているわよ?・・・ひょっとしてその2つも使えそうなのかしら?・・・明確に想像出来るのかしら?ね?まさか。」
・・・・あぁ、レベルが上がるまではちゃんとイメージするのは氷系の魔法も厳しいのか。
「うん。雷は少し試してみないと分からないけど氷系は多分すぐにでも出来ると思う。・・・そう言えばアンジュのウォーターだけどさ、あれは、あれも制御の仕方で出来るのかな?」
多分雷系、電気系として静電気みたいな摩擦の感じかちゃんとした気象系かどちらかで発生だけなら行きそうな気がするんだよね。
氷系は火と水の連携みたいな感じで・・・・あぁ、霧とか雪とかも行けるかもしれないなぁ。
「・・・そう、なのね。試せるだけのちゃんとしたイメージが出来るの。私の、と言うかウォーターの魔法は普段から飲み水としても重宝するから覚えた方が良いわよ?飛ばさずにただその場に水を出すだけだもの。すぐに出来ると思うわ。・・・ポリーだって出来るもの。」
「あ、そうなんだ?そうなのか。」
冒険中に水場が見つからなかったり水筒が空になった時とか確かに便利そうなんだよね。
だから聞いたんだけど。
そうか。魔法=攻撃魔法=飛ばすもの、という先入観があるんだよな。
ちょっと背もたれ越しに後ろを向く。
「要はその場で水の玉を作れれば。飛ばしても落としても使える、と。・・・うん。ウォーター」
チャポン、と。
イメージした通りにその場で水の塊が出来て浮かんでいる。
「よしっ!なるほどね〜こんな感じか。」
「・・・・おめでとう。そうなのだけれど・・・少し大きくないかしら?」
「それでは大きいと思いますよ、ロウジ様?」
「グっ、グラスに入りきりません、ロウジ様」
「・・・あ。うん。・・・うん、そうだね。・・・良いよ、とりあえず水を出す感覚を掴みたかっただけだからさ・・・ん?待てよ?」
右手を前に、水塊を空中に漂わせたままで考える。
「・・・これで火をこの場で燃やすイメージで出してお湯を作れるんじゃないかな?・・・・問題は弱火で出さないと、か・・・・火力と火の大きさ自体もこの水塊よりも小さくイメージして?・・・更にお湯が沸くイメージ・・・どうだっ!ファイア!」
「お?いった?」
「ロウジ様?」
「・・・ロウジ?」
「ろ、ロウジ様?」
目の前の水塊から湯気と泡、気泡とグツグツという音も微かに聞こえるようだ。
「あれ?何か違ったかな?・・・・いや、沸くイメージでやったから良いには良いんだけど・・・なんだろ?なんか」
?
水を出した。
そこから変化させてお湯を沸かした。
うん。間違いないよな。
「ロウジ?どうしたのかしら?お湯にしたのよね?何かおかしいのかしら?」
首を捻っていたら、捻りまくっていたらアンジェリカさんが聞いてきた。
「うん?・・・うん。何か、こう。なんだろ?変な感じが・・・火でお湯を沸かすイメージでやったから別に間違いも問題もないはずなんだけど。・・・なんか、こう・・・」
なんとも言えない感じがするんだよなぁ。
「あ。ひょっとしてそれは」「んん?ひょっとして、です、けど」
「ロウジ?おそらく、だけれど。もう一度、今度は最初から沸かしたお湯を出す感じで魔法を使ってごらんなさい?」
ん?
「え?最初から?・・・・最初から?うん、わかったよ」
最初から、最初からね。
とりあえずお湯はそのまま手を放す感覚でバシャバシャと地面に落とす。
そして話をしたついでにテーブルに向かい上に手を翳す。
「・・・・最初からお湯を出す、と。・・・・うん、ウォーター!」
チャポンッと湯気が立つ水塊が空中に浮かぶ。
「・・・うん?普通だ。何の違和感もない。・・・なんで?」
3人を見る。
「ロウジ様。多分ですけど。この短期間に水道を結構頻繁に使われませんでしたか?慣れてしまうくらいには。」
あ。
「う、うん。ほら、魔力の操作で水量とか水温を調節出来るのを知ったらなんか楽しくて、さ。魔力の操作の練習にもなるかと思って・・・結構いじった。・・・そうか、魔石に魔力を通して水温弄ってたから魔力だけで、自分の魔法で、初めて出すってのに違和感が・・・・ん?でもいきなりお湯にして出したら違和感無かったよ?なんでだ?」
理由分かったと思ったんだけどな?
手の先のお湯の塊を見る。
「あら?分かったかと思いましたのに。ロウジ?貴方は魔力を通して水温や量を変化させる、という事に慣れ始めていたのですわ。ですから水を先に出して次に火を出して沸かす、という事に手間と感じたのでしょう。そして温度調節を火に頼ったのでしょうから尚更、ですわね。」
「はい。私達もそうだと思います。」
そうアンさんが言うとポリーちゃんが頷く。
「あ、そうか。そういう事か。確かにそうかも。二度手間だと感じてたんだ、俺」
だから最初から温度調節したお湯を出すイメージだったらいけたのか。
「あら、スッキリしたみたいだわね?」「ふふ」
「うん。スッキリしたよ」
「あははは」
「でも残念な事に魔力の回復時間にはなっていないかしら、ね。」
「あ。あはは」「あっ」「あら」
うん。
魔力の回復に休憩時間をあててるんだったよね。
魔力だけでも見られるかな?
HP 101005/100005 (+1000)
MP 1208/488(+1000)
「あ?HPとMPはセットになるのか。・・・ん?え?・・・ねぇ?ごめん。3人からHPってちゃんと1500とかに見えてる?なんか俺からは表示変更の文字も見えなくなっちゃってるんだけど・・・」
おかしいな?
確か表示変更の数値と文字が俺にも見えてたはずなんだけど?
「「「え?」」・・・あら?そういえばさっきも今も値がおかしいわね。おかしいと言うか偽装されてないわね、それ。能力、詐称だったかしら?ちゃんと働いていないようよ?スキルをもう一度確かめてみた方が良いと思うわね」
「あ、やっぱり?・・・うん。・・・・・スキル見てみるよ。・・・・え?あれ?」
無い?
能力隠蔽 能力開示、で隣に能力詐称があったはずなんだけど。。。無くなってる。
「え?あれ?なんで?」
「どうしたのかしら?」「どうしたのですか?」「ど、どうしました?」
「え?あ、うん。能力詐称のスキルが無くなってる。」
「え?」「まぁっ」「えぇぇ?」
「なんでだろ?」
昨日の今日なのに。
「何か夜にやられましたか?スキルを入れ替えたりなどは?」
「ん?んん?・・・シヴァ神に新しいスキルを貰ったくらいだけど・・・いや、まさかな?・・・・ごめん、ちょっと聞いてみる」
すぐその場で瞑想に近い形に入る。
(シヴァ神様?)
(・・・んを?なんだロウジ?どうした?)
(あ、はい。すぐに確認と言うか聞きたい事がありまして。)
(ふむ、なんだ?)
(スキルの能力詐称が消えてしまっているみたいなんですが、何か分かりませんか?)
(ん?スキルが消えた?そんなバカ・・・な?・・・んんんっ。すまん、ロウジ、それはある意味わたしのせいだ。わたしがやった。すぐに戻しておく)
(・・・はい?)
やっぱり、と言えばやっぱりなんだけど。
どうして?
(どうして、かと言うと、だな。・・・あぁ、うん。普通新しく身に付けたスキルは一番下に付け加えられて行くものだが、な。・・・ロウジの場合は元からあったが表示されてない、見えなかったスキルとは別にこちらが後から付け加えたスキルが大量にあるせいでそれがおかしくなっていて、な。魔物の知識を一番下に加えた際にそのシステムをどうしようかと弄ったのだよ。能力詐称は能力隠蔽と開示の後ろに付け加えられていただろう?システムを弄った際に恐らく魔物の知識と同じ場所に一度書き加えられてしまって、消えてしまっている状態なのだろう、と思う。)
(・・・・は、はぁ。)
(それと、ひょっとしたら、だが。昨夜から今の時間までで新しいスキルを身に付けたりしたか?だとしたらそれも自動修正に齟齬を生み出したのかもしれんが)
(あ、はい。さっき、ついさっきですが、魔力消費半減というのを・・・)
(ほう?また便利なものをすぐに覚えられたものだな。あい、わかった。うむ。すまんが能力詐称は一番後ろに付け加えられたが勘弁してくれ。すまんな)
(あ、いえ。原因が分かって改善されたのなら別に良いです。ではそれだけなので失礼しますね)
(う、うむ。うむ。では、また、な。)
「むぅ。また詐称し直さなきゃいけないか」
「あら?終わりました?」「わかったのですか?」「ロウジ様っい、今シヴァ神様と話されて、いたの、ですか?」
「あ、う、うん。原因はやっぱり新しいスキルを身に付けた事にあったみたい。とりあえず直った、はず。ちょっと待ってね?」
ロゥジ=タソガワ
称号: 子爵家の居候
属性 : 無
状態 : なんだろな?
混乱無効 (指輪)
レベル5
HP 1500/500 (+1000) (表示のみ変更、元値: 101005/101005) (表示変更説明隠蔽中)
MP 1300/488 (+1000)
体力 188/90(+100)
気力 123/78 (+100)
腕力 143 (+100)
耐久力 144 (+100)
知力 203(+100)
精神力 185(+100)
敏捷性 136 (+100)
幸運度 715 (+600)
職業
冒険者RANK.1 精霊使いLV.1
MPも弄っておいたほうが良いのかもしれないけど元の値をいちいち見なければいけないからとりあえずは良いにしよう。
「これでどうかな?直ってると思うんだけど」
「・・・・えぇ。大丈夫そうよ。良かったわ。」「はい。大丈夫そうです。安心しました」 「だ、大丈夫、みたいです。良かったですっ」
「あ、良かった。本当、安心したよ。」
「さて、ちょっと中途半端な時間になってしまったみたいだわ。昼食まで一旦解散して昼食後にまたここへ集まりましょう?良いかしら?」
「ん?」
時計を見ると・・・11:48と表示された。
「あ、ポリーちゃんは仕事あるのか」
「は、はい。給仕ですけど。。。行っておかないと」
「私も食堂の準備を手伝って来なければいけませんね」
アンさんもか。
「ん。じゃぁ昼食後にまた!」
「はいっ!」「はいですっ」
「そうね。では解散。・・・ロウジも一旦部屋に戻りなさいな」
「あ、うん。そうするよ」
一旦解散だな。
部屋に戻ってアンさんが呼びに来るまで使えそうな魔法について考えながら身体を休めていよう。
・
・
・
「それでロウジ?今は魔法についてよね?どんな調子かしら?」
きのこのクリームパスタを食べ終えるとほぼ同時にハイネスタさんが聞いてくる。
「あ、はい。アンジュ達のおかげで大分良い感じに覚えられているのではないかな?と思います。」
「そう。魔力の操作や魔法のアレンジについては個人の力が試されるわ、あまり魔法に頼るのもマズイ事なのだけれど面白くもあるから色々と試してみなさいな」
「はい。ありがとうございます。」
「あら、ロウジは魔法のレベルが2や3でもうオリジナル魔法や派生魔法を習得する程優秀なのよ?それに覚え始めなのにファイアボールやサンダーも使えそうだと言うのだから私達もうかうかしていられないわ」
「まぁっそうなのですか?」
アンジェリカさんにそう言われたハイネスタさんが俺に聞いてくる。
「え?あ、はい。と、言ってもファイアを使うつもりが少しイメージを失敗してしまって。それがオリジナルだったりします。それとファイアボールはともかくサンダーは少し色々と試さないとすぐには使えない気がしますね」
「まぁっ!それでもすごいわ!氷系の魔法なんかも使えたりすると更に凄いのだけれど。」
「「あ」」
「ん?どうかしたかしら?」
右手の掌を上に向けて出す。
「あ〜、多分ですけど。・・・・さっきのお湯をいきなり出した感じで今度は沸かすんじゃなくて・・・水から温度を抜き去る感じに・・・0度以下まで下げる・・・・ウ・・・じゃなくて・・・アイス!」
カッキンッと空気が固まるような音がして右手の上に氷塊が現れた。
「まぁぁっ!」「「まぁっ!」」「わぁっ」
うん。やっぱり氷はすぐに出来た。
そうか、最初からイメージを乗せる感じで言葉を口にした方がやり易い気がするな、やっぱり。
メイドさん達もビックリしているね。
「驚いたわ、こんな簡単に氷を作り出すなんて。」
「私も本当にこんなすぐに出来るとは思いませんでしたわ」
「ありゃ?アンジェリカさん、アンジュは信じてくれてたんじゃないの?」
がっかりだよ?
「え?あ、い、いえ?信じてはいたのだけれど。もちろん。ただ。それでも魔法の1つも知らなかった人間がこんなすぐに立て続けに新しい魔法を使えるようになるなんて、ねぇ?」
「あぁ、まぁ、それは分かる気もするけど。」
でも、やっぱそれでも、なぁ。
「本当、凄いわね、ロウジ。それで?その氷はどうするのかしら、ね?」
俺を何か面白いものを見るような目で見ながらハイネスタさんが聞いてくる。
「え?・・・そうですねぇ。昼食前にも考えたことがあるので試してみますね?」
「あら、何かしら?楽しみね」
「まぁ、ロウジ?もう色々考える余裕があったのね?」
「うん?うん、まぁ、ね。・・・・この氷を一度に蒸発させて少し冷やしながら・・・難しいか?・・・でも広げれば多分・・・ミスト!」
ジュワッと音がして湯気が霧に変わり良い感じに俺の前から広がる。
「まぁぁっ!」「まっ!」
テーブルを覆い切るには少し足りなかったけど成功と言えるんじゃないかな?と思って2人の反応を窺う。
「大したものね、ロウジ。本当、大したものだわ」
「ありがとうございます。ただ、いきなり大量に霧を発生させるには少し練習が必要みたいです。」
「い、いえ、ロウジ。やっぱり大したものよ?霧を発生させる原理が理解出来てるという事よね?それは凄いと思うわ」
「あ、あぁ。そういう事か。うん、そうだね。雷はともかくとして氷についてもそうだけどどうすれば発生するかはある程度は理解出来てるから。」
雷についてはうろ覚えだから何回も試してみないと出来ないと思うんだよね。
「あら?雷についてはそれほど自信があるわけではないのかしら?」
「あ、はい。だからかなり試行錯誤しながらやってみない事には、なんですよ」
「そうなのね。アンジュ?それならマナについてと精霊術を先に教えてしまった方が良いかもしれないわよ?」
「あ、どうなのかしら?そうなのかしら、ね?」
「私はそう思うわよ?精霊との対話から雷魔法についても学べるかもしれないのだし。万が一想像した魔法が魔力不足だった場合でもマナの使い方も学んでおけば良いのだし。改良よりもまずは広く浅く覚えていく事も大事ではないかしら?」
「あ、はい。言われてみれば俺もそう思います」
「それもそうね。では少し休憩したら次は精霊術について教えるわね」
「うん。引き続きよろしくね、アンジュ」
「えぇ、任されたわ」
「ふふふ。なかなか良い感じに息が合ってきた感じかしら、ね?」
「え?・・・あぁ大、いや、どうでしょう?」
「まぁっ、やだわお母様」
うーむ。
なかなかからかい上手と言うかなんと言うか。
バートさんが居ない分からかう相手を常に探しているような気がすると言うか。
そんなこんなで次は精霊術を1から教えて貰う事になったようだけど。
うん。
精霊使い・・・・・ある種の憧れがある。
楽しみだ、すごく。
お読みいただきありがとうございます☆
さぁ、サンダー系を練習かな!と思いきや一旦魔法の講義はお預けです。
まぁサンダーは風魔法に分類されていて風の精霊使いであるハイネスタが勧めるのだから間違いはないのでしょう。
と、言うわけで次話は精霊との交信に挑戦します☆
更新予定は9日です(⌒▽⌒)