村の店舗案内〜その2〜商人ギルドです?!
まず村だけでなく世界的に頼りになるエルフのフォレスタと知り合いになったロウジですが、知らない事わからない事だらけです。
アンジェリカやアンには何か考えがあるようですが。
そんな2人に引っ張られ村の案内の続きです。
「ねえ?フォレスタさんも元々この村の住人だったの?」
気になっていた俺は店を出て体勢を整えてから2人に聞く。
めちゃくちゃ強いよねフォレスタさん。
あの強さなら広範囲魔法とかも普通に使えるんじゃないのかな?
「え?」「え?あぁ。」
2人して一瞬キョトンとする。
がアンさんはすぐに質問の意味が分かったみたいだ。
「あ、そういうことね?あの方は王都に居を構えていらしたのですが、お父様お母様が魔物の群れに向かう際に御助力下さり。元々お母様の恩人であり師匠的な立場であったようですが、村の再建と発展にも自ら店を構えてまでも御尽力下さっているのです。」
「元々街にあまり住まない純血のエルフなので爵位こそ持ちませんが救国章という最上位に位置する勲章を授けられた現代の英雄の1人でもありますよ」
爵位は断ったらしいです、とアンさんが教えてくれた。
「がーん」
と、口に出して言ってみる。
「?」「どうしました?」
「いや、だって。現代の英雄の1人って。今。フォレスタさんが、だよね?」
英雄なんて。今に生きる現代の英雄なんて。
憧れるじゃないか!
いや、まぁこの世界の物語、英雄譚なんか知らないけどさ。それでもやっぱり、ねぇ。
「はい。150年程前に他者を従える力を持った自らを魔王と名乗る者が魔族のほとんどと結構な異種族とを従えて力による世界支配に乗り出しました。それにやはりその力に抗う事が出来た異種族と異種族間同盟を結び我々人族も対抗したのですが、大陸間の連携などは取れておらず周囲の大陸は蹂躙されてしまい。そこで新たに戦力を補強されここ中央大陸が決戦の舞台になりました。その時に各地の森や洞窟等に特殊な結界を張り外部世界とは隔絶した生活を送っていたエルフやケンタウロス等の伝説の種族も人族に力を貸してくれました。突然それらの種族が参戦した理由は不明とされていますが、それにより物理的魔法的に対抗する事が出来るようになり魔王の軍勢を果ての島に追いやることに成功しました。その時に先頭に立ち直接魔王と相対して生き残った内の14人の1人がフォレスタ様なのです。」
「はぁぁ。す、すごい人なんだねぇ。やっぱり。」
「それから魔王の束縛から解放された異種族達やエルフ達も世界に散らばって異種族間異文化交流が盛んになったのですがフォレスタ様もその時から人族に交じって時に為政者とも意見を交えて生活しているようです」
「ちなみに魔王は未だ南の果ての島に国を創って生きているらしいわ。」
「え''」
おいおい。
「なんで?」
普通は封印したり倒して、それで終わりだよね。
「そこも魔族やエルフが中心になって秘密にしている為に不明となっている部分、よ。知りたければフォレスタさんに聞きなさい?貴方なら教えてくれるのではないかしら?」
そういうアンジェリカさんはさっきもそうだったけど何かしら知っていそうだ。
「あ。わたしは知りませんよ?」
見たら分かったのだろう、アンさんが言ってくる。
「あぁ。って事はやっぱりアンジュは何か知っているんだね。」
やっぱりね。
「まぁ、そうね。師匠と弟子でもあるし。ね。」
ん?他にも何か理由があるとか?
「あ。ナースル家は14英雄の1人と親戚にあたる家系なのですよ。その関係でしょうか?」
なんか言いにくそうにしていたアンジェリカさんに代わってアンさんが言ってくれた。
・・・マジか
「マジかっ?!」
あ。
「?マジか、とは?」「なに?」
あ。2人共不思議そうな顔してる。
「あ。真面目な話か?!本当にか?!という驚きを表した言葉です」
慌てて説明する俺。
ひょっとしたら普通に使われたりするのかもしれないけど貴族の間では絶対に使われる事はないだろうね。
と、いうか。
「ここの2軒は?」
話しながら歩いて説明も何もなく過ぎちゃったけど。
「そうなのね。あ、フォレスタさんの店の隣は今は2軒共に空き店舗よ」
「あらら。そうなんだね。」
ただでさえ村なのに空き家ならぬ空き店舗があるとは。
「それで、まぁ。私達が英雄の親類にあたる、というのはそうなのだけど。それだけではなくてお母様の父親がエルフなんだけど。その関係で、ね。」
「ふぅん。そうかハイネスタさんはハーフエルフだったね。」
まぁあまり言いたくなさそうだからその内にね、というところかな。
「そういえばハーフエルフって別に迫害されてたりどっちかの種族に嫌われてたりってないの?」
なんか紹介の時もあっさりしてたけど。
「迫害?なんで」「迫害、ですか?」
「ん?うん。ほら。エルフに在らず。人にもあらず、みたいな感じで、さ。」
無いのかな?
「あぁ!そうね。かなり昔にはエルフが精霊に近い種族で魔力も強いから、って偉そうにしてた時代もあって。それで他種族、特に人族を大勢が蔑んでいたみたいだわ。けれど先の大戦で戦友として一緒に戦って。森を護ったり山火事から森に住む生き物を助けたりして種族間が近付いた事。人族にも精霊使いがかなりの数居ることを知って逆に精霊に近いというのは威張れる事じゃないのでは、となったことなんかが理由で交流が盛んになった後は無くなったらしいわね。」
「なるほど。」
ふぅん、面白いな。
「それで、ですね。ここは乾物屋【きのこの森】、ここは野菜屋【森林の恵み】」
「え?きのこの?いや、たけのこの?・・・あ、どっちも違うか。」
思わずツッコミ入れそうになったけど考えたら別に普通だった。乾物屋だし。
「はい?」「どうしたのかしらロウジ?」
「あ、あぁ、いや、なんでもない。なんでもないよ。ただ、向こうで聞き慣れたような名前があったから反応しちゃっただけ。しかも違った。」
笑って2人に言う俺。2人には分からないから笑うしかないもんね。
「それでここが肉屋の【お肉の森】、ここが魚屋【銀魚の湖】、ここは商人ギルドの第二倉庫。そして。ここが商人ギルドになります。商人ギルドの裏に第一倉庫があります。」
「ロウジは自分で色々な物を作ってそれを冒険に活かしたり販売したりしたいのよね?だったら商人ギルドと冒険者ギルドの両方に登録しておいたほうが良いと思うわ。さ、だから入るわよ」
「うぇっ?と、とと」
アンジェリカさんに手を引っ張られる形で銀行のような形と大きさの商人ギルドの建物の中へ。
「「いらっしゃいませ〜」」
「おぉう」
なんか聞き慣れた感がある挨拶に思わず反応してしまう。
窓口が・・・外から観ても思ったけど中も銀行みたいな窓口が5つ。あ、いやなんか右手奥にもう1つ、計6つの窓口があるようだ。
手前側には木の椅子が並べられていて奥の窓口の前には3人掛けくらいのソファが置かれている。あそこはVIP用か?
入り口左側にも木の椅子が並べられていてそちらに3人座っていた。窓口は空いてるみたいだけど呼ばれるのを結構待つのかな?
「さ、行くわよ」
「わっ、と了解」
「いらっしゃいませ。本日はどのような御用件でしょうか?お3方ともに初めてのご利用かと存じますが。」
窓口のポニーテールのお姉さんが聞いてくる。髪の色に青?濃い水色?が混ざっていてなんとなくオシャレ。地毛っぽいけど。
「はい。こちらの男性1名のギルド登録をお願いするわ」
と、言ってアンジェリカさんが俺を前に出す。
あ、そうか。用事があるのは俺か。
しかも俺だけ、か?
「ん?俺だけ、なんだよね?」
「当然です。私達は未だ成人していませんから登録出来ないのですわよ。」
「商人ギルドも冒険者ギルドも未成年者は登録出来ないのです。盗賊ギルドは出来るらしいと聞きましたが。」
「あぁ。そっか。年齢制限があるのか・・・盗賊ギルド、ね。」
「はい。冒険者としてのスカウトやトレジャーハンターを目指す人は冒険者ギルドに登録して技術を学びます。盗賊ギルドは完全な裏仕事を請け負うギルドですので気を付けて下さい。」
「了解。じゃあすみません、自分だけ登録をお願いしたいのですが。」
「はい、かしこまりました。登録料が銀貨2枚になりまして毎年青の1月1日に更新料として銀貨1枚をいただく形になりますが宜しいでしょうか?」
ん?
銀貨2枚って結構高く無いか?
すると顔に出たのかお姉さんが
「あ、少し高いと思ってしまいましたか?その辺も商人の資質に関わりますが説明させていただきますね。登録時には商人ギルドの案内を配布しますがこの最初の登録料にはこの街だけでなくこの国で商売を始める為の登録料金、手形発行料金も含まれています。また、更新料共に内銅貨20枚を事故等の補填等に充てる保険金として別途保管させていただいております。実際には事故等で支払うお金がそれでも足りない場合はお客様の資金から支払うことになるわけですが、それでも損失が発生している最中でのギルド保管の保険金は有難い物で。更なる保険金の上乗せやお金の保管もお伺いしている次第です。」
「あぁ〜、なるほどね。その保険金は戻って来たりするのでしょうか?」
掛け捨てだと追加、上乗せはきついよな。
「はい、もちろん御本人様に限りますが事情により商人としてやっていけなくなったり廃業して隠居する際等には1割を保管手数料としてギルドがいただきまして残りを全てお渡しする形になっております。」
ふ〜ん。結構良さそうだ。
さすが公認といったところだろうかね。
「じゃあ、登録をお願いしたいのですが。」
「はい、わかりました。ではこちらの用紙に必要事項の記入をお願いします。」
言って茶色い紙?とボールペンのような物を出してくる。
「はい。」
氏名・性別・年齢・誕生日・家族構成・・・あれ?誕生日?それに家族構成??
ペンはインクみたいなのを入れた物で先っぽも固めた毛のような感じでボールペンというより筆ペンのような感じだった。
「すみません、誕生日が分からないんですが。」
向こうの日付けで、と思ったけどそもそも書き方が分からないし1年360日で暦も違うと思い至った。
「あ。はい、そういう方もたまにいらっしゃいますね。登録日の今日の日付けで良いですよ、これは誕生日には商人ギルドで割引きやお得な情報があれば通知をさせていただく為のものですのでその日にもし商人ギルドにいらっしゃる事があれば、という程度の物です。」
ほう。誕生日セールをしてくれる、と。
ただし商人ギルドに来店必須です、と。
実際には冒険や旅をしていればなかなか合わないのではないかな?だからあまり日付け自体には意味があるようなないような、というわけだね。
「アンジュ、家族構成ってどうすれば良いかな?」
後ろのアンジェリカさんに聞く。
なにしろどのくらいかはわからないけど居候の身だからね。家族構成をどうすべきか悩みどころだ。
「ん?別に結婚しているわけではないのだからロウジ1人で良いのではないかしら?」
「あ。別に良いのか。」
「あら?ひょっとしたらですけど。アンジェリカ様の許嫁の方だったりするのでしょうか?」
「「え」」
お姉さんの爆弾発言にしばし3人して、何故かアンさんも、固まる。
「あ、あら?失礼いたしました。違ったようですね。申し訳ありませんでした。」
言って深く頭を下げてくるお姉さん。
「え、えぇ。良いわ。別に。確かに許嫁の話はいくつか来ているけど未だ決まっていないし。」
「来てるんだ。」「いくつも来てるのですね」
ハモる俺とアンさん。
「え?え、えぇ。来てるだけは来てるわね。でもわたしとロウジは今はそういう関係ではないから。それにわたしとアンが2人で連れて来たのだから勘違いするのも理解出来るわ。気にしないで」
こちらとあちら。顔を交互に向けながら言うアンジェリカさん。なかなか面白い。
「すみませんでした。」
「いえ、良いのよ」
2人してまだやってたけど俺は
「すみません、取り扱いたい商品というのは?種類で構わないでしょうか?未だ商売をするような状態じゃないので全くどうなるかわからないんですけど。」
最後の項目も困っていた。
「あぁ、はい。今は初登録の段階なので無記入でも大丈夫ですよ。ただ、何か商売を始められた際には自己申告をお願いします。ギルドカードに登録をさせていただきますので。」
なるほど。
「わかりました。ではこれでお願いします。」
用紙とペンを返す。
「あら?申し訳ありません。漢字なのはわかるのですがどこまでがファミリーネームなのか教えていただけるでしょうか?」
「あ。ふりがなふっておきますね」
そういえばふりがな欄がなかったし氏名欄に氏と名の区分けもされてなかったね。
カタカナでふりがなを書く。
「ありがとうございます。タソガワ、ロウジ、様ですね。登録は漢字でよろしいですか?それともカナでよろしいでしょうか?
「あ、どうしよう。」
「ここの大陸とか国だと漢字だとわからない人多いんだよね?確か。」
アンさんとアンジェリカさんに振り返って聞く。
「そう、ね。昨日説明したようにこういったギルドであれば今みたいに通用するかもしれないけど一般ではロウジのトコとは氏名の名乗りも逆だわ。」
「そうですね。それにロウジ様の住んでいた場所とは違い氏名が逆ですのでカナ表記にした方が良いかもしれません。」
「ありがとう」
2人とも同じ意見だったからカナで書いて名乗る時にもそうしよう、と決める。
それと窓口を見渡してみてどうやらカナはカタカナだけみたいだ。よく分からない、けれど読めはする文字はあったりするけどどこにも平仮名は見当たらなかった。
まぁ、どちらにしろ俺が読む分には多分日本語で翻訳されているから関係ないんだけど書く時は困るね、これは。
「じゃあ、すみません。カナ表記に直してロウジ=タソガワで登録をお願いします」
「はい。ではお手数ですがもう1枚に記入をお願いします。」
「はい。」
「はい。確かに。それでは少し後ろの椅子にお掛けになって・・・あ、いえ。取り扱い品が無いのですぐ終わりますのでそのままお待ち下さい。」
そう言って立ち上がり後ろの事務群に行くお姉さん。
「そういえば、さ。あの人もだけどアンジュの髪も緑とか青とか混ざってる人が居るみたいだけど染めてるんじゃないよね?」
「・・・あ。あら。そういえばそうね。ロウジの髪は真っ黒だわね?」
「へ?」
なんだろう?変な顔をされたけど、アンさんは普通に茶色い髪だし、黒髪の人もたくさん居るみたいだけど?
「あぁ〜、ごめんなさい?精霊の力を扱える人間、人族だけなのだけど精霊に気に入られている人間はその髪の色に生まれつき特徴が出るのよ。大抵は1種類の精霊だけだからわたしやあのティーナさんみたいにその精霊の属性を示す色が混じるの。色の多さや濃さで強さや精霊の数が分かる、とも言われているわね」
「あ。なるほど〜。アンジュの髪、最初はハイネスタさんからの遺伝の色かと思ったんだけどね。多分俺はつい最近その力を手に入れた?からかな。」
「あぁ。そうだったわね。おそらくそのせいかしらね。今後精霊との関わり方によっては髪の色も変化していくかもしれないわ。ただ、別の可能性もあるから今は分からないですけれど。」
「へぇ〜」
「確か生まれつき分かってしまう部分なので後から精霊使いになる例は少ないので後からなった場合、後天的に髪の色がどうなるかはあまり知られてないのですよね」
「そうなんだね」
アンジェリカさんだけでなくアンさんも多少は知っているようだ。
まぁアンジェリカさんの従姉妹だしな。
「お待たせしました。こちらがギルドカードと商人ギルドの説明パンフレットになります。代金の方をいただいてよろしいでしょうか?」
「おお!そうだった。」
なんか代金とかの話をして払った気になっていたよ、危ない危ない。
「はい。銀貨2枚確かに。このギルドカードは鑑定のスキルを使うとタソガワ様が先程書かれた情報が浮かび上がるようになっております。これは他者に鑑定された場合にすぐに分かるようにとの仕様ですのでご了承下さい。この情報は消えろ、と念じるか強くカードを振っていただく事により消えるようになっております。」
「あ、はい。なるほど分かりました。」
・・・なるほど。
他の商人の情報を知りたがる人間は結構居るんだろうな。見られてもすぐに気付けるように、という仕様か。そうなったら逆に目立つかもしれないけど目立つなら目立つで犯人探しに役立つのかな?
受け取り、その鈍色をしたカードケースくらいの微妙な重さがあるカードを見る。
「最後に重要な注意事項ですが。年1回の更新さえされていればギルドには登録され続けます。ただし災害等で一部地域で品薄の物品が発生したり国から大量の注文があった場合にその品を入手出来そうな人間やその地域に居る人間にはギルドから緊急要請がかかることがあります。その要請をしっかりした理由がなく2回断った場合には即ギルドから追放となりますのでお気をつけ下さい。」
「あ、はい。ん?ギルドからの緊急要請ってどういう風に入るのですか?」
「はい。緊急要請に限らずなんらかのギルドからの連絡はギルドカードに文書で送られます。文書を受け取った場合にはギルドカードが3度ブルブルと震えてお知らせします。なのでなるべくなら身体に密着するような形で持ち歩くようお願いします」
「あ、はい。了解しました」
ふうむ。単なる金属片じゃないというわけか。魔法か科学か。・・・分解したくなるよね、こういうのって。
「後、もし万が一紛失された場合は再発行に銅貨60枚をいただきますのでご了承下さい。尚、なかなか丈夫な物なのですが、もし魔物に襲われたり事故に遭い破損してしまった場合には年に1回だけ無料にて再発行させていただきます。」
「あ、はい。わかり・・・ん?それって。」
「あ。はい、気が付かれましたか?無くしたのを破損した、と言う方もいらっしゃるのですがその場合は文書を送らせていただきますので大丈夫です。破損してしまった場合には文書を送る事は出来ませんが紛失の場合には送る事は出来ますので。それでそれを利用して宿屋や建物内で無くされたのが分かっている方は捜索されますね。そういった捜索の場合には銅貨10枚で承っております」
「はぁ〜なるほど〜」
色々考えられてるんだね。さすが商人ギルドというところかな。
「これで大丈夫かしら?」
「ロウジ様、大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫だと思うよ。」
月会費なし年会費のみの会員って形で後はこの世界や国独自の注意事項さえ気をつけるだけじゃないかな。
「では後の細かい事はパンフレットに全て書かれておりますのでまた分からない事や利用したい施設等ありましたらご利用をお願いいたします。この度はご利用ありがとうございました。」
「あ、はい。ありがとうございました。」
「「ありがとうございました。」」
(称号:商人見習い、を入手しました)
お。
こうして順調にまずは商人ギルドに登録してまた村の案内に戻る。
(称号詳細:商人見習い)
《商人見習い》
まだ商人ではないがその意思を持ち一歩を踏み出せし者に与えられる称号。
効果:なし。
・・・まぁ予想はしてたけど効果無いんだ。
ちょっとだけがっかりした。
そしてなんか腹減ってきたかも。
ロゥジ=タソガワ
称号: 子爵家の居候
属性 : 無
状態: 緊張して少し疲れたかな
レベル5
HP 101005/100005 (+1000)
MP 1455/455 (+1000)
体力 151/88(+100)
気力 126/76(+100)
腕力 143 (+100)
耐久力 140 (+100)
知力 195(+100)
精神力 182 (+100)
敏捷性 135 (+100)
幸運度 715 (+600)
職業
商人LV.2 鑑定士LV.1
お読みいただきありがとうございます☆
商人ギルドのある側は食料品や食堂関連の建物が主に並んでいます。
その中で異質なのがフォレスタの【森のバングル】ですが理由があるのかないのか。
次回は昼食を外で食べる3人です。
十字路の角に入り口があり向かって左正面が冒険者ギルド、逆側右正面が商人ギルドという建物になります。
次回更新は11日の予定です。