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気分屋の仕業~増える俺たち~②

気分で投稿不定期投稿。スパンは多分長め。ちょっと趣味前回の毛色の違う作品です。


 教室の真ん中の列で頬杖をつきながら、面の良い友人と童顔な友人と凡人な俺は、雑談に興じている。


「最近聞くよな。近くの【芳野神社裏の鯉の神様】のご利益」

「なんだよそりゃ。俺は、初耳だぞ」


 目の前の面の良い友人は、その神様のご利益とやらに(あやか)ろうとしている。


「シュン、知らないのかよ。女子の間では結構有名だぞ」


 面の良い友人である森坂が、ウザったいほど自慢げに話を始める。

 それを、俺ことシュンと童顔な友人である古里が黙って聞く。


「なんでも近くの神社の裏手には、立派な錦鯉が住んでいるんだ。それも住職の錦鯉じゃなくて、先代のさらに前からいる鯉らしくて結構長い生きなわけよ。その鯉にはだれでも餌がやれるんだ」

「なんでそんなに断定口調なんだ? お前、まさか実際に行ったのか?」


 俺の気怠い視線を向ければ、まあな、と鼻を擦りながら照れたように言われた。正直、男の照れなど不快以外の何物でもない。鳥肌が立っちまったじゃねえか。


「まあ、俺の話よりも続きだ。その鯉に餌をやるとき、恋の願い事を口に出して鯉が池の水面を跳ねたらその願いが現実になる、って話だよ」

「恋と鯉の言担ぎっていいよね」


 古里が、柔らかな笑みでそんな事を言うのだから歳以上に幼く見えてしょうがない。本当に中学生って言い張れば騙せるほどに。

 対する俺は、淡泊な性格な為か結果だけを急いで求めてしまう。


「そういう、お前は、実際にやったんだろ? 何を願って、叶ったのか?」

「それがさ~。沢山のパンの耳を持って休日餌をやり続けたんだけどな。最初は、近寄って食べてたんだけど、最後には逃げるように離れちまった」

「じゃあ、森坂の願いは叶わなかったんだ。残念だね」

「ああ、本当に残念だ」


 盛大に溜息を着く。顔は良いのにやっている事を聞くとアホだ。

 一日中、鯉を見るよりナンパした方が成就する確立が高いだろうに。いや、昼ごろの人通りの多い所で物思いに耽った表情で待機すれば逆ナンされる方が遥かに高いのに、森坂は妙な所で残念だ。

 森坂は、黙れば良いのに。しゃべると全身から残念オーラが噴出するのだ。

 そして古里よ。そんな天然な発言してはいけないぞ。森坂の残念さ加減がいくら経っても直らない。むしろ加速する一方だ。と内心呟く。


「僕も好きな人がいたら良いけど、今は気になる人いないんだよね」

「じゃあ、好きな人ができますように、とか好みの女性と巡り合えますように、って願えばいいんじゃないのか?」


 俺の意見に、森坂が別の話も持ち出す。


「実際、それで隣の高校のイケメンや美少女と付き合い始めた奴の話聞くからそれに追随しようとする奴も多いんだよ。それも、全員幸せなリア充野郎になってるし」


 話だけで追随しようと思うのは如何なものか。と思う反面で、面白そうだ、一度やってみたい。という思いが沸き起こる。

 この心持ちを例えるなら、そう小学生の頃。コックリさんをやろうと言い始めてわくわくと祟りへの恐怖で思考が可笑しくなる子供と同じ考えだと思う。

 ただ、祟りなどの恐れがないためにコックリさん以上に気軽にできてしまうのでコックリさん以上に加熱しているようだ。


「それで、肝心のことをお前は逸らしたが、お前は何を願ったんだ? 森坂」


 言及を逃れたと思っていた友人は、一瞬体を硬直させ追従する古里が、僕も知りたいとせがむ。

 だが無情にも時間は過ぎて、授業の予鈴がスピーカーより流れる。


「わ、悪ぃ。俺は席に戻る」

「ああっ……聞きそびれた」


 子犬のようにしゅんと落胆する古里の姿が可愛らしい小動物に見えた。こんな小動物的な人間の隣に立つ女はどんな奴なのか、こいつがもし願うなら何を願うのか。を一瞬考えた。


 結果は、全く想像できない。


「古里は、もし願うならどんな願いをするんだ?」

「うん。僕は、素敵な人と運命的な出会いを果たせますように。かな?」

「また、ロマンチックだな」


 えへへっ、と照れる。くそ、可愛いじゃねえか。一人和む。

 その後は、数学教師が授業を始め、俺は黙ってさっきの話の続きを一人で考える。

 クラスに好きな奴はいない。昔、好きな女性は居た。


 初恋は小学一年の頃、当時で言えば高校生くらいの女性だ。隣に割合身長の高い男が居たがそれ以上に鮮明だったのは、女性はかなり砕けた感じで居たのだ。

 女性と言えば母親や周囲の幼い友達しか知らない俺にとっては印象的でかっこよく映ったのだろう。 更に臆面もなく一緒に居た男性と話し、俺と他愛のない遊びに付き合ってくれた。今の年を考えれば、きっと二十代前半から後半にかけてだろう。もしかしたら二人は結婚しているかもしれない。

 幸せな家庭を築いていると考えると俺の理想がそこにある様に思う。

 一緒に居た男性とは、夫婦以上に親しく、互いに理解していたようだ。

 それは俺の目に羨ましく映り、望みを映したようだった。

 俺の望みは――『自分をもっとも理解してくれる人間』が居てほしい。


 病める時も、健やかなる時も、常に共に……


「俺って、意外とロマンチストなのか」


 自分が今、キモいことを想像して自己嫌悪に襲われる。

 背中が粟立ち、身震いする。

 自己嫌悪を紛らわすために、不貞寝して終業のチャイムが鳴るまで耐える。

 数学の授業は終わり、放課後の始まる。俺は、自己嫌悪を振り払うように背伸びをする。その時、背骨がボキバキと嫌な音が鳴るが気にしない。

 帰宅部の俺は、外見は運動部に所属していると思われてしまう。そう言う風に決めつけられると逆らいたくなるのが人間の性なのだろう。そう言う理由で、俺は運動など一切やっていない。

 帰宅部の俺にとっての暇な時間の訪れ。

 別に何か願う事があるわけではないのだが、どうしても神社の鯉の神様の話が気になってしまう。

 どうせ駄目元なら、と勢いよく立つと同時に行くことを決心する。

 ただ、鯉の餌はどうしよう。近くにコンビニがあるが、何か買おうか。

 お菓子は……塩分、糖分、油分で水が汚れるから駄目だ。そして菓子パンも駄目。おにぎりは……塩を使っているからやっぱり駄目だ。

 そうなると――と決めたものは。


「ありがとうございました」


 背後で店員の声を聴き、ビニール袋の中身を見る。


「麩、か」


 味噌汁に入れるあれだ。鯉だって生物だ。鯉用の餌以外だったら、生米やこんな柔らかいもので良い。と祖父母の家で学んだことがあるような、ないような。

 献上品は持った(麩だけど)。後は、神社裏に向かうだけ。(くだん)の神社は、下校途中にある百を超す階段の上にある。

長い階段をゆっくり歩き、境内に入る。

 右手の住居からちょうど出て来た神主さんが、俺を目ざとく見つけたので、軽く会釈する。


「どうも、参拝とは珍しいですね。なにか用ですか?」


 中々に若い男性が出迎えてくれたので、少し面を喰らった。髪は黒々としており、黒ぶち眼鏡を掛けて優しそうな微笑を浮かべている。

 七五三の時の神主さんは、結構な年配だった記憶があるので、そのギャップだろう。


「いえ、小さい頃によくここに初詣に来たので、懐かしくなってつい」

「なるほど、それではこの近くに住んでいるんですね」


 と、言っても来たのは数年ぶりです。と付け加える。


「神主さんは、いつからやっているんです」

「そうですね。五年前です。それがどうかしましたか?」

「いえ、七五三の時に会った人は、結構な年配だったので、今はどうしているのかな? と思いまして」

 照れ隠しのように、指で頬を軽く引っ掻くが、神主さんは、ちょっと寂しそうに言う。

「大分歳でしたからね。私が神主になったのも、祖父が病に倒れたからなんですよ」

「そ、そうですか。すみません」


 僅かな沈黙で気まずくなる。だが神主さんは、すぐに話題を見つけてきた。


「それよりも最近、学生さんがよく来るみたいで試験期間がもう近いんですか? 一応、学業のお守りも売ってますし」


 にこやかに尋ねる神主さん。流石に、この笑顔の前では誤魔化すのは気が引けたので素直に話す。


「いえ、たぶん。神社裏の鯉の話で人が来たと思います。多分……」

「……鯉の話?」


 怪訝そうに眉を寄せる神主さん。まあ、そうだろう。神社に来る目的が鯉を見るだけなら公園にでも行け、という話だ。

 俺は、今日聞いた森坂の話を掻い摘んで話せば、何をおかしいのか、神主さんは笑い出した。


「恋と鯉で言を担ぐなんて、若者らしい考えですね」

「いえ、まあ迷信だと思いますけどね」

「でも、この神社に祭られている女神は、人の恋路を司る神様だからそこから来たのかもしれませんね」

「俺の中では、鯉は、滝登りで龍になるイメージしかありませんよ」


 それを聞いて、恋愛の神様に龍神様と贅沢な話だ、とまた声を出して笑う。


「まあ、この神社の神様は、そんなに凄い人じゃないんですよ」


 溜息でも吐きそうなほど遠い目で呟く。なんだろう、この思い出したくない事を思い出してしまった。とでも表現すれば良い表情は。うーん。深く考えないでおこう。


「まぁ、今の話で疑問は解けましたよ。なんてったって人が餌撒くのは良いのだけれど、それが鯉に悪いものだからね」


 そういう神主の素振りは、ちょっとした呆れが見えた。バカは菓子類でも撒いたんだろうことが容易に想像できて、つい謝ってしまう。


「その点君は、ちゃんとわかってるね」

「な、何がですか」


 半歩引いて身構える。神主さんの顔は、ニヤニヤとビニール袋の中身に注目が注がれる。


「うちの鯉の餌には、よくペレット状の餌か麩を千切ってやっているからね。あっ、そうだ。ついでに池の周りも掃除してくれると助かるな。この前なんか、パンの耳が大量に放り込まれて。ぷかぷかと一角で膨張していたから」


 その話を聞いて俺は、また謝りそうになった。

 原因に心当たりがあり、その残念な奴の所業で神主さんが迷惑しているのなら当然だ。だが意外と神主さんもお茶目というか、無遠慮というか。


「わかりました。暇ですし、少しだけならやりますよ」

「助かるよ。この所、忙しくて、面倒見れてなかったんだ」


 そう言って神社の奥に消えていく神主さんを見送る。全く、我ながらお人良しのようだ。と自嘲気味な溜息が漏れる。

 神社の裏手に回った俺が見たのは、想像以上にひどいありさまだ。

 本来綺麗な景観だろう池周りは、お菓子の袋が散乱し、石の蔭に隠すように置かれている。全くどこのどいつだ。と文句を言いたくなる。

 池の表面は、水の流れが止まる一部で餌が滞留して、ふやけてもいる。

 被害者である鯉は、水の注がれる場所に停滞している。


「こりゃ、やりがいがあるな」


 さっそく鞄と麩おいて、掃除を始める。

 見つけたビニール袋にとにかく見つけたごみを放り込んでいく。ポテチにチョコレート菓子、菓子パン、空き缶と人間の食べるものが放置されている。

 こんなんじゃ、神様だって願いを叶えてくれないだろ。と無神論者なのに内心では神様肯定発言しながら目につくごみは回収。

 後は、と周囲を見回せば、水中用の網がある。それでごみを掬い、ビニール袋に放り込んでいく。

 これだけで池周りが大分綺麗になった。これでも良いのだろうが凝り性としては、もうちょっとやりたかった。


「ふぅ~。あっ、こんなところに葉っぱが詰まってやがる」


 水の出口に葉っぱやお菓子やパンの耳が詰まっているので、腕まくりをして、水の中に手を突っ込む。春先とはいえ、日蔭のこの場所の水は冷たく骨身に染みる。

 俺は、素早く素手でゴミを取って水が正常に流れ始めるを眺めてから手についた水滴を払う。

 水は徐々に入れ替わり、隅っこに停滞していた鯉が活発に動き始める。心なしか喜んでいるようにも見えた。


「やれやれ、このまま帰ってもいいんだけどな」


 程よく疲れたし、別に優先して叶えてほしい願いでもない。ただ買った麩がもったいないと思ってしまう。

 池を覗きこめば錦鯉は、こちらに頭を向けて口をパクパク動かして、餌を強請っているようだ。


「わかったよ。待て待て」


 近くの蛇口で手を洗い、麩を取り出す。小さく千切って食べやすいようにして、目の前に落としていく。


「ああ、なんか、小学校の頃のウサギの餌やり思い出すな」


 あの頃もこんな癒される心持ちだったのか。と思いながら鯉を眺めている。

 ぴちゃん、と鯉が跳ねた。

 これは、願いが叶う。という現象だ、やったね。と思う余裕すらなかった。

 なぜなら、跳ねた頂点で鯉の体は、金色に光り巨大化するのだ。


「な、なんだ!」

「は~い。私は、女神様ですよ~」


 妙に間延びした声が響く。浅いはずの池から人が現れた。それも水面から浮かんでいる。

 着崩した巫女装束。胸がでかく、あとちょっとでぽろりとしそうな胸を胸の下で手を組んで支えている。間延びした雰囲気とは違い強烈な存在をこの場に放ち、周囲が少し明るくなった気がした。


「……」

「お~い、私は、恋の女神様。こいのぞみこと様ですよ~。貴方はとても良い行いと良い献上品を持ってきたので、特別に無理難題を聞いてあげますよ~」


 女神などというには威厳がない。どちらかというと、友人と話すような感覚で接してくる。それでもまだ放心状態の俺を見て拗ねたのか、無理やり持っている麩を掻っ攫う。


「麩、もっともらうね~」


 手に持っていた袋ごと麩を奪取され、俺はその瞬間正気に戻った。


「あっ、あんた何者だよ⁉」

「だから私はこいのぞみこと様だよ~。まあ気軽に、こいみこ様って呼んでね~。私は、悩める少年少女の願いを気紛れに叶えてあげる素敵な女神様ですよ~」


 神様が気まぐれとか言っちゃ駄目だろ。とか思うが、あの池の惨状を見てはそりゃ人を選びたくもなると納得する。ただ文句はきっちり言う。


「池から女神が出てくるってどこの童話だよ! 木こりのおじさんもびっくりだよ! 斧落としてないぞ俺は。てか、神道と西洋と鯉の滝登り思想が合体して、可笑しな状況になってるぞ!」

「ひどいな~。八百万の神様だって女の神はいるし、別に、鯉はただの依り代よ~。ほら、ご神木とおんなじよ~」

 言っている事はどうでもいい。この非現実的なことが目の前にあることには変わりない。

 だが、この妙な女性が本当に神様なら、俺は幸運だ、と思っている俺は、確かにここにいるわけで……

 その間も、もそもそと麩を食べながら、どこからか取り出した一升瓶をラッパ飲み。ホントに女神か? と一瞬疑う。


「それで、その女神様が、なんで俺に特別なことしてくれるんだ」

「だって~。池汚かったでしょ。この頃なのよ~。それに私の噂を聞いた人が次々に食べないものを放り込んで、水が汚くなって住み辛かったのよ~」

「それは、同じ高校生としてすまん」

「いいのよ~。こうして大好物の麩を持ってきてくれたんだから~」


 もそもそと麩を食べ始め、酒で顔を紅潮させる妙齢の美女。シュールだ。


「願い事話さないんだったら、私の愚痴聞いてよ~。この前ね~『良い子が彼女に欲しい。あわよくば、生涯の伴侶に!』って言いながらパンの耳大きいまま放り込んでくる子がいたのよ~。酷いと思わない?」

「全くあのバカは。顔が良いのに何を微妙に困ること言っているんだよ。普通に顔だけで騙されて付き合う奴いるだろうに。今日俺に掃除させた原因だ。次あったら、タダでは済まさん」


 俺の雰囲気に気づいたのか女神様は、あらあらまあまあ、と頬に手を当てて微妙な笑みを浮かべている。


「まあ、それで、君はどんな願いがいいのかな?」

「君じゃない。俺はシュンだ」

「じゃあ、そのシュンくんの願いは何?」

「俺の願い?」

「そうだよ~。私もね~、気紛れで人の願い叶えたから、礼儀の無い人を呼び寄せたんだと思うんだよね~。でも君みたいな良い子は、願いを叶えても罰は当たらないと思うんだ~」

「神様に罰を与える存在はないと思うが」

「屁理屈なんて聞きたくな~い。あるなら言って!」


 強い語気に押される。普通に字面だけなら間抜けだが、女神の存在感は本物だ。言わなければいけない雰囲気になる。


「お、俺の願いは――」


 一応は考えていた。だが本当にそんな願いが叶うのか? 半信半疑ながらも口から言葉が付いて出る。


「『自分を理解してくれる他人以上の人間』が欲しい」


 ちょっと言葉は違うが、概ねの意味はあっている。


「うん。わかったよ~。じゃあ女神様特急で、今晩あたりに叶うはずだから待っててね~」


 そう言って女神様は、消えた。と言っても鯉の姿に戻ったようだ。

 狐に抓まれた、狸に化かされた、とはこのことのようだ。全く現実感が無い。ただ麩はなくなっている。

 仕方がないと思いながらかばんとゴミを掴んで帰る。


「おや、終わってしまいましたか?」

「えっ、あ、神主さん」

「それはゴミですね。私の方で捨てますよ」


 柔和な笑みを浮かべて、ゴミを受け取る。この神主さんに、さっき見た出来事を話そうか悩む。


「あの……」

「なんですか?」

「あの鯉って……」

「ああ、あれは、結構良い色艶でしょ? 無くなった祖父がとても大切にしていたんですよ」


 だが、こんな人の良さそうな神主さんに困ったことを言うのもあれな物だ。

 この事は、心の奥に押しとどめることにした。


俺系ツッコミ主人公。名前がシュンとカタカナなのは、何となく。名字なし。

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