第二章エピローグ
クリエイターである僕、矢倉潤は、パートナーである桜井奈々と共に、モンスターが数多く生息する世界、「魔界」のモントール星へとおもむいた。そこで現れたのが、群れを統率するリーダーのモンスター、ハリウス。その伸びる腕と素早いフットワークを武器とするハリウスに対し、僕は恐怖感しかなかった。だが、そんな状況下で、突如、僕の周り(僕の体も含め)の時間がゆっくりになった。その時間を利用し、なんとか避ける方法を思いついた僕は、ハリウスの攻撃の回避に成功した。
だが、その後僕の体に異変が起こる。突然、僕の体は他の誰かにのっとられたように自由が利かなくなった。僕の体をのっとったやつは、自らをキーラーと名乗った。幸い、一定時間が経つと元に戻るようなのでとりあえずは安心だ。
ミッションを終了させた僕と奈々は、ロントの魔界支部へと再び足を向けた・・・・・・。
クリエイターである僕、矢倉潤は、ある日パートナーである桜井奈々との交際噂が流れてしまう。目撃されたのは僕と奈々がハリウス討伐を話し合って帰っていた日だった。その噂が引き金となり、高橋に、道場やぶりならぬ教室やぶりをされる。僕はなんとか高橋の攻撃をかわし続け、最後の最後でキーラーが僕に代わって高橋を殴りつけたが、こちらも体力切れでダウン。両者共に倒れた。
しかし、その姿を目撃した僕の担任の教師は、見て見ぬ振りをした。僕はそのときに、普段感じることのない怒りを覚えた。勇がなんとか僕を保健室まで連れて行ってくれたことには感謝している。
その後、僕と奈々はロントから呼び出された。奈々によれば、チームを作ることができるらしい。僕と奈々は二人のメンバーを加え、チームを結成した。元気のある少年、滝山修二と、堅物な少年、原岡海。チームの枠に入ろうとしない海に、僕らは不安を感じるが、チーム名を「チーム・スレイヤー」に決め、さっそく、次の日のミッションに備えようと各員は、僅かな休息を取っていた・・・・・・。
海を中心としてだが、わずかにぎこちない雰囲気こそ否めなかったが、僕達の初ミッションは、炎王と呼ばれるドラゴレイド・キル。通称ドラキル。そのドラキルの討伐の最中に一つの戦闘機が現れた。中から現れた青年は、驚くべきほどの身体能力を見せ付けた。
さらに、彼は、どこからともなく飛んでくる物体を体のさまざまな部分に取り付ける。特徴的な蒼い翼をはじめ、円盤型の武器、銃、胸に取り付けられた砲台のようなもの。足の砲台。その全てがレーザー兵器という恐ろしい武器だった。
青年は自らを「ジャスティス・ファイア」と名乗った。そして、彼の戦場への乱入により、戦場は混乱し、ドラキル討伐にも、時間がかかった。
戦闘の終了したチーム・スレイヤーは、彼の正体を掴めぬまま、ミッションを終了させることとなった。