秒でくそったれ!!
最近の父さんは、、、
母さんにきつく当たっているようだ。
「昼間家にいてるんだったらもっとちゃんと掃除しろよ!ふっ!こんなところにホコリがたまってるじゃないかー。」
「あ、、、ごごごめんなさい。これからはもっと頑張るから。」
「誰のお陰で生活出来てると思ってるんだ!」
「あなたのお陰です。ごめんなさい。ごめんなさ、、い。」
母さん、、、泣いてる?
最近急に母さんに対して父さんの態度がキツくなっていた。
母さん、、、大丈夫かな、、、。
ー次の日ー
「おい!!酒、、、酒ないのかー?」
「昨日全部飲んだじゃないですか?!」
父さん、、、昼間っから酒飲んでるのか?!
仕事は?!
「それなら早く買ってこい!!くそったれがー!!」
(ガッシャーンッ!)
え!?
何!?
何か父さんが投げたのか!?
「きゃーー!!」
「母さん、、、」
僕は思わず自分の部屋から飛び出してしまいそうになった。
でも、、、
中学生のこの無力な僕にいったい何ができるのだろう、、、。
ー次の日ー
「俺には好きな女がいる、、、。別れて欲しい。今すぐたけしとこの家から出ていけ!!」
え?!父さん!?嘘だろ!?
俺たちのこと捨てるのか!?
「そんな、、、!!私のこと裏切ってたの?!あなたひどいわ!!」
「うるせー!!」
(バッシーンッ!)
「きゃー!!あなたー!!やめてー!!」
(バッコーンッ!!)
母さんが、、、
母さんが、、、殴られてる!?
止めなきゃ!!
僕が母さんを助けなきゃ!!
この扉を、、、
3年間ほとんど出ないで過ごしたこの扉を開いて外の世界へと!!
そう僕は、、、
3年間あることがきっかけとなり引きこもりになってしまったんだ。
今僕のことなんてどうだって良い!!
母さんを助けないと!!
(バーーーーーーーンッ!!)
「父さん!!やめろー!!母さんに手を出す、、え?!」
「今、、今、、!!3年間引きこもりだった息子が、、、出て来ましたー!!」
「あー!!たけしー!!やっと出て来てくれたー!!」
「父さん、、母さん、、どういうこと?!」
リビングにはビデオが回っていて、、、
なんとこの状況をライブ配信されていたのだ。
「うおーー!!たけしの登場で今見てる人が!なんと!一万人まで行ったぞー!!これでお前も立派なYouTuberだ!!やったなー!!」
「良い加減にしてくれよー!!なんでこんなことすんだよ!!さらしもんじゃねーか!!」
「だって、、、たけし何しても出て来てくれないから、、、最初はたけしが気になって出て来てくれるかもって期待して父さんと2人芝居してそれでも反応してくれないし、、、出て来てくれないから、、、段々とエスカレートして行って。段々芝居が上手くなって来ちゃって、、、誰かに見てもらいたくなってね。」
「だからって、、、何でライブ配信なんかしてんだよ!?恥ずかしいだろー!?やめてくれよー!!
早く、、、これを止め、、、止めてくれー!!」
(ガッシャーンッ!!バーーン!!ドシャーン!!)
一年後、、、
(パシャッ!パシャッ!パシャッ!(カメラ音)
「こっち目線くださーい!」
「あのYouTubeデビューは凄い反響でしたねー!!迫力が凄かったです!家族愛に感動した視聴者が沢山いたようですねー。今では人気YouTuberの仲間入りですねー!」
「はい、、、今となっては笑い話ですけど、、、父さんと母さんには本当に感謝してます。あんなことでもなかったら僕はまだ今も部屋の中だったかもしれないですねー。なーんちゃってー!」
僕のくそったれだった人生が、、、
今輝き出す、、。




