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「」の物語   作者:
4/8

監禁 if【1-2-2】

俺は今日彼女と学校帰りに一緒に帰っていた

すると笑顔で

「突然なんだけどさスマホ見せてくれない?」

と言ってくる


またいつものが始まった。今日はご機嫌だと思ったが、結局こうなったか

「ねぇ、この女の子誰?」

何かを発見したような顔をして俺に聞いてきた


「部活の先輩だけど」

俺は真実を伝えた。前嘘を言ったらそのままスマホを壊されたからな


「ならいっか」

直後彼女はLIMEから連絡先を消した。消していった。

俺は少し苛つきながら聞いた


「別にいいじゃんなんで連絡先を消すの?」


「私という彼女がいるでしょ?別に他の女と連絡を取る必用ないじゃん」

と当たり前のように言ってきたので更にイラッとした

そう。俺の彼女は俗にいうメンヘラだ


「わかったよ、別にいいよ」


そう、別に消されたってかまわないのだ。正直もうなれた。初めて消されたときに心の中で彼女の本質をなんとなく理解し別のスマホに連絡先を入れるようにしたからだ


次の日に心の一部に可能性としてとどめていたことが起こった。

普段使いではなく隠していたスマホの存在がばれた


「ねぇ、私だけでいいて言ったよね?このスマホは何?たっっっっっくさんの連絡先があるんだけど?それも女性の。どういうことなの?」


「それは、お前が消すからだろ?連絡先はもってをかないとダメなんだよ」


俺は心の中にとどめていたことを言った


「…」

無言でスマホを地面にたたきつけられ壊された。


「信じてたのに。嘘つき!」

怒りながら走って帰っていった


次の日教室の中でおれは謝った謝るしかなかった。俺の姉は彼女の父親が経営している会社で働いている。姉のためにどけざした。クラスのみんなが見る中で笑われる中でどけざした。


「いいわ。許してあげる」


良かった…これでお姉ちゃんへの被害は抑えられると思った。しかし「それなら」と不穏な言葉の始まりを出してきた。


「それなら私が出すお願いを全部守ってね」と言ってきた。。


「まず1つ私以外の女の子と話さない。私に毎日電話する。私に毎日会いに来る…」


少なくとも20は超える()()()を言われた。


「わかった。それらは全部守るよ」それしか言うことができなかった。一つでも減らしてとも言うことはできなかった。


「それじゃ今日は…いいや!明日からちゃんと守ってね。君が言ったんだからさ」と笑みを浮かべながら彼女の取り巻きと何処かへ行った。


俺は購買でパンを買ってそのまま校舎横の階段でお昼をとっていた。少し泣いていたかもしれないが、周りには誰もいないし来ないと思ったので少し気分を落としながらこれからどうしようと思っていると、知らない人から声をかけられた。


「どうしたの?目元が赤くなっているけど…泣いてたの?もしかしていじめ?」と言う彼女の顔は一度だけでなく何度も観ていた。


彼女は3年生で風紀員副委員長の先輩だ。

「いや…特に何にもないです。普通にあくびで涙が出ただけですよ」と作り笑いをしながら言った。


先輩は「そうか」と言って自分の2つほど前の段に座った。流石に無言が流れて気まずかったので、自分から話をふることにした。


「先輩はどうして校舎横のこんなところにいるんですか?」俺は気になっていたことを聞いた。先輩ほどの人望や地位がある人ならばこんなところではなく友人とかと教室や食堂にでも行くかと思ったからだ。


体をねじりこちらを軽く向きながら先輩は言う

「?あぁ。だって購買に行ったら外に行く人を見かけたから、どうせならこういうところでも交友関係を築こうと思ってな。」


「そうだったんですね。っていうかここで食べて問題はないですか?」


「別に問題はないぞ、何故なら私がいるからな。私が怒られるなら問題かもしれないが多分怒られないから問題ないさ。」


「そんな気軽でいいんですか?」


「良いんだよ。それよりも君もいいのかい?」


「何がですか?」


「普通あくびでそんなに目元は赤くならないんだよ。」

と言われてしまって少しドキッとした。


「先輩には関係ないじゃないですか!」

そう力強く言えば先輩はそれ以上問いかけてこないと思ったら尚更火を付けてしまったみたいで先輩から猛攻が来た。


「そうか、それは残念だ。それでは一緒に職員室に行こうか」


へ?何で?怒られないんじゃないの?

そう思っていると煽られるように

「何でと言う顔をしているな?」

と言われた。そりゃそうでしょう!さっきは怒られないって言ったんだから。


「わかりましたよ。それで何が知りたいの……ですか?」

さすがにこれ以上ごまかすことはできないと判断したので先輩に聞いてみた。


「そんなにいやいや言うようなら別に言わなくてもいいが…」


はぁ?もっと早くにそういうことを言ってくれないかな?

「それなら、それを先に言ってほしかったですね」

とすこしイラつきながら言った。


「何だ?行くか?昼休みは始まったばかりだから時間はたくさんあるぞ?」と普通に脅された。


「…いえ、喜んで話させていただこうかなと」

少しでも機嫌をとるのが吉と判断して、一応会話の受け身をとろうとしていた。


「アッーハッハ」

と先輩は高笑いをして続けた

「そこまで怯えなくていいぞ、九分九割ぐらいしか思ってないから」


「それは思っているっていうんですよ。」

と冷静にツッコミを入れた


「これで気分は少しでも晴れてくれた?」

と先輩は言ってくれた。確かにさっきの落ち込んだ気分はなくなっていた。


見ず知らずの後輩にここまでしてくれる先輩は中々いないということは思ったので、簡単にだが話すことにした。彼女との約束。約束を破れない理由などメインはこんな話であとは普段受けている扱いだったりをほんの少しだけ。


先輩は笑うことなく怒ることもなく真剣に真摯に向き合って話を聞いてくれた。だからか自然と涙が零れた。すると先輩は見計らっていたかのように自分と同じ段に座りこちらを向いて抱きついてくれた。


先輩は「うん…うん、辛かったね」や「誰にも話したくないことをよく話してくれたね。」など温かい言葉をかけてくれた。俺が泣き止むまで…気づいたら昼休みの終わりのチャイムが鳴る時間になっていたが先輩は抱きついたままだった。


「先輩そろそろ行かないとまずいです。」

というと先輩は


「いかなくて良いよ。言い訳は私がしてあげるし責任も取ってあげるから、もう少しだけこのままでいよ?」

と。初めて話したがここまで親身になってくれるのかと思い…先輩に甘えることにした。


六時間目に教室に戻ろうとしたときに先生に会ったが、先程先輩が宣言してくれた通り適当な言い訳?をしてくれた。

内容としては先輩は先生から次の授業を休んでいいから風紀院の書類整理、生徒の素行調査書のまとめを頼まれていたみたいで、終わらないと思い近くにいた自分に手伝ってもらうことにしたと言ってくれた。そのおかげでお咎めはなかったが次回からは事前に伝えてほしいとのことだった。

 

クラスに戻ると彼女に問い詰められた。


「約束したばかりなのに、よく女性としゃべれるよね」と声のトーンを下げて問い詰められた。だから先輩が言っていた言い訳をそのまま使わせてもらうことにした。


「…ってことがあったから、先輩は風紀院の副委員長だから断って印象悪くするわけにもいかないと思っちゃって…ごめんね」と少し涙目になりながら言ってみた。反応は良くて「仕方ないな」と嫌々ながら許してくれた。

 

ーーー


放課後に約束通り彼女と帰ろうとしたら、先輩が僕の名前を呼んでいた。


「後輩く〜ん。かーえーろー?」


げ…今はまずいです!とアイコンタクトを送ったはずだけど先輩がまだまだつっかかってくる。


「もしかして彼女?若いっていーね!どうせなら馴れ初めも聞きたいし私もついてこーっと」なんで?先輩にアイコンタクト送ったよね?まずいって伝えたよね?


案の定彼女は怒る…

「あら、ごめんなさい。彼は私と二・人・き・り・で帰りたいみたいなので、寂しくホッチで帰ってくださる?」


「はいは~い、今日は仕方ないから譲ってあげる。

後輩君。また明日ね」と先輩は言い残して帰った。


「今からうちに来て」と彼女は言う。


「はい」とだけ言い彼女の家に行った。帰路では気まずすぎて何も話せなかったが、家に着いてから話が急転した。玄関に入るとすぐに「バチッ」て音と共に次の言葉を聞いて意識を失った。


「反省してね」


〜〜〜


う〜ん…どれくらいの時間があったのだろうか、気づいたら灯りとボトルに付いてるストローの2つだけがある部屋にいた。すると目の前がうっすら明るくなった。何かと思ったらタブレットだった。


「おはよぉぉ〜」と声が弾んでいた。彼女の声だ。


「これは」といったところで、「しーっ」っと言われてしまった。


「今ね、船にいるんだよ!これからね外国に行くのよ!そこでね2人だけで幸せに過ごそうね!」


は!?


「学校には退学届けだしたし、お姉さんには現金4桁万ぐらい置いてきたし、2人で過ごそうね。あ!今君がいる場所はコンテナの中だよ、わたしの家が持ってる船で外国に行くの!」


と楽しく話す。

「ふざけんな!」と怒鳴った。人生で一番声を出したかもしれない。怒気を含むだけでない本気の怒りで言った。


「そこまで、怒られるのは悲しいな?でもすぐに私が第一になるように、体に教え込むから安心してね。ばいばーい!」と言い通話は終了した。


 () () () ()|」

声にもならない、動物のような悲鳴が出るが、誰も来ない、返事をしない。無限に反響するだけ。



〜〜 〇年後 〜〜


「まだ君のお姉さん君のことを探してるみたいだよ?w。頑張ってるね、もう日本にはいないというのにねw」


そう言うと女は自分の足先を舐める男を見ながら笑う。


男は「愛してる(こ、殺して)」とだけずっと言う。









おめでとう!実績を解除したよ!


【監禁】 【本当の愛?】 【幸せ?】

を達成!

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