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巧言令色
・原文
子曰
巧言令色、鮮矣仁。
・書き下し文
子曰く
巧言令色、仁鮮し。
・解釈
先師は言われた。
口が上手く、人に媚びへつらう者には、敬意や思いやる心が少ない。
・私言
おべっかやゴマすりは人の機嫌を良くすることにより、自らの利益に繋げようとする利己的な行為であるからにして、心の底からの敬意を望むことは出来ない、という事なのだろう。
だが、持ち上げられて不快な人も少なかろうゆえに、それを見抜くのは簡単な事ではない。
自らを律する他に手立ては無いのだろうな。