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學而時習之
・原文
子曰
學而時習之、不亦說乎。
有朋自遠方來、不亦樂乎。
人不知而不慍、不亦君子乎。
・書き下し文
子曰く
学びて時に之を習う、亦説ばしからずや。
朋有りて遠方より来たる、亦楽しからずや。
人知らずして慍おらず、亦君子ならずや。
・解釈
先師は言われた。
学問は繰り返し学びなおすことで、新たな発見があるし、自分の成長が感じられて嬉しいではないか。
そうこうしていると、同じ志の学友が居て、遠くからわざわざ来てくれる事もあるかもしれない、何と楽しい事だろうか。
学問は自分のため、社会のために励むものである。
自分の知名度など気にすることなく、一心に励んでこそ立派な人物と言えよう。
・私言
論語と言えばまずこれ『學而時習之、不亦說乎』であろう。
『学習』という熟語の元でもあるし、『時習』もまた各地の学校名に使われていた言葉である。