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お困りごとは万屋部へ!  作者: soul chiter
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春のお花見大会②

花見大会当日。


「晴れてよかったね」


「ですね〜」


今日は雲ひとつない晴天で絶好のお花見日和だった。今日も日差しが暖かくて上着を羽織っていると少し暑いくらいだった。


「おし、とりあえず全員これに着替えて中庭に集合してくれ。更衣室は体育館のを使っていいそうだ」


そう言って部長から明るいグリーンの服が支給された。背面には黄色い文字で花見会と書かれている。うーん、ちょっとダサいかな。


支給された服を手に男女別れて更衣室へと向かう。


「ジャージに着替えてからその長袖の上にそのシャツを着て出てきてくれな〜」


女子勢と別れる間際、部長は杏果さん達にそう告げた。うん、やっぱりダサいと思う。


「はいよー」


「わかりました〜」


そう言った女子2人は更衣室の中に入っていった。


「じゃあ俺たちも着替えるか」


「そうだね」


「ですね」


僕たち男子3人も更衣室の中に入り着替えを始めた。


「お待たせ〜」


「お待たせしました」


着替え終わり体育館前で待っていると着替え終わった女子勢2人が出てきた。


「よし、じゃあ受付の方にいくか」


僕たち5人は受付のブースに向かった。

受付には園芸部の人たちが既に集まっており何やら話をしている様子だった。


園芸部の中心にいた人物がこちらに気づき近寄ってくる。どうやらあの人が部長のようだ。


「来てくれたか万屋部のみんな、今日はお世話になるよ」


「んなかしこまらなくていいぞー。終わった後褒美ももらうことだしな」


「そうか?じゃあそうさせてもらうわ。えっと、そっちの2人は初めましてだよな?」


「あ、えっと、川神冬馬です」


「雨宮美月です、よろしくお願いします」


「2人のことは知ってるよ。忙しい万屋部でうまくやってるみたいで。俺は園芸部部長の夏川草悟だ。以後よろしく」


「それで夏川くん。僕たちは何をしたらいいかな?」


「そうだな、とりあえず二手に分かれて行動してもらおうかな。とりあえず受け付け組と現場組に分かれてくれ。受け付け組は茶道部から渡されてる無料券と今回の地図を渡す役割で、現場組は今から目玉の桜のところに行ってシートをひきにいく。それが終わって花見会がスタートしたら見回り巡回って感じだ」


「現場組にはそっちから誰か寄越してくれるのか?」


「現場組には俺が同行するよ。受け付け側は副部長の久坂がいてくれるからそいつの指示に従ってくれ。つっても来てくれた人に配ったり軽い案内くらいだから受付の方も現場の方もそんなに気負わなくて大丈夫だからな」


「りょうか〜い。じゃあ班分けしようぜ〜」


「だな、じゃあ冬馬君、杏果、俺は現場組に、美月ちゃんと優斗は受付組でやるとしよう」


「了解、頑張ろうね美月ちゃん」


「はい!よろしくお願いします!」


「おーし、んじゃあ行くか。夏川、よろしくな」


「こっちこそよろしく頼むよ。じゃあついてきてくれ」


「じゃあまた後でね、優斗、みーちゃん」


「2人とも頑張ってくださいね」


「うん、3人も頑張ってね」


「皆さん頑張ってくださいね!」


こうして僕達は二手に分かれて依頼を開始した。

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