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お困りごとは万屋部へ!  作者: soul chiter
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いざ合宿へ!!④

気がつくと辺りが少し暗くなっていた。

「そろそろご飯にしようか」

「そうすっか。おーい、そろそろ中に入れよ〜」

「はーい」

「いきましょうかシロくん」

「晩御飯だ〜!!」

散々雪合戦で動き回ったせいか冷たい風が心地よかった。室内に入ると少し暑いくらいだった。

「じゃあこれから晩ご飯にしようと思うがただ作るだけじゃあ来た意味がないってもんよ」

「どういう事ですか?」

「実はこのキャップ場この時期でもマス釣りが出来るんだ」

「マス釣り…ですか」

「そう!そこで美月ちゃんと冬馬くんにはマスを釣ってきてもらう!」

「僕たち2人でですか!?」

「私やった事ないので楽しみです!」

「ちょっと行ったところにマス池があるから初心者でも簡単に釣れると思うから安心して大丈夫だよ」

「竿とバケツはもう借りてきてるから行ってくるといい」

「私も一緒に行くから安心しろ」

「2人が釣ってる間に晩御飯の準備をして待ってるから頑張ってね」

「よし、じゃあ行くか」

『はーい』

冬馬達3人はバケツと竿を手にマス池へと向かった。

マス池には釣り場がいくつかありちょうど屋根のある釣り場があったのでそこで釣りの準備を始めた。

「まず餌の付け方だな。餌はこれだ」

そう言うと杏果さんはカップを差し出した。中には謎の団子状の餌が入っていた。

「これを小さくちぎって丸めてつけるんだ大体お米くらいの大きさでいいぞ〜」

「これくらいかな…」

「つけたら釣り開始だ」

「えい!」

「よっ!」

2人の釣り針がマス池に投げ入れられた。

「多分すぐ食いついてくるからよく見とけ〜」

言われた直後手元に強い引きを感じた。

「きた!」

竿をぐっとあげる。

でもそこにマスの姿はなく、軽い感触が伝わってきた。

「あ〜逃げられた…」

「残念だったなシロ」

けたけたと笑われた。悔しい。

「まぁ餌はまだまだあるんだ。気落ちせずどんどん釣ってけ〜」

「きた!釣れた!釣れました!」

隣で興奮した声が聞こえた。

「杏ちゃん先輩!ど、どうしましょ!?」

「お〜釣れたかみーちゃん。とりあえず落ち着いて地面に魚下ろして」

地面に下ろさらたマスについていた針を杏果さんがあっという間に外し、バケツに入れられた。

「綺麗なマスですね〜」

「だね。いいマス釣れたじゃん流石みーちゃん。シロも頑張れよ」

「今度こそ釣ってやる!」

「あ、そうそう言い忘れたけど釣れる上限があって5匹までだからな」

「じゃあ勝負だね美月ちゃん」

「負けませんよ!」

こうしてマス釣り勝負が幕を開けたのだった。

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