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お困りごとは万屋部へ!  作者: soul chiter
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いざ合宿へ!!②

電車に乗り込み第一の目的地である場所へと向かう。

季節はすっかり冬になっていて窓の外の景色は進むにつれ雪の塊がちらほらと見えてきていた。

「ここら辺になると雪が降ってるんですね」

「学校とかじゃなかなか見れないからなんだか新鮮だね」

「これから行く場所はスキー場が近くにあるキャンプ場だ。だから雪もいっぱいあると思うぞ」

「あの…キャンプ道具とかないですけど大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ。今回はペンションを借りてそこで泊まったりするからね。キャンプ道具も向こうで用意されてるのを使う予定だから」

「結構かかるんじゃないんですか?」

「そんな心配いらないって。これは合宿だからな」

「まぁもちろん部費から出るから気にするな」

それって問題にならないのかという疑問はそっと胸の中にしまったのだった。

「なーなー、あとどれくらいで着くんだ?」

「そうだなぁ…電車であと1時間弱でその後バスで50分。徒歩16分だからまぁ1時間半もあれば着くんじゃないか?」

「しめて2時間半超えかーその間暇だな」

「私UNO持ってきてます!やりませんか!」

「美月ちゃん準備いいね」

「こういうの憧れてたので」

えへへと笑う美月ちゃん。ほんと無垢って感じ。

「僕もトランプ持ってきてるよ。どっちからやろうか」

「それじゃあ…」

優斗先輩も暇つぶしのように持ってきてくれていたようで電車の移動はあっという間に過ぎていった。

バスの中での移動の時は気がついたら寝ちゃってたみたいだった。朝早かったし電車でも遊んで疲れてたのかもしれない。

美月ちゃんと杏果さんもバスの中で寝てたみたいでバスの乗り換えの時目をこすりながら降りていた。

「次のバスで最後だからもうちょい頑張れよー」

「次のバスも長いんですか?」

「いや、次は20分くらいだからすぐだ」

「それを降りたらちょっとだけ徒歩になるからね」

「にしても寒いな〜ここ」

「雪が積っちゃってますもんね」

「バスの中でカイロ温めといたからもってるといいよ」

「ありがとー優斗」

「ありがとうございます」

「どういたしまして。さ、バスがきたよ。荷物置き忘れないようにね」

『はーい』

最後のバスに乗り数十分後、目的地に到着した。

「ここ…スキー場ですか?」

「そうみたいだね。そりゃ寒いわけだ」

「帰りに寄ってみるか?」

「いいんじゃねーか?せっかくここまできたしさ」

「私雪遊びは初めてです!」

「じゃあ僕がスキーを教えてあげるよ」

「ありがとうございます優斗先輩!」

「シロはスノボ派?スキー派?」

「僕はスノボ派ですね」

「だったら私と一緒だな」

にっと笑う杏果さん。

「おーいそろそろ行くぞー」

「はーい」

「明日も楽しみですねシロくん!」

「そうだね」

キャンプの後はスキーと予期せぬ嬉しい予定が入った。

キャンプ場への移動の時今日の晩のことや明日の事で冬馬の頭の中はいっぱいになっていた。

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