いざ合宿へ!!
こんにちは川神冬馬です。
ただいま高校初の冬休みに入っています。
そんな僕はと言うと大荷物を抱え集合場所である最寄りの駅に向かっています。
「お、きたきた。おーいシロ!遅いぞー!」
駅に着くといつもの4人がもう待っていた。
「皆さんが早すぎるんですよ…」
「おはよう、冬馬くん」
「おはようございます優斗先輩」
「おはようございます。しろくん」
「おはよう美月ちゃん。美月ちゃんも早いね」
「はい!楽しみでついつい早く来ちゃいました」
えへへと笑顔の美月ちゃんが子供っぽくてかわいい。
「よし、じゃあ揃ったからそろそろ出発するぞー」
『『はーい』』
どうして万屋部でこうして出かけてるのかと言うと…
〜数日前〜
「さて皆の衆話があるから聞いてくれ!」
部長がパソコンの机から立ち上がり大きな声を上げた。
「どうしたんですか?」
机の上にあるクッキーを片手に部長の話を聞く。
「うむ。来週から冬休みに入るのはみんな知ってのことだろう」
「そう言えばそうですね」
「そっか…もう来週なんですね」
「その冬休みにだ、合宿を行おうと思っている」
「それって前に言ってたやつですか?」
「そう!それだ!」
ビシッと美月ちゃんに指を指す部長
そう言えば前の文化祭の後にそんな話をしてたような…
「一応やる日なんだが27.28日の2日間を考えている。泊まりになるが2人とも大丈夫か?」
「僕は大丈夫ですけど…美月ちゃん大丈夫?」
「はい!私も大丈夫だと思いますよ」
「お前達2人は大丈夫だろ?」
「うん、平気だよ」
「んー」
「じゃあ大丈夫ってことでこの日開けといてくれ。集合場所は学校の最寄りのあの駅に朝9時に集合してくれ」
「了解です!楽しみですねシロくん!」
「そうだね美月ちゃん」
「私学校の人とお泊まり旅行初めてで楽しみすぎます!」
美月ちゃんがすごく興奮してる。それだけ楽しみにしてるんだろう。
微笑ましい。
「おっと、この合宿は君達の万屋部としての力を培うための合宿だからな。困難な合宿だと思ってた方がいいぞ」
「一体なにをやらすつもりなんですか…」
「気にしなくて良いぞー」
クッキーを齧りながら杏果さんが言ってくれた。
「みんなで楽しい合宿にしようね」
そう言いながら優斗先輩は温かいカフェオレを出してくれた。
頼りになるな〜この人達。
とまぁそんなこんなで合宿が決まりいま出発するところということです。
「シロ〜なにしてんだ〜置いてくぞ〜」
「はーいすぐ行きまーす」
冬休み最初に行われる合宿美月ちゃん同様僕も楽しみにしていたんだ。これからなにが起こるのかなにがあるのか楽しみでしかたない。
合宿はこれから、始まったばっかりだ。