第7話 vsドラゴン 前編
俺は悪魔として生まれ変わったらしい。
力を手にしたようだ。
レッサードラゴンは美里だった肉塊を焼いていた。
「んー美味そうな肉だ。」
「おい、お前美里をよくも!」
レッサードラゴンは振り返ると俺の方を見ると笑いながら口を開いた。
「人間よ。逃げずに食糧になりにきたのか?ほめてやろう。ん?お前羽なんか生えていたか?それに体黒いように見えるが。」
「まあいい、痛みは一瞬だ。もう一度木に打ち付けてくれるわ。」
「それはどうかな?次に床を舐めるのわ。レッサードラゴン貴様だ。」
レッサードラゴンがこちらに向かって突進してきた。
(隼人よ。あの程度のトカゲであれば素手で倒せるわよ。やりなさい。)
悪魔ダミアーニが頭の中に囁いてきた。
隼人はレッサードラゴンに素早く近ずいて翼を引きちぎった。
「ぐわあああ」
レッサードラゴンは痛みに悶えて膝を着いた。
「人間風情がよくも我の翼に傷を。」
「いや、お前本当に人間か?」
隼人はゆっくりとレッサードラゴンに近ずいていく。
「返り討ちにしてやるわ。」
レッサードラゴンは再び突進を繰り返した。
隼人はレッサードラゴンの顔面にパンチをお見舞いした。
レッサードラゴンは吹き飛び木に激突した。
木は衝撃で折れて辺りの木を巻き込んで倒れた。
「ぐおおお。何この我が恐怖を感じるだと。」
(このままでは殺される。)
レッサードラゴンは恐れを抱くのだった・・・