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レーゲンスブルク攻撃
エルグランド大陸南部の巨大な三日月型のニーベル湖の畔にある城塞都市ニカイアは、ハイランド帝国分裂後に帝国南部の要衝として建設され、過去にリュミエール皇国や反乱貴族などの侵攻を何度も退けてきた難攻不落の城塞都市だったが、アルヴィナ聖王国第二王子ガロード・ラ・ブレイヴが率いる二万五千の軍勢に攻め込まれ、遂に陥落する。
ニカイア陥落で、ハイランド帝国を滅ぼしたガロードは、外交上のリュミエール皇国の動きを牽制するため、攻め落としたニカイアに駐屯するが、補給の蓄えや戦闘で損失した兵力を回復させるために本国に追加の補給と共に援軍を要請するが、一月以上経っても援軍どころか伝令の早馬すら来る気配がなかった。
ETC.・・・・。