ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅠ:Fire
リレー小説『=BlanK † AWard=』
執筆者:鷹樹影虎
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焔を自在に操る少女に驚嘆する。
わずかな糸口から理論を組み立て、試行を重ね、入り組んだ論理を突き崩す。
それを一人で、高校生の少女が、そして、前線で戦闘中に遣り遂げる。
全く以て、優秀な司令塔である。
思考、行動に感情のブレがなく、高校生らしからぬ制御性を持つ。以前、自分が所属していた居所で話をしようものなら、鬼才とでも呼ばれそうである。
そのおかげで、殊、このレイドに対して、何もしていない感触が強い。実際、縦横無尽に一人で立ち回ってくれていたので、本当に何もしていない。
「はぁ」
茜は大きく溜め息を吐く。深呼吸のつもりが、盛大に溜め息として出る。
目標と結果が達成できれば、任務完了でそれまでである。
が、鬱憤が溜まっている。自分に対して。
それを表立って愚痴にする気はなく、そんな大人気がないことをする気もない。
「Schneewittchen」
茜は銃口を抗いを見せるレイドに向ける。抑止の緑壁があるが、今からすることには瑣末なものである。遠慮なく溜め込めた力の前に、憂いなどはない。
「Fire」
フルチャージした7発の銃弾。
その銃弾は纏まりて、撃ち砕く砲撃に至る。
鬱憤を晴らすわけではないが、渾身の一撃。止めを刺すための道筋を開く。
緑壁を打ち壊し、崩れる轟音ともに視界が広がる。
もはや、遮るものもなく一直線。緑壁の奥に潜むことを許さず、剥き出しにするが圧倒的な火力でレイドを黙らせる。緑壁を隆起させる暇は与えない。
「最後」
「了解!」
ゆうなは、穂先は輝核の位置に定める。視界良好。この状況下で外すことはない。
障害は全て薙ぎ払われた今、屠るのみ。
「本当に、これで―――とどめだよ…!」
こんにちは、鷹樹影虎です。
タイトル通り、色んな意味でFireな二人です。
とういか、茜さん。集束してから、長いこと溜め続けてましたね。
某ゲームのサ○スを思い起こします。(笑)
ではでは。




