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=BlanK † AWard=  作者: 久遠蒼季、すたりあ、緑茶、リブ本
《ChapterⅡ》
88/99

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅧ:優勢

リレー小説『=BlanK † AWard=』

執筆者:リブ本



   ○



「私がレイドをひきつけるから、」

ゆうなは深く腰を落とす。

「私は足止めをする」

茜は銃剣を構える。

「僕が足場を作って、」

次郎はゆっくりと歩く。

「俺たちのどちらかが…」

 十条寺は得物を構え、歩み出る。

「背中のレイドを倒す!」

 刀真が剣を正面に構えた。

 一瞬の静寂。


「――首の付け根から後ろに三十センチ前後! そこが輝核の位置よ!」

 ミチルの声がそれを絶った。続いてゆうなも叫ぶ。

「――一瞬で決めるよ!」

「応!」

 全員がその場から散開。

 人数と勢いに押されてか、大型レイドは少したじろいだ。そこへすかさず茜が銃弾を撃ち込み、前進を許さない。勢いのままゆうなはレイドに肉薄、攻撃を捌いていく。向こうの手が全てわかった以上、かわすだけなら短いながらも時間を稼げそうであった。

 刀真は次郎の作った障壁を足場に駆け上がる。

そして隙を見て、大型レイドの頭上へと躍り出た。

「ハァ!」

 刀真は落下しながら大きく振りかぶる。

 が、自身の背中が狙われていることを察知した大型レイドが咄嗟に太い腕を振り上げる! ノーモーションで放たれたそれは、空中の刀真に避けられるものではない―――

「安心しな坊主!」

間一髪放たれた十条寺の《乱牙》が強かに突き刺さり、その軌道が大きくぶれた。

しかし勢いを殺しきれなかった爪が刀真の脚に命中し、体の向きが大きく変わる。このままでは昆虫型レイドの輝核に当てることはできない!


「そうは―――させるか!」

 刀真はなんとか空中で体を翻すと剣を鎖状に展開し――――大型レイドの背中の袋を貫いた。


 甲高い断末魔とともに遅れて白煙が噴出する。目視はできないが、昆虫型レイドは輝核を砕かれ、撃破された。


 それを確認したゆうなは大きくバックステップ。《クリムゾン・ブレイザー》を大型レイドに向け、穂先にエネルギーを収束させる。

「さぁ、君もこれで―――とどめだよ…!」


リブ本です。

うーん、曲者レイドがそろって出てきますね。おかげで書く際に非常に考えさせられます。

リブ本はアホなのであたまがぱっぱらぱーになりそうでしたが、どうやら、何とか、倒せそうな流れですね。

さてさてイースターエッグとの戦いもいよいよ佳境といったところでしょうか!

次回もまたよろしくお願いいたします。さようなら!

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