ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅣ:子守りレイド
リレー小説『=BlanK † AWard=』
執筆者:リブ本
「これが…」
四つの道の最奥。ひときわ開けた空間に出たところで、ゆうな、ミチル、次郎、茜の四人が立ち止まった。
巨大な羽が絡みついた巣材の中に、不思議な模様に彩られた卵型の物体が安置されていた。
―――〈イースターエッグ〉だ。
四人はしばし遠目から様子を伺ったが、それは襲い掛かるどころか、微動だにしない。
「動かないようだね…」
茜は銃剣の構えを解き、額を拭う。
ゆうなは頷いた。そして〈イースターエッグ〉の方へと慎重に歩み寄り、静かに《クリムゾン・ブレイザー》の穂先を向ける―――が、
「待ってくれ」
次郎がそれを遮った。
「もしこのタマゴが、例えば君の砲撃も受け付けないくらいにめちゃくちゃ硬いとしたら…、中途半端な刺激は逆にまずいんじゃないかと思って」
「それは…孵化を促しちゃうってこと?」
ゆうなのご名答に、次郎はびし、と人差し指を立てた。
「さすが、察しがよくて助かるよ」
彼女は「放っておいてお結果は同じなのに何故?」とは決して聞かなかった。代わりに後ろを振り返り、
「ミチルさん!」
そう叫んだ。ミチルはとっさに《見張塔からずっと(オールアロング・ウォッチタワー)》を確認する。
「! 魔力反応、大きいわ!」
茜はその言葉に弾かれたように銃を構え直す。と同時に地響き。ゆうなが次郎を引き連れて飛び退のくと、その場所が大きく隆起する!
大音響とともに土埃を上げて飛び出したのは大型のレイド。クラスはD1だ。
「やっぱり! 子守り役がいないわけがないと思ったんだ」
次郎は叫んだ。うっかり孵化させてしまえば高クラスのレイドを二体同時に相手しなければならないところだったのである。
どうも、リブ本です。
ついに最深部へと到達した2チームに立ちはだかるのは子守りレイド!!
ボスには前座がつきものだが、果たして四人の運命やいかに!
と、言うことなんですが私の願望としては、せっかくいろんな人がいるわけだから色んな組み合わせで連携技とかを編み出したいですね。
ではではまた次回お逢いしましょう。ありがとうございました!




