ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅢ:開陳
リレー小説『=BlanK † AWard=』
執筆者:緑茶
「……こちらハインツ。よく分からねぇ、どうぞ」
なんだこりゃ、という言葉の代わりに、ハインツはそんな言葉を通信代わりにした。
『なんだこりゃってなんだそりゃ、お前さん、もうちょっと……あぁくそッ!』
「あー、すんません。よく分かるようになってからコールし直します」
『おう、そうしてくれッ、この……あのな、俺のコレは、派手にぶん回すのには向いてな――』
「ご武運を」
切る。
十条寺は取り込み中だったらしい。……どうもうまくない。それぞれ色々と予定外が起きている気がする。最も作戦が予定通りで進んだことなどまず無いのだが。
ハインツは頬を掻いて、周囲を眺める。
「――なんだ、こりゃあ」
先へ先へと進んでいたハインツとありさだが――たった今二人が立っているのは、そこから様相が様変わりした場所だった。
「……鍾乳洞?」
「の、鍾乳洞じゃない版だな。こりゃ」
「なにそれ」
「景色が、だよ」
だだっぴろい空間に二人は居た。
――穴はそのまま卵の所に繋がるのではなかったのか。
こんな『踊り場』があるなんて、聞いてはいない。
そしてその奥には――何事もなかったように、道の続きがある。
ハインツはその光景について報告した。
お久しぶりです緑茶です。
近頃色々あったのでこんな短さになってしまいました、すいません。
もう少ししたら色々ちゃんと落ち着くと思うのでその時はガッツリ書きたいです。
その時はどうかよろしくお願いします。




