ⅩⅩⅩⅩⅩⅦ:闇の中の
リレー小説『=BlanK † AWard=』
執筆者:リブ本
「なんだか緊張するなぁ。うまくいかなかったらどうしよう」
次郎は湿った地面にしゃがみ込み、〈イースターエッグ〉へと至る先を覗き込む。ほんの数メートルの先は完全なる暗闇である。茜は軽く顎に手を当てて、極めて真摯にその言葉に答えた。
「―――確かに私たちは二人ともあまり近接線には向いていない。考えがあってのことには違いないけど、戦闘があれば立ち回りは限られてくるだろうね…」
銃剣のアワード、《ロートケプヒェン》。剣を分離させて近接戦闘に用いることも出来るが、やはり本領は銃撃、即ち遠隔攻撃だろう。
「あ、それもあるんだけど…」
次郎は遮った。
「この結界装置…すごく高いって言ってたでしょ。僕の不手際でちゃんと起動しなかったらと思うと不安で仕方がないんだ」
「えっ」
茜は肩透かしを食らったような顔をした。次郎はぱっと声色を変えこう続ける。
「君との共闘に不安はないさ。立ち回りが限られてるほど考えるのは楽しいしね。例えばそうだな…障壁を使って跳弾を操ったりとか…空間接続を使えば砲撃だってぐっと当たりやすくなる」
彼の話を聞いている茜の胸に、呆れと同時に、じわじわと心強さが湧き上る。特に理由のない希望が彼女を奮い立たせた。
「缶だったら私が開けてあげるから…。とにかく、今は慎重に進んでいくしかないね、ん」
そう言って、しゃがむ次郎の腕をぐいっと引っ張った。
「わ、君力つよいね……」
よろめきながら次郎は言う。
「一応、元陸上自衛隊員だから…」
「そっかぁ…」
そんな風に会話を繰り広げながら、二人は暗闇を進んでいく。
リブ本です!!!
なんだか面白くなってきたと思いません…?
キン肉マンとかでもあるじゃないですか。タッグ戦。それぞれの戦法をうまく掛け合わせる。こういうの好きです。
今回もありがとうございます。次回もよろしくお願いします。ではまた!




