37/99
ⅩⅩⅩⅦ:さざめきと閃き
リレー小説『=BlanK † AWard=』
執筆者:リブ本
一粒の水滴が、隔絶された空間の中に高く反響した。
「はじめ」
短くそう言うと、ありさはバネ仕掛けのようにその場を飛び出した。
「おっと、いきなりはずるいや」
次郎は軽口を叩きながら、すかさず《ワイヤードジェム》を用いて魔法陣を描いていく。
まさしく遠方から相手を翻弄するために誂えられたかのようなアームド・ウェポン。敵に回せば厄介極まりないタイプだ。
しかしありさの狙いは一つ、間合いを詰めること。そうすれば、《ワイヤードジェム》は両刃剣の出の速さに敵うべくもないのだ。
(近づきさえすれば……)
―――ありさは深く息を吐き、五感を研ぎ澄ました。雨の音が消える。
いつもありがとうございます。リブ本です。
対人戦はなかなか苦手で、特に孔雀丸なんかどうやって闘わせればいいんでしょうなぁ。なかなか難しいところです。今回は諦めましたが、次回は知恵を振り絞ってチャレンジしたいところですね。
ではまたお会いしましょう。ドヒューン




