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=BlanK † AWard=  作者: 久遠蒼季、すたりあ、緑茶、リブ本
《ChapterⅠ》
18/99

ⅩⅧ:Trigger

リレー小説『=BlanK † AWard=』

「ⅩⅧ:Trigger」 ※旧14話

執筆者:すたりあ

「取り敢えず、アイツの動きを止められるか?」

「了解」

 するりと白井の爪先から何本もの鋼の線が伸びる。

 生き物のようにそれは蠢き、一瞬にしてレイドを捕らえる。

 自由を奪われたレイドは低い唸り声をあげながら激しく抵抗を始めた。

 ぎしぎしと金属のこすれる音が耳にこびりつく。

「もって三分です。早めにお願いしますよ」

 口調は淡々としているが、白井の額には汗が滲んでいる。

「さっさと倒すか。クジャク丸、行くぞ」

「はい」



「何よ、こんな犬くらいさっさと倒してやるわ」

 自信たっぷりな刃巫女の声。

「そうね、こんなんに手間取ってる場合じゃない!」

 ありさの声が合図かのように、二人同時に投擲する。

 刃巫女の毒がハウンドを蝕み、ありさの刃がもう一匹の足を切り裂くことで、動きを止める。

 ……予定だった。

「……やたらと元気がいいじゃない」

 刃巫女が顔をしかめながら呟く。

 ハウンドの勢いは衰えることなくこちらへ向かってくる。

「ちっ、浅かったわね。こうなったら直接輝核に叩き込んであげるわよ」

 ありさが身構える。

 向かってくるハウンドをギリギリまで避けずに待って、

「見えた」

 背中に輝核があるのを確認し、刃を突き立て、

「《ディスチャージ》!」

 雷を流し込んでいく。

 抵抗したハウンドがありさの二の腕に噛み付く。

「……っ!」

 一瞬力が抜けるが、攻撃は止めない。

 五秒ほどでやっとハウンドの動きが止まった。

「やだやだこんな手間取って! 」

 刃巫女が噛まれたありさの腕を見ながら嘲る。

 ようやく毒が回り始めたのか、よたよたになりながらもハウンドが走っている。

「あんたの毒だって時間かかってんじゃない」

「うるっさいわね。今から片付けるわよ」

 そう言うと同時に刃巫女の姿が消え、一瞬でハウンドの背後につく。

 ずぶり、と背中にナイフを刺し、すぐに離れる。

刺しては離れ、また刺しては離れ、手の平で転がすようにハウンドを翻弄させていく。

 ありさには、刃巫女が瞬間移動を繰り返しているように見えていた。

「とどめよ!」

 大きく振りかぶった一撃が輝核に直撃する。

 ハウンドは事切れたようにぱたりと床に伏した。

「さ、刀真のところに行くわよ」

 ありさと刃巫女が走ろうとした瞬間、二人の顔のすぐ横をクナイがかすめる。

「邪魔させない」

 涼原が前方に立ち塞がる。

「そう? 邪魔されてるのはこっちの方なんだけどねぇ?」

 挑発するかのような刃巫女の声。

「来なさいよ!」

 ありさも続けて声を荒げる。

 その声に応えたのか、涼原がゆったりと歩み寄ってきた。

 そして、ぴたりとありさの横で止まる。

「な、何よ」

「私、あなたの秘密、知ってる」

 間髪いれずに涼原がありさに襲いかかる。

「じゃあね」

 そう言うと、涼原はありさを穴に落とした。

 突然のことに驚きを隠せない刃巫女。

 驚愕の表情を浮かべる刃巫女の顔が面白いのか、涼原の口角が少し上がった。

「おいで」

 たった一言でも、刃巫女を挑発させるには十分だった。

 直後、ナイフとクナイがぶつかる音が響いた。



「あとどれくらいですか?」

「十二だ」

 ハインツと次郎はキメラ型のレイドにある輝核を順調に壊していた。

 輝核の数が減るに比例して、白井の負担も軽くなっている。

 このままいけば破壊できるだろう。

「やっかいなのはこの蛇だな」

 必死に抵抗をするレイドの蛇の部分。蛇同士が絡まり合い、輝核をカバーしあうことで、破壊しにくくなっている。

「あともう少しだ、やりきるぞ」

 その時、上から何かが落ちてくる。

「あれは、ありささん?」

 次郎が首を傾げる。

 どさっ、と重い音がして、ありさが地面に落下する。

「いったぁー……。何なのよアイツ」

 不満を零しながら顔を上げると、ありさの視界に蛇が映る。

 カチ、と心の奥底で何かが外れる音がした。

「待て! 落ち着け!」

 何かを察したハインツが叫ぶ。が、ありさの耳には届かない。

 ありさは武器を手に取ると、真正面からレイドに向かう。

 そして、がむしゃらに切り裂いていく。敵も、白井の鋼線も関係ない。

 ありさの攻撃で拘束が緩み、レイドがだんだんと動けるようになっていく。

 重いため息をついて、ハインツが言い放つ。

「……仕方ない。力づくで止めるぞ。レイドも、アリサも」


お久しぶりです、すたりあです。


リアルが死ぬほど忙しいです。命があと3個程欲しい。

なので今回はあまり内容に触れることができないです。

イエスマンよくない。自分の時間が無くなる。

ホイホイ予定を入れるのやめます。今日の教訓。


さて、ありさと蛇にはどんな関係があるのやら。

もしかしたらただ単に蛇嫌いなだけかも。


次回はもっと万全な状態で皆さんにお会いしたいです。

それではまた次回。

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