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=BlanK † AWard=  作者: 久遠蒼季、すたりあ、緑茶、リブ本
《ChapterⅠ》
10/99

Ⅹ:Break

リレー小説『=BlanK † AWard=』

「Ⅹ:Break」 ※旧6話

執筆者:すたりあ

「今だけ休戦だから」

 ありさが刃巫女に向かってそう告げる。

 刃巫女が横目でありさを見るが、ありさの視線は校庭の方を向いていた。

「……珍しいじゃない。いつものあんたなら、一人で突っ走ってただろうにね」

 刃巫女がありさを馬鹿にする。が、

「そうね」

 と、適当にあしらわれてしまった。

「何よ、面白くないわね……」

 ありさに聞こえない程度の独り言を漏らした後、二人の間に沈黙が訪れる。

 しばらくして、ありさが声を発した。

「いた。ハウンドが二十体。まだバレてないわ」

「分かった。……そうだ。ねぇ、勝負しましょうよ。多く倒せた方が勝ち。楽しそうでしょ?」

 ありさの視線が刃巫女へと向けられる。刃巫女は目が合うと妖しい笑みを浮かべて見せる。

 それにつられてか、ありさもにやりと笑った。

「いいね。その勝負、乗った」



 敵に気付かれない程度に早足で廊下を駆け抜ける。

「刀真くん、どうしたの?」

「いや、こんな状況初めてだからさ……」

 ゆうなの問いかけにぎこちない返答をする刀真。

「大丈夫! 私もついてるし! みんなで学校を守らなきゃね」

 底抜けに明るいゆうなの笑顔。

 どんな状況でも前向きになれる彼女を、刀真は羨まし感じていた。

「そうだな。俺が不安になってちゃいけない。戦えるのは俺たちだけだ」

 刀真はアワードを強く握りしめると、辺りを見回す。

 ふと、視界の端にラットが見えた。数は、十体。

「じゃあ、行ってくる」

 刀真は身を潜めるのをやめ、校庭へと駆け出し、そして、叫ぶ。

「リアクト・オン!」

 強い光が刀真を包む。

 それに反応したが一斉に刀真の元へと走り出す。

 当然、その様子は塚崎もしっかりと見ていた。

 全員の脳内に声が重く響きわたる。

「素直に渡す気はない、ということか。……いいだろう。こちらも全力で迎え撃つ。

 歯向かったこと、後悔させてあげようじゃないか」



 遠くの方で閃光が見える。

「きっと刀真だわ」

 と、ありさ。

「私たちも早く生きましょう」

「そうね」

「「リアクト・オン!」」

 眩しい光が二人を包んだかと思うと、次の瞬間にはアームドウェポンを携えた姿がそこにはあった。

「ちょっと、何ハモってんのよ」

 ありさが不満げな顔で刃巫女を見るが。

「もう勝負は始まっているわ。お先に」

 と、刃巫女は先に飛び出していった。

「……ムカつく」

 ぼそりと吐き捨て、ありさも前を見据える。

 両刃剣 《ウィル》の柄を両手で持ち、左右へと引き延ばす。

 すると、半分サイズの両刃剣が二つ出現した。

 くるくると両手で回し、腕慣らしをする。

「あんな奴に負けてたまるか!」

 こうしてありさも校庭へと向かっていった。



「あら、私はもう二体倒したわよ」

 遅れて到着したありさに刃巫女が声をかける。

 余裕そうに振る舞っているが、苦悶の表情を浮かべている。

 相手は操られた敵。一心不乱に襲いかかってくるいつものレイドとは違う。

「あぁそう。関係ないわ」

 そう言うと、ありさは右手の両刃剣を上に投げる。

 近くにいたハウンドが上を見る、と同時に。

 左手に持った両刃剣をハウンドの足元めがけて放つ。

 しかし、軽々と避けられてしまった。

「ちっ。そう簡単にはいかないか。じゃあ……。レクトロ・ハンズ!」

 ありさがそう唱えると、先程上に投げ上げた両刃剣から、雷が放たれる。

 それは、巨大な手のように襲いかかり、一つ一つの指先がハウンドを捕らえ、打ちつける。

 雷が止むと、そこには黒焦げのハウンドが転がっていた。

「はい。五体撃破。逆転しちゃった!」

 茶目っ気たっぷりにありさが笑う。

 もちろん、それは刃巫女をイラつかせる要因となった。

「調子に乗るんじゃないわよ」

 そう言うと、刃巫女が一瞬で姿を消す。

 次に彼女が姿を現したのは、ハウンドの目の前。

 両手に、逆手持ちしたに府を二体のハウンドの輝核に目掛けて突き刺し、囁く。

「《赫毒蛇の接吻》」

 そして、ありさの方を振り返ると、

「あんたがチンタラしてるうちに、私がぜーんぶ倒しちゃうわよ?」

と今度は余裕たっぷりに笑って見せた。

「うっさい」

 ありさと刃巫女の目が合う。

 お互い不適な笑みを浮かべると、それぞれの戦闘へと向かっていった。


みなさんこんにちは、すたりあです。


いつの間にか二周目です。

前回はほのぼの日常パートを書いたはずなのに、

一周して手元に来たのはバリバリの戦闘シーンでした。

ホント、戦いがこの世から消える日なんてないと思います。

バトルものですし。


さて、小説の話をしましょうか。

戦闘書くの初めてでした。

脳内にシーンは浮かぶんですが、それを文にするのは難しいですね。

バトル物の本読んだら少しは書き方身に付きますかね?

本読んで勉強しよう。今日の教訓ということで。


タイトルの「Break」は、

ありさと刃巫女のいがみ合いの小休止

敵をブッ潰す

の二つの意味を込めたつもりです。

刃巫女が持ち掛けた勝負はお遊びなので許してください。


ちなみに、タイトルを横文字縛りにしようと思っています。

もちろん私の番だけ。

死なない程度の縛りは楽しいですね。


長くなりましたので、この辺で。

ではまた次回、お会いしましょう

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