覗き
ゆきは走って1階にいき、一連の流れを店員に行った。
『えっと…黒の服で、髪は短くてっ…』
焦ってうまく説明できない。
さっき覗かれていた女子高生の所にいき、その子にも
『さっきあなた覗かれてましたよ!』といった。
女子高生はわけがわからずかなり戸惑っている。
『あなた、パンツの中…覗かれ…あっちがう、スカート…』
説明もわけがわからなくなっている…
女子高生は
『…は?』
ほんとにわけがわからず、
『すいません、しつれいします』
と行ってしまった…
さっき言った店員をみると、覗き男になにか言っている。どうやら注意しているみたいだ。
その男は最初は言い訳していたが、途中で店の外にだされ、注意をうけ、もうその店には立ち入り禁止という事になった。
店員はゆきの所にもきて、その男にしっかり注意してくれた事や、男が反省していた事など、丁寧に教えてくれた。
『ありがとうございます』
お礼をいい、ゆきは店を出た。
落ち着いて本が読めなかったので、別の本屋に移動した。
すると、あの男がまたいるではないか!
しかもまたやっている。
どうやらまったく反省してないらしい…
ゆきはもう店員にいうのも面倒になり、その場を立ち去った。
家に帰り、今日あったことを電話でみかに話した。
みかはかなり爆笑していた。
緊張感のある話のはずなんだけどなあ…
みかは『覗かれたんならお金とればよかったのに!』なんていっていた。
まぁたしかにその通りだ…ゆかは今さらだが少し後悔した。