出会い
そんなある日、ゆきはみかと別れた後、電車に乗り地元に帰ろうとしていた。
すると、
こっちをちらちらと見てくる2人組の男子学生がいる。
一人はかっこいいけど、一人はまぁ普通。
ゆきが電車を降りた所で、その2人も降りていた。
改札を出て、いつも自転車を止めている駐輪場へ向かおうとした時、そのうちの一人が話しかけてきた。
『何年生ですか?』
その声をかけてきた男子学生はかっこよくない方だった。
『あー、中3ですけど…』
『まぢ!?年下かあー。アドレス教えてくれない?』
『はぁ…』
ゆきは断るのが面倒臭くてアドレスを教えた。
『じゃあね!』
そういうと改札の方に戻っていった。
…わざわざアドレス聞くために電車降りたのかな…?
するとさっそくメールがきた。
〈こんにちわ!今アドレス聞いたゆうすけだよ!よろしく(^o^)〉
〈よろしく(≧▽≦)/ゆうすけくんは地元どこなの?〉
〈地元は一個隣の駅だよ(>_<)名前なんていうの?〉
〈ゆきだよ(*´∇`*)〉
だんだんメールが面倒臭くなり、携帯をいじるのをやめて本屋に入った。すると、一人の男が何かを探すように床に手をついている。
どうしたんだろ?と思いつつも、その男の前にたっている女子高生の横にたって、本を立ち読みした。すると、なんと横で床に手をついている男が隣にいる女子高生のスカートの中を除いているではないか。
ゆきはびっくりしていったんその場を離れた。
そして2階に上がった。2階にはほとんど誰もいなかった。何か嫌な予感がした…。
コツコツ…コツコツ…
階段から誰かくる音がする。
すると、さっきの男が2階に上がってきた。
ゆきは、とりあえず本を読むフリをした。
男は初め辺りを一周し、そのあと奥の方でうろちょろし、最後にゆかの真後ろにきた。
覗かれる…
ゆきは少し怖かったが、冷静を装い本を読むフリをしつづけた。
しかし心臓は今までにないほどの爆音だったに違いない。
後ろを横目でたまにちらちらと覗いて、男を見たりした。
すると、男は座り下に並べてある本を見だした。
ゆきはまだ本を読むフリを続いている。
そんな事を何分か続け、しばらくしてふと下を見た。
するとなんと男の顔が真下にあるではないか!
…!?!?!?
びっくりしたゆきは言葉がでなかった。