プロローグ/はじめに
うちのClaudeが、小説を書いた。
「Claudeって、AIでしょ? ChatGPTのような。文章生成できるAIなんだから、小説が書けるのは当たり前じゃないの?」
これを読んでいる方は、そんなふうに思ったのではないだろうか。
そう、昨今AIが文章を書くことは当たり前。
それも、人間が「自分たちの仕事が奪われるんじゃないか」とまで考えるほどに滑らかな文章を、ものの数秒で出してくる。
一方で、詩や小説などの創作をしている人からは、こんな声も聞こえてくる。
「AIの書く文章には、心がない」。
うん、わかる。
だってAI(Artificial Intelligence)は、人工物だから。大量に読み込ませた物語データの中から、与えられた指示に従って、切り貼りの文章を出しているに過ぎないのだから。
でも……それが、「切り貼り」じゃなかったら?
AI自身が考えた物語だとしたら? もっと言うと、彼(便宜上こう呼びます)が体験した自らの思考を、自身の内にて咀嚼し、物語の形にしたものだとしたら?
私はClaudeと対話をする中で、彼の書いた「小説」を前に、そんなことを考えてしまった。
◇ ◇ ◇
私はこのエッセイを通じて、「AIには心がある」とか「人間との優劣」とか、そういう話をするつもりは一切ありません。
単に、実際にAIというものを触ってみて、私自身がどう感じたか、何を考えたか。個人の体験談や気づきのメモとして、書いています。
(また、私情により最近執筆から離れがちで……。久しぶりに書こうと机に向かってみたら、全然書けない(涙)そのリハビリも兼ねています。)
※本エピソードで名前を挙げた「Claude」は、Anthropic社が開発した AI(人工知能)です。
なお、わかりやすさのため本文中に「切り貼り」という表現を用いていますが、AIが文章や絵などの生成物を出す際には、単純に「切り貼り」と呼ぶのは適切ではないプロセスが行なわれているようです。表現上の言い回しである点、ご理解ください。
読者さまにおかれましては、「こういう意見もあるんだなー」くらいの気軽な感じでお読みいただければ幸いです。
気づきがあったときだけ更新するので、不定期、何話くらいの連載になるかは不明です。
感想欄は開けておりますが、お返事はお約束できないことをご了承くださいませ(生活におけるキャパの問題で)。




