エピローグ 霊薬騒動
社コーポレーションが回復薬の作成に成功したと記者会見で告げた少し後、とある議員を乗せた車がある人物によって襲撃される事件が起きた。
そのある人物の名前は森本恭吾。ダンジョン協会本部副部長だった男だ。
森本恭吾は八代明石社長などを襲撃する計画を立案したとして警察によって指名手配されていたのだが、確保される前に最後の行動を移すことに成功したのである。
その最後の行動とは与党の古株議員である橋立 泰三議員に対する復讐だった。幸いだったのは議員の命を奪うこと自体は失敗に終わったことだろう。
森本恭吾は探索者ではないはずなのに、人間離れした力で車の扉を破壊して議員を殺そうとした。護衛のSPが銃弾をその身体に撃ち込んでも止まらなかったというのだから驚くしかない。
「裏切り者め! 私はここまでお前に尽くしてきたというのに、あっさりと見捨ておって!」
そんな罵詈雑言を浴びせながら議員に迫った森本恭吾だったがあと一歩のところで急に静止すると、そのまま動かなくなった。
まるで時間切れにでもなったかのように。
しかもそのまま衰弱していき、最終的には運ばれた病院で死亡してしまったというのだからおかしな話だろう。
この事件も世間では大きく報道されて注目を集めることとなったが、その真実が明らかになることはなかった。
こうして一連の出来事は霊薬騒動という名で呼ばれ後の歴史に刻まれる不可解な事件となるのだった。
第二章はいかがだったでしょうか?
この逆襲劇まで長くなってしまいましたが、その甲斐あって物語としてしっかりとした流れを作れたのではないか、なんて少しばかり自負しています。(自惚れかもしれませんが(笑))
予想外なことに日刊ランキングでも2位まで行けましたしね!
引き続き第三章も可能な限りは毎日更新していくつもりです。
その為、この先でも拙い作者に広い心を持ってお付き合いいただければ幸いです。
またこの作品は書籍化を目標として書いています。
もし少しでも応援して良いという方がいたらブックマーク、評価をしてくれると嬉しいです。
加えてここまでの感想なども送ってくれると書くモチベーションになるので是非ともお願い致します。
それと今後のことではありますが、活動報告などで本編の主軸とはそれほど関係ないサブストーリーなどについてのアンケートを取れたらいいなと考えています。
現状で具体的に考えているのは、
朱里の日常
英悟の裏稼業の日々
薫のテレビ出演時のやからし
哲太と優里亜の新婚生活
椎平のストーカー列伝
一般社員から見た夜一の印象
勘九郎の日記
愛華の合コン
などです。
勿論これらは考えているだけでまだ一文字も書けてません。
それもあって全部をすぐに書くのは作者の執筆速度的に無理そうなので、人気がありそうなのから書けたらいいなと思ってます。
(もしかしたら本編書くのに忙し過ぎてそれどころではなくなる可能性も全然あり得ますが、その時は寛大な心で許してください汗)
なので活動報告などでアンケートを取った際はそれらについて意見をくれると嬉しいです。
またそれ以外でも見てみたいサイドストーリー希望(〇〇の出番が少ないからその人の話が見たい)などがあったら活動報告やメッセージ、あるいはTwitterでもいいので意見を送ってみてください。
全てに応えることは無理でしょうが可能な限り頑張ってみますので。
長くなってしまいましたが、ここまで来れたのは応援してくださった方々のおかげです。
また感想で応援したり、誤字脱字を指摘してくれる方々にも助けられてばかりです。
本当にありがとうございます。
至らぬ作者でありますがこれからもお付き合いください。
さて、次回は「設定集その2」を挟んでその後から
第三章 終わら(せられ)ない借金生活とダンジョン氾濫編となる予定です。
乞うご期待を!




