三日目 朝食と新聞
……ジリリリリリと目覚ましの音に目覚める。フェネリさんが朝食に間に合うように、昨日と同じ時刻にスイッチを入れてくれていたようで、快適に目覚めた俺は目覚ましのスイッチを切り、歯を磨きシャワーを浴びて、昨日買った普段着を着て食堂へ向かう。
「おはようございます、マビァ様。ご案内致します」
フェネリさんがいつも通り迎えてくれるが、席は違うようだ。高い天井の食堂は中央に螺旋階段があり、上の階が一階と宿の裏の庭を見下ろせる特別席になっているそうだ。そこにある個室の一つに通された。
「よお! おはようさん。疲れてないかい?」
そこにいたのはやはりウェルだった。コーヒーを楽しみながらテーブルに広げた書類の数々に目を通している。
「俺は熟睡させてもらって快調だよ。ウェルこそ寝れてないんじゃないか?」
服装も変わってるし、シャワーくらいは浴びてるだろうが、朝から忙しそうだ。
「こんな楽しいことやってんのに、寝るのが勿体なくてな。なに、初動さえ決まれば後は殆ど人任せさ。同時に出来るだけ進めたいからな。
まずは街の東西に専用道路を造る。その為の市への申請が本来必要なんだが、軍も巻き込んだから市議会も巻き込むしかなくなったって訳だ。
だから昨日の内に市議会議員の一人で冒険者ギルドの長でもあるコリバトさんに、今日緊急会議を開いてもらうよう話をつけてもらった。もうオレだけが儲けりゃいいって話じゃないからな。
当初の予想通りだが全部終わるまではなかなかの長期戦になりそうだぜ」
俺は向かいの椅子に座りながら話を聞く。その間にもフェネリさんが給仕をしてくれ、朝食を用意する為に一旦下がる。
『市』とはなんぞや? と疑問に思ったので素直に聞いてみた。ウェルが教えてくれるには、ここは『ルーリライアス侯爵領』という侯爵様の領地で、この街は『カレイセム市』という自治体の中心街なんだそうだ。
『市』とは一つの街と、その周辺の村々で構成・管理される地域一帯のことで、侯爵領には他に二つの市があるらしい。
国を分けて貴族達にそれぞれ管理させる領地。この仕組みは元の世界でも同じだったけど、ここではそれを更に細分化しているようだ。かなり広い領地なんだな。
コリバトってギルマスの名前だっけ? よくもまぁあのヘロヘロな状態で緊急会議の話を持って行けたもんだ。ギルマスも今頃泥のように眠ってるんじゃないか?
大尉もそうだろうなぁ。あっちはいきなりそんなこと言われてもって兵士の方が多い筈だ。駐屯地トップの言う事とはいえ、突然の方針転換に従える訳がない。
「そうそう、伝言ありがとな。ガラムさんのところにはコカトリスを入れる金属製の籠と車輪付の台を造ってもらおうと思ってる。昨日教授と話し合ったんだが、コカトリスのおおよその寸法は想像出来ても教授も体型の隅々まで把握してる訳じゃあねぇ。そこで近くに生息地が在るらしいから、オレの部下の弓が得意なヤツに教授と行ってもらうことになった。コカトリスの出番は大分後だが、準備は早い方がいいからな」
聞いている内に、フェネリさんが朝食を給仕してくれる。飲み物はコーヒーとホットミルクの入った小さいポットが二つ置かれる。さすがもう好みを把握されてるな。俺はフェネリさんにお礼を言って、まずはコーヒーにそのまま口をつける。
今朝のメインはチーズ入りのオムレツとソーセージだ。さっそく山盛りのパンから一つ取り、一緒に戴きながらウェルとの話を続ける。
「午前中に市議会にコリバトさんと大尉と乗り込んで、ワニによる観光地化と特産品にするメリットを売り込んで、午後からは、取り敢えず東の専用道路と罠設置場所の視察だ。教授も午前中に帰ってくるって言ってたから一緒に来てもらう事になってる。
マビァの今日の予定は? 別に今日は自由にしてもらっていいんだが」
「むぐむぐ…んくん。そうだな。夕方には剣と盾を取りにガラムさんのところにいかなきゃいけないけど、午前中はギルドを煽った責任もあるし、どうなってるかだけでも見に行こうと思う。後は街でもブラつくかなぁ。まだこの街を碌に見て回れてないもんな」
俺はフェネリさんにオムレツとソーセージのおかわりを頼み、二杯目のコーヒーにホットミルクを注ぐ。ん~、やはり甘いミルクの香りが加わるのもいいな。
「そんなに暢気でいられるかなぁ? オレが今お前をここに連れて来させたのもコイツらが原因なんだぜ?」
カボチャサラダと生野菜の山盛りにムシャムシャ食らい付いていると、ウェルが二冊の新聞を俺の前に放り投げる。う、昨日のアレか。あいつらなんて書きやがった?
テーブルが皿だらけなので、一冊を掴み体を横に向けて四つ折りの新聞を二つ折りに広げる。そこが表紙なのか、一番上に『デイリーカレイセム』の太く大きい文字が目立った。クロエの記事の方だ。
てゆーかなんだこれ?! 俺の精密な肖像画が表紙に大小合わせて四枚も色無しで描かれている。どうやったらこの短時間に、あの時の情景を切り抜いたみたいな精密な絵が描けるんだ?! あの時絵を描いているヤツなんかいなかったぞ。
「え…あ……ええ?……な…なにこれ?!」
俺は新聞の自分の顔とウェルの顔を交互に見ながら、訳が分からず聞いてみる。ウェルはニッと笑うとクククッと笑う。
「お前カメラを不思議そうに見てただろ? あん時はカメラも知らねぇ田舎もんかよって思ってたけど、その後の話で異世界人だって聞いたから納得出来たんだ。
記者の二人が眩しく光る道具持ってたろ? あれがカメラで、それがカメラで写した写真ってヤツだ。簡単に言やぁ目の前の狙った景色や人物の一瞬を紙に焼き付けて残すことが出来る道具って訳だ」
むぅ、なかなか理解し難いが、確かに一枚一枚見ていくと、あの時かな? って思えるしゃしん? ばかりだ。この宿を出た時にババッて光ったのが一番大きいのだろうな。俺に光が当たっているように見える。他にも歩きながらハンセルと話しているのや、ウェルと二人の物もある。
ウェルに「一枚捲ってみ?」と言われ、捲ってみると、これはギルドの入り口前のか? それから先は試験場の観覧席から見たものが載っている。仕組みとか全然分からんがそういう道具だという事は分かった。
表紙に戻り、記事のタイトルらしき大文字を読む。
『その名はマビァ!! 異国からの来訪者。大改革を提案?!』
としょっぱなから大袈裟になりそうな臭いがプンプンする。まあ救世主を止めてくれたのはありがたいが。
内容は確かに事実を書いただけとも言える。俺の出身が言えないこと。ウェルとは二年前にヨーグニル王国の何処かの街で仲良くなったこと。この街にウェルがいることを知らずに偶然再会したこと。これからギルドに自分がAランクではないことを話にいくところだということ。
それからギルド内部の試験場でのことだ。クロエの体感的には俺が数秒でワニを屠り、それを見極められなかった観衆に、三連戦でワニを屠って見せたこと。黒い三連狩りの三人と軍人らしき二人が、一頭のワニを相手に三十分かかっても倒せなかったこと。その後に倒せない理由を五人に説明し納得させ、一人でもワニを打ち倒せるようになる可能性を示唆したこと。最後にギルマスと観衆に、ギルドの大改革を行うと宣言したこと……。ぜ~~~~んぶ正しく書いてあった。いやワニ一頭を数秒で屠ったってのは大袈裟だが、クロエがそう感じたなら仕方がない。
その後に黒い三連狩りの燃える意気込みや、他の冒険者の熱に当てられた様なコメントを取材し、年々増え続けるバーンクロコダイルへの不安や、『昼行灯』と揶揄される冒険者ギルドや駐屯軍の改革への期待が書かれて締め括られていた。
「まぁ、そのまんまだし、嘘のない良い記事だよな」
固まる俺にそう声をかけるウェル。そうだが、その通りなんだが、釈然としない。異世界人の俺は自分のしたことを顔写真付で書かれることに慣れていないからか? もやもやが残るが、取り敢えずこの記事も自分の感情も他所に置いておこうと、新聞をそっと閉じた。
続いて『タブロイドカレイ』を手に取り表紙を見ると、何故か凶悪そうに笑う俺とウェルのドアップが紙面全体を埋め尽くしていた。思わず椅子から転げ落ちそうになる俺。
「な…なな…………ななななんじゃこりゃ!!」
「なー。オレ達いつこんな顔してたかね?」
ウェルも投げやり気味にボヤく。俺もあの時は変な風に書かれないように、印象の悪くなるような表現や表情は避けた筈だ。ウェルは「かかってこいや」的な強気でハンセルと対面してたから、こんな顔を撮られても仕方がないかもしれないが、何故俺まで悪巧みをしてそうな顔をしてる?
大きなタイトルを読むと『噂の救世主、ウェルゾニア氏と黒い繋がり?! 冒険者ギルドと王国軍をも巻き込む暗い陰謀とは!』とある。全く意味分からんが、内情を知らない人がこの顔とこのタイトルを見たら俺達が悪事を企んでいると信じても仕方がないかもしれない。
記事の内容はもうムチャクチャで、俺とウェルが出逢ったとされる二年前から計画されていた陰謀が遂に稼働し始めたこと。俺が軍やギルドでは討伐出来ないワニを簡単に討伐して見せて、自分の言う通りにすれば自分よりも強くなれるとギルド全体を洗脳しようとしていること。実は俺がワニを討伐して見せたのにはトリックがあり、俺が他国で有名な詐欺師であるかもしれないということ。今後ウェルが市長や市議会を操り、自分の思い通りにこの街を裏から支配しようとしているのでは? と疑問形で締め括られている。
粗方嘘だが、直接取材をして見聞きしていない者には判断材料は二つの新聞だけであり、特に最後の今後のウェルの動きは強ち間違ってはいない。支配する気はなくとも、こちらが市議会に出す提案はいいこと尽くしなので、思い通りには動きそうなのである。
他の写真も支配者の様に立つ俺の前に平伏す五人の姿であったり、剣が当たってないのに斬れて見える箇所を「トリックの疑惑!」と丸で囲まれている写真とか。本当にクロエと同じ現場で同じ人物を撮ったのかと疑うくらいの、胡散臭い写真が載っている。
「嘘だらけじゃないか?! しかも知らない奴は信じてもおかしかないぞコレ!」
「だろぉ? しかもこの後コイツの思惑通りに進んじまうんだから面白くねえよなー」
文章も憶測ばかりで断定していないのが狡い。
これなら「取材をしてそう思った感想を書いただけでして、こんな顔してたらそう思われても仕方がないですよねぇ」と言われると言い返すのも難しくなる。
俺は大きな溜め息を吐き、新聞をテーブルに投げた。
「昨日のマビァの脅しは、ハンセルには全然効かなかったってわけだ。腹立たしいねぇ」
俺なんか脅したっけか? ……あぁあれか? 記者達に「あんたらもこっちに協力的なら、こちらもそれなりに報いる」って感じのハッタリを言った気がする。まぁ効果があるとは思ってなかったが、ここまで暴走されるとは舐められたもんだ。
ソーセージにフォークを、だんっと刺して怒りの捌け口にする俺。パンと交互に食べながら、投げたタブロイド紙の自分の顔を見る。
おかしい、クロエの写真はいつ撮られたのかは想像出来るが、ハンセルのは人物の配置は間違ってなくても、写った当事者が見れば「こんなことしてねーよ!」と口を揃えて言うものばかりだった。何か裏があるんじゃ…。
「もしかして、これもスキルか?」
ハッと気付いて呟く俺を、苛立ち顔で資料を見ていたウェルがこっちを見る。
「この写真がか? ……いや確かに、スキルは情報が限りなく少ないから未知数だ。フィルムから像を紙に写す際に何らかの手を加えるスキルがあってもおかしくはない…か?」
「なぁウェル。この宿にも『認識阻害』のスキルを持つスタッフさんが沢山いると、昨日フェネリさんから聞いたんだが」
フェネリさんをチラリと見ると、反応することもなく目を伏せて静かに立っている。ウェルもチラッと見てニヤニヤ笑いながら言った。
「あぁ、マビァが見破ったそうだな。さすがだぜ」
「茶化すなよ。あれはヒントをもらったから分かっただけだ。で、ガラムさんも『九十九神の言霊』ってスキルを持っていた」
「ほう?」
ウェルは両肘をテーブルに突いて手を組み顎を載せる。
「ガラムさんは、自分のスキルのせいで国を出る事になったようなもんだから、隠すのは分かるし、フェネリさん達は宿の経営戦略的な面で隠してるのも分かる。
俺の勘だがナン教授やこちらのシェフ、そしてウェル、あんたも何かスキルを持って隠してるんじゃないのか?」
ウェルは俺をじっと見詰め、フッと笑った。
「じゃあ、もし俺がスキルを持っていたとしたら何だと思う?」
「恐らくは、鼻。嗅覚だ。その分析力は凄過ぎる」
「いや、やっぱすげえよお前は! あ、いや、これもヒントがあったといえばあったがな。それでも分かるヤツぁいたことねぇ」
手をパンパン叩いて大袈裟に喜ぶウェル。この男の事だ、他にもいくつかスキルを持っててもおかしくないんだけどな。
「オレのは『臭気分析』だ。匂いの感じ方を常人並から十万倍まで拡大出来る。
あ、これは例えばマビァが今飲んでるコーヒーの香りが、オレには十万倍強く匂ってる訳じゃねえぞ。その一滴を十万倍に薄めても嗅ぎ分けられるって意味だ。じゃねぇと臭くて嫌な臭いを嗅いだ時に、十万倍強く臭ったとしたら少なくとも気絶か、間違えば死ぬからな。
それと、どんなに色んな匂いが混ざってても、一つ一つ嗅ぎ分けられる。三日間煮込んだコンソメスープだって材料の種類や使用した量まで当てられるぜ。勿論事前に材料のすべての匂いを知っていないと出来ないがな。嗅いだことのない匂いが分からないのは普通の人と同じって訳だ」
ほー。凄いスキルだな。ウェルはそれを料理に特化させた訳か。猟犬みたいに匂いで追跡とか出来そうだが、そういうのはやらないそうだ。出来ない訳じゃなくて、別の方法での追跡が得意な部下が何人かいるから必要ないんだと。ウェルゾニア商会は優秀な人材の宝庫っぽいな。聞きたいのはそれにも関係してるんだが。
「俺が気になるのは、フェネリさん達もウェルもキューブ由来のスキルじゃなくて、自力で修得したもんだろ? でもギルマスや大尉なんか、スキルを自力で手に入れるなんて考えられないって顔してた。
世間の常識的にはスキルが手に入るのはキューブだけ。ガラムさんはキューブを触ったことが無かったから、自分のがスキルだと思わなかったって言ってた。
俺がこれまでこの世界で知った自力で修得されたスキルは、隠していた方が良いものばかりな気がするけど、ここまでスキル持ちがいながら世間の常識が変わらない理由ってなんなんだ?」
この世界に来てから知った自力で修得出来るというスキルはまだ三つだが、元の世界では知らなかったものばかりだ。
ギルマスに教わったこの街にあるキューブから修得出来るという『槍単発スキル、ストライク』『釣り』『イーグルアイ』『魔獣使役スキル、獣使い』。これらは俺達の世界でもありそうな名前のスキルだった。
まあ獣使いはどうか分からんが。これらのスキルは例え他人に修得していることが知られたとしても、疚しいことはない。槍で強い一撃が出せようが、釣りが上手かろうが、遠くがよく見えようが、魔獣と仲良く出来ようが、悪意を持って使用しない限りは、別に他人は困らないからだ。
しかしガラムさんの『九十九神の言霊』は違う。かなり限定的では有るとはいえ、他人の過去を覗き見ることが出来る。彼は武具限定で使っていた様だが、恐らくあらゆる物で使えるスキルなのだろう。例えば靴をこのスキルで見れば、その持ち主が歩いた軌跡を全て知ることが出来るし、メガネを見れば全て見てきたものを見ることが出来る。例え持ち主に疚しいことが何もなくても、そんなスキル持ちに見せたいと思う人間は少ないだろう。
同様に『認識阻害』もそうだ。自分には見えない誰かが、周りにいるかもしれないなんてスキルがあると広く知られていたら、スキルを持ってるだけで逮捕される社会になっていてもおかしくはない。使い方次第では、この国の宝物庫から国宝を盗み出すことだって可能だからだ。
このスキルを俺の世界の『隠密』に近いと言ったが、俺の世界では有って当たり前のスキルだったし、全ての人が持ってておかしくなかったから、平和過ぎるこことは条件が違い過ぎる。
フェネリさんが俺に簡単に喋ったのは、俺が異世界人だと知っていたからだろうし、ウェルが信用しているという点も大きかったのだろう。
「その顔は大体の予想はついてんだろ? 俺達スキル持ちが修得したスキルは、持ってんのがバレたら嫌われたり疎まれたりするモンが何故か多いんだ。
まず修得するのは突然なんだ。自分が何かの分野で探求している時に突然スキル名と『はい・いいえ』の二択が脳裏に浮かぶ。それまでに触るだけでもバカ高いキューブを触ってりゃそれが何なのか分かるかも知れねぇが、突然降って湧いたそれがスキルだなんて思い付きもしねぇのが普通だ。
ワケ分からずにそれを使い出す。少し使い慣れた頃に、その力を鍛えていくと何が出来るようになるか分かってくる。そうなると急に不安になるんだ。
オレの場合は鼻が異常に良くなったから、初めの内はちょっと自慢気だったね。まだガキだったし、物事の良し悪しなんて分かってなかった。
オレが傷付けた相手は学校の先生三人でね。内二人は夫婦、夫と残り一人が親友だった。無知なオレが感じた匂いを三人に喋ったせいで、夫婦は離婚。親友は殴りあって絶交さ。分かるだろ?」
ああ。純朴なウェル少年に浮気を指摘されたんだな。人の心の機微ってものを知らないお子様の何気ない一言は、大いに大人を傷付けることってあるんだよな。
「まっ、オレはスキルを修得するのが早すぎたからな。そうやって後悔を重ねて、それでも失敗しながら学んでった。だから隠すようになるんだが、同類同士はそれに気付き易くてね」
ウェルはフェネリさんに視線を向ける。フェネリさんはウェルにニコリと微笑んだ。
「こんな感じで、お互い通じあい支えあって隠す。だからスキルを持たない者にはバレていねぇんだとオレは思うよ」
なるほど納得出来た。…ん? てことはもしかして俺がこの世界に求めて来たスキルは、キューブ由来でなく自力で修得するタイプのスキルなんじゃ…。
「あぁ? あ~。そうゆう事になるのか? いやまだそこまでスキルの事は解明されてねーから、一概にそうとも言えねーよな? まぁそこは情報待ちだから、後何日か待ってくれや」
苦笑してウェルは肩を竦める。俺も同じく苦笑した。こうやって少しずつ理解していくだけでも進展してるんだ。焦るな。と俺は心に言い聞かせた。
次回は9月6日(日)の正午予定です。
よろしければまたお付き合い下さいませm(_ _)m




