オタク女子擬態がバレる~町でまさかのイケメンと遭遇(エンカウント)~
皆様初めまして芦原渚と申します
オタク女子でございます
オタク女子の皆様ならお分かりになると思いますが
普段はモブに徹していて、休日は真の姿に!なんてことあると思います
そんな私、不運にも羽を伸ばしていたところ
社内のリア充でイケメンに発見されてしまいました
はぁ・・・私のHPは0に向かって減っております・・・ヘルプミー(笑
皆さん初めまして芦原渚28才OLです
そんな私ですが・・・現在ピンチです!大ピンチです
マジで・・衛生兵~と叫びたい心境です(汗
メーデー・・メーデー・・緊急事態発生です
よりによって社内のイケメンこと高取要29才に遭遇
・・・・残念
回避できない模様・・・・あ・・・終わった
「あれ?渚ちゃんだよね?
ビックリしちゃった!随分会社の時と雰囲気違うんだね?(へぇ~・・可愛いじゃん」
そうなんです!
会社では、気配を殺してパッとしない薄化粧に眼鏡、そして黒い長髪
”私モブ女子です”って過ごしてたのに~・・
く・・・不覚・・・
ちなみに今は持てる女子力使ってフル装備です
一応これから戦ですから
どんな格好かって?
渚:レベル28
装備
もてメイク
可愛らしくバレッタを使い髪をアレンジ
最新春物ワンピース(白地に淡いピンクの花柄)
バックル付きベルト
春物コート(淡いベージュ)
タイツ(ベージュ)
茶色のロングブーツ
大きめの赤い鞄(某ブランドもの)
「え?・・要さんですか?
あー・・・偶然ですね(ヤバイ・・今丁度アニ○イト行ってきたばっかなんだよね~」
そう・・この時おしゃれな鞄の中には・・・BL本が・・・
そして!これから執事カフェに行こうとしてたんだが・・行く手にはイケメン
あ・・予約の時間!?
「すみません!私実はこれから用事があるんですよ
時間もないので、これで失礼しま~す(よし!逃げるが勝ち!」
私は・・・全力の早足でさっさと目的地に向かうことにした
オタク女子のイベントで鍛えた脚力嘗めんなよ
(あ・・・・行っちゃった・・
それよりも渚ちゃんどこ行くんだろ・・・
こっそり着いて行ってみるか?
それにしても今日みたいなメイクも格好も似合ってたな・・
以外と掘り出し物か?)
面白いな・・・
こうして俺はこっそり彼女の後を追いかけることにした
カツカツカツカツ・・・・
はぁ~ここまで来れば撒けたかな?(キョロキョロ)
よし!いないわね
ふぅ~・・まさかあんなところで遭遇するなんて!どんなエンカウントだよ
草原でモンスター狩ってたら行きなりボスが出てきた時並みの恐怖だっつーの!
ちょっと水分とって落ち着こう・・もちつくんた自分・・・
ごくごくごく・・・ぷ・・はぁ~・・うまいわ~
さてと!今日はイケメン(あれじゃない)の執事さんにお茶をいれて貰って~
美味しいアフタヌーンを過ごすんだ!癒し~
あ!時間だ・・・
こうして私は癒し(目の保養)をするべく執事カフェへと入っていった
あっ!渚ちゃん発見!
えー・・っとなになに・・”執事カフェ?”
執事カフェってなんだ?
・・・ついていってみるか・・・
「おかえりなさいませ。お嬢様、本日は坊っちゃんもご一緒なのですね?」
え?私一人なんですけど・・・ん?
・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっ悪寒が(後ろを振り向く
「渚ちゃん。ここなに?」
ギャーーーーーーーーーーーー!?
えっ???なに?
なにが起きたのっ(パニック)
「では、時間になりましたので席にご案内いたします」
「渚ちゃん?ほら、行くよ(手をつないで誘導中」
ハッ!いかんいかん
一瞬トリップしてたよ
え・・・・ってか!?そこのイケメンくんなにさりげなく手ぇ繋いでんの!
もう、ドウニデモナレ
「「おかえりなさいませ。お嬢様!お坊っちゃま!」」
あぁ~・・イケメン(目の前のは除外)ちょっ!癒し
あ、席ですね
「席はこちらでございます(椅子を引いてくれる」
「坊っちゃんもこちらにどうぞ(椅子を引く」
常連の私はいつも通り、赤いカーテンのある角の席に
カップル席などではけしてありません!
「へぇ~・・・こういうお店なんだ。面白いね
(内装も凝ってるし、雰囲気もなかなか・・・こんなとこもあるんだな)」
さてと・・・何にしようかな?
紅茶はアールグレイのストレートにしよう♪
後はいつものコースセットにしようかな
「お!それメニュー?
渚は何にするの?」
おい~!さりげなく呼び捨てになってるぞ!
ここだけ・・・ここを出たら訂正しよう
「私はメニュー決まってるから・・・
要さんは何にします?同じのにします?」
ここは時間制!
楽しむためには素早くメニューを決めなくては!
「そうだね。初めてだし、同じものにしようかな(おっ・・気が利くね」
「すみませーん。」
そういうと私の担当執事の澪くんがやって来た
「おかえりなさいませ。渚お嬢様。
六日ぶりのおかえりでございますね
本日は何にいたしましょうか」
「今日は紅茶はアールグレイのストレートで
メニューはこれね(メニューを指差す」
「かしこまりました
おや?今日はお連れ様がご一緒なのですね
お嬢様もそんなお年頃なのですね・・少し寂しいです
では、紅茶をご用意してもよろしいでしょうか?」
「はい。大丈夫です」
ちょっ!いやいやいや・・・コイツは勝手についてきただけだっての!
「ぷ・・・・・え・・・執事さんいいキャラしてんね(俺恋人認定?ウケる」
コイツぅ・・何気に楽しんでやがる
じー・・・・・
「なに?そんな見つめてんの?
それよりさ六日ぶりって・・アンタどんだけ通ってんだよ」
「週1で来てんのよ
ここの料理も紅茶も美味しいから・・ちょっとしたプチ贅沢なの!
悪い?(買い物つでにプチ贅沢すんの)」
「ふ~ん(プチ贅沢ねぇ~)
でも・・確かにお店の内装とかもちゃんとしてるよな。」
そうでしょ?
ここは他の執事カフェとはひと味違うのよ!
うんうん
「お嬢様、お連れ様
紅茶のご用意ができましたのでお持ちいたしました
本日のカップはこちらにいたしました(ピンクの桜がモチーフのカップ)
春らしいお嬢様の服装をイメージに合わせたカップをお持ちいたしました
本日の紅茶はファーストフラッシュのアールグレイとなっております
香りも楽しんでからお召し上がりください」
そういうと執事はそれぞれのカップに紅茶を注ぐ
おお!これテレビで見たことあるわ
うわぁ~!カップかわいい♪
あと・・・いい香り~!テンション上がるわ!
・・・・・・ゴクリ・・美味しい
この苦味がいいのよね!
あ・・・渚、いい顔してんな~
どれどれ・・・俺も一口・・ゴクン
ふ~ん・・以外と美味しいな
チリンチリン
「お嬢様達のお食事の準備ができたようです
ただいまお持ちいたします」
執事はそういうと厨房へと消えていった
「やっぱりここの紅茶美味しい・・」
「普段紅茶とか飲まないけど、美味しいね」
ソウデスカ、ヨカッタデスネ
「お待たせいたしました
アフタヌーンセットでございます
上の段から順番にお召し上がりください
またお皿を変える際にはこちらのベルでお呼びください
では・・後ゆっくりお召し上がりください」
三段からなるアフタヌーンセット
上からスコーン(クリームは二種類ベリージャムと甘い生クリーム)
そして二段目はサンドイッチ(鳥の照り焼きと生ハムとチーズ)
三段目はプチケーキ(ティラミスとショートケーキ)
まずは一段目~・・・・ってこら!そこ!
「要さん!ここは写真禁止だから・・仕舞ってね(携帯はしまいなさい」
「はーい(撮影禁止なんだ)
お・・・なかなか本格的なんだな(確かに美味しそうだ」
(ぱく・・モグモグ・・・うん
なかなか・・サクサクしてて美味しいなこれ)
(ふふふ~・・幸せ~)
こうして二人とも美味しい料理に舌鼓・・・
うん満足満足(コイツがいなければもっと満足だけど・・たまにはいいわねこういうのも)
「いってらっしゃいませ。お嬢様」
そういって夢のような時間は終了!
そしてこの場で解散・・・とはいかなかった・・・
「ねぇ。次はどこ行こうか渚。」
「え?どこか行くんですか?(帰りたいです!戦利品読みたいです!隊長)
それと・・さりげなく呼び捨てに昇格してませんか?(気のせいじゃないよね?」
「え?駄目だった?」
「ダメというか・・・その・・なんでなのかなと(そう!一番はそこよ」
「いやね・・実は会社でも渚のこといいなーって思ってたから
これを気に一気に仲を縮めようかな~って(いいなって思ってたのは本当」
ファ!・・・こんな台詞はいう人リアルでいんの!
ビックリだわ!なに?どゆこと?
今・・・現実だよね(汗
「へ・・・へぇ・・・そうだったんですか。初耳です(うん。初耳」
「うん。だから、親睦を深めるためにどこか行こう!
喫茶店でもいいし、飲みにいってもいいし(返さないよ?」
「・・・・はい(逃げられねー」
渚は要が設置したトラップにはまった
28のダメージ
抜け出せなくなった
く・・・イケメンめ・・
漫画みたいな台詞吐いてもイケメンとか・・なに効果だよ!
こうして私は飲み屋へと連行された・・ドナドナドナ・・・あっ!子牛じゃありませんよ
そして舞台は二件目の居酒屋へ
皆さんこんにちわ
また浮気連載しています(笑
えっと・・思い付きで書いた
オタク女子とイケメンのラブコメです
こっちはたぶんネタを思いついた時に投稿します
ではまた