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ブラジルの人!ビリケンさんがおらへん! の巻

大阪警察署の電話がなる。新聞を顔にかけて寝ている刑事の山さん。

山さん「ゴーゴー・・ウキー!・・・サルが暴れている・・・・ムニャムニャ・・・・・ん・・・・・・だれか電話・・・ムニャムニャ・・・」

だれもでることなく鳴り続ける電話。その為、新聞をどかし起き上がる山さん。

山さん「おーいだれか電話!」

しかしだれも返事しない。なぜならそこには山さんしかいないからだ。

山さん「なんだー毎回毎回だれもおらへんのか!はいはい今とりますよ・・」

と言って歩き出し、電話をとる山さん

山さん「はいはいもしもし大阪警察です。」

留久子「山さんですか?」

山さん「はい・・・留久子ちゃんかい。久しぶりやな留久子ちゃん」

留久子「あの・・・その・・・えっと・・・」

山さん「はいはい落ち着いてください。はいラジオ体操第一! まずは腕を前から上げて背伸びの運動から。ハイ123ハイ123」

といわれるがままラジオ体操をする留久子。

敏子「何しているねん留久子・・・」

山さん「次は手足の運動・・ハイ」 

敏子「おい!留久子」

それで気づく留久子

留久子「って何をしてんねん!・・・山さん聞いてえや!」

山さん「あー落ち着いた留久子ちゃん。」

留久子「ビリケンさんがおらへんねん!ビリケンさんがおらへんねん!」

山さん「ホンマか!じやあすぐに行くわ!」

すぐに信じる山さんに逆に戸惑う留久子。

留久子「・・・・・・・・・・・・・山さん・・・」

山さん「なんや!留久子ちゃん!」

留久子「まずは疑ってフリやろうっていうくだりやろう!読者の期待を裏切るんじゃないよ!」

山さん「読者・・・・・・」

浜井「あーおはようございます山さん。」

山さん「浜井!読者ってなんや!」

浜井「読者ですか?・・・なんのことですか?」

留久子「もうええわ!とにかく早う来てや!」

ガチャ

山さん「浜井。なんか留久子ちゃんに怒られたんやけど・・・」

浜井「すぐにイライラする年頃なんですよ。」

山さん「そうなんかいな・・・まあええわ。それよりビリケンさんがまたおらんなったらしい。」

浜井「またまた山さん。フリですか、もうええですわそのノリ。」

山さん「おまえはそのくだり、ちゃんとやるんかい!とにかくいくぞ。」

浜井「あ・・・わかりました。」

・・おはようございます・・・

だれか女性の声が・・・まさかこれは・・・あの腐女子警官の三戸では・・・・

山さん「大丈夫や!」

浜井「あいつは京都県警に異動になりましたからね!」

山さん「そうやそうや・・・・でも・・・こいつも・・・」

そこには幸薄そうな女警官がいた。幸薄警官このみんである。

朝から制服が破れ、泥で汚れている。

このみん「浜井さん・・・朝から犬に追い回されまして、それで噛まれまして、その後にトラックに泥をはねられました・・・なんで私はこうもついてないでしょうか・・・ねえ浜井さんどうしてですかね・・・ねえ浜井さん・・・」

ちなみに今日は晴天だ。

浜井「近づいてくんな!怖いねんおまえは!」

山さん「浜井相談にのってやれ!」

浜井「いやですよ。何を山さん逃げてるんですか!」

山さん「逃げてるじゃないねん。留久子ちゃんに呼ばれてるねん。」

浜井「逃げているじゃないですか・・・・って離せ!幸薄女!」

このみん「浜井さ~ん!なんでですかね・・・」

浜井「だれか助けてくれーーー!」

浜井の声は大阪中に響き渡った。


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