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大人の事情は怖いんや~ の巻


そこは奥の院だが、さっきとは違う。

目の前には先ほどの陰陽師だが、服装が工事の人の恰好をしている。

工事の人「お嬢ちゃんたち、こんな夜更けにこんなとこで何をしているんだ。」

留久子「う~んあれ・・・おっちゃんリポは消えたのか?」

敏子「ホンマや!おっちゃんがなんか投げて消したんやろう!」

工事の人「何を言ってるんだね君たち。とにかくもう帰りなさい!」

そこへ徳メンと福ノ山が来た。

徳メン「おーい二人とも大丈夫か?」

留久子敏子「大丈夫やないわ!」

敏子「右見てもな左見ても思い出しただけで怖いわ!」

留久子「お化けも怖かったしなあ、大人の事情でも怖かってん。」

敏子「ホンマや!絶対このくだりで読者減ってるわ!」

福ノ山「何を言ってんねん!」

徳メン「わけわからんわ。」

福ノ山「あーそれで、ミーの元カレは見つかったんか?」

留久子「まだや!」

福ノ山「まだなんか。」

敏子「そんなあ無理やこんな怖い体験して!」

福ノ山「そこを見つけろや!」

留久子「無理やわ!」

工事の人「あの・・・・すいません。」

徳メン「はいどうしました。すいませんね。こいつらうっとしいでしょう。」

工事の人「あーいえ、今の話のミーの元カレって僕のことですが・・」

その言葉を聞いて、留久子と敏子と福ノ山が止まった。

留久子敏子福ノ山「そうなん!」

徳メン「すいません。うっとしいでしょう。」

工事の人「あーいえ。はい昔ミーとは付き合ってまして・・・。」

留久子「おっちゃん6日前の夜、ビリケンさん盗んだやろう!」

福ノ山「決めつけるなや!」

工事の人「ビリケンさん?・・・あーミーがビリケンさん好きでしたからねー。でも盗んだりしてませんよ。だって2週間前から、夜の8時から朝の5時まではここで工事してますからね。6日前もここで工事ですから。」

徳メン「そうなんですか。」

この証言は現場監督に確認し、裏がとれたのであった。


留久子「またもはずれかい。」

敏子「ホンマや!」

ドンドンドンドン

敏子「なんの音や・・・」

留久子「わかってるんです。早く来てって言うことですよね。今のドンは・・」

敏子「ギャー・・・・ってやめー留久子」

留久子「ハハハハハハ」


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