君の名は? 前前前世~♪ の巻 だからやばいって!
2人はまたどこかの場所に移動した。
桜が散り、寝ている留久子の顔に落ちた。
留久子は目を覚ます。
留久子「うん・・・どこやここ? めっちゃきれいなことやなあ。」
敏子「うん・・・・なんか雅やわ。」
そう言いながら周りを捜索すると、人がいた。
女性が3人ぐらい集まっていた。
何か歌を詠んでいるようだ。
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを 小野小町」
女性「小町さん素敵な歌でおじゃるなあ。」
小町「これはありがとう~」
女性2「想い人を寝る前に想うがあまり、夢に出てきて、夢とわかっていれば目覚めないのにと・・・なんていとしゅう歌でございましょうや・・ほれほれ・・」
それを聞いていた留久子と敏子はびっくりした。
留久子「今、小野小町って言うたようなあ。」
敏子「ホンマや!小野小町やて、あの絶世の美女という。留久子でも知ってるんやなあ。」
留久子「知ってるわそれぐらい。」
敏子「どんな顔か見てみたくないか。」
留久子「見たい!見にいこう!」
そう言って2人は顔が見れるほうに回り込んだ。
留久子「もうちょっとで見えそうだけどなあ・・・・あー見えた・・・」
顔を見た留久子は面くらった。
敏子「どや?私も見てみたい。」
留久子「プハハハハ!」
敏子「どうしたんや留久子。」
留久子「見てみい。」
敏子「どれどれ。」
と言って場所を入れ替わった。
敏子「・・・プハハハハハ・・」
留久子「めっちゃブサイクやろう!」
敏子「ホンマや!ブサイクやあ」
留久子敏子「プハハハハハハ」
女性「何者でおじゃるか!」
留久子と敏子は小町たちに見つかってしまった。
小町「ただの女子でおじゃろう。どこかのお区内さんでお働きになっておるのであろう。」
女性2「なんやおけったいなお着物で」
小町「そなたら、ここで何をされておる?」
留久子「いや・・・その・・・プハハハハハ」
敏子「やっぱおもろいわ!!」
女性「なんやおけったいなお笑いで・・・」
敏子「あのお聞きしたいんやけど・・・ぷ・・・あかん留久子聞いて。」
留久子「私も無理・・・プ・・・わかった聞く聞く。」
小町「なんや・・・ようわからへんのう・・・」
留久子「君の名は?」
小町「小野小町どすえーオホホホホホ。」
前前前世が流れ出す。
留久子「入れ替わってるわ。」
敏子「ホンマや!」
小町「入れ替わってる?変わってへんどす!私が正真正銘、小野小町どすえ!」
留久子「えーーうそ」
敏子「小野小町は絶世の美女だって聞いたことがあるねんけど。」
小町「どうみても美女でおじゃろう!」
留久子「え・・・・絶対別人やわ!」
敏子「ホンマや!」
小町「なんと失礼なあ女子さんでしょう。」
留久子「じゃあもう一度聞くで。正直に答えてや。」
小町「だから正直に答えておじゃろうに。」
留久子「君の名は?」
小町「小野小町どすえーオホホホホホ。」
前前前世が流れ出す。
留久子「やっぱり入れ替わってるわ。」
敏子「ホンマや!」
小町「入れ替わってなどおりませんどすえ!」
留久子「なんかかわいそうになってきたわ。」
敏子「ホンマや!入れ替わってるってこと気づいてへんのやろうな。」
留久子「鏡見してあげたほうがええんちゃう。」
敏子「ホンマや!」
そう言って鏡を取り出す敏子。
敏子は小野小町の顔の前に鏡を差し出した。
小町「なにどすえ?私の顔・・・やはり美しいのう・・自分で見てうっとり♥」
敏子「気づいたかもしれへん。もう一度聞いてみい。」
留久子「わかった。もう一度聞くで。君の名は?」
小町「小野小町どすえーオホホホホホ。」
前前前世が流れ出す。
留久子「やっぱり入れ替わってるわ。」
敏子「ホンマや!」
小町「だから!入れ替わってなどおりませんどすえ」
留久子「説明してやらんとわからんのちゃう。」
敏子「ホンマや!」
そう言って小野小町に話しかけた。
敏子「あの、小野小町は、世界三大美女と言われ、それだけ美しいと言われ後世に伝わってるんやで。」
小町「私が後世に美女と伝わっておじゃると。やっぱりのう。オホホホホホ。」
留久子「なんか笑ってるで。」
敏子「わかったかもしれへん。もう一度聞いてみい。」
留久子「わかった。もう一度聞くけどなあ。君の名は?」
小町「小野小町どすえーオホホホホホ。」
前前前世が流れ出す。
留久子「アカンわ。わかってへんわ。」
敏子「ホンマや!もう言うちまおう。」
留久子「言うちまおうか。せーの。」
留久子敏子「ブサイク小町!」
小町「だれがブサイクじゃあ!」
小野小町が怒りだした。
留久子「うわー」
敏子「逃げろ!!」
そして逃げ出す留久子と敏子。
そうするとまたも次元が揺れだした。
ぐあーん




