ふろくの裏事情
本屋さんの裏事情を書き連ねると言っておきながら、変なお客さんの話二連発。
あまり本屋さんの実態を書いてる感じがしないのは気のせいかしら? そーあんに?
ということで、今回はバッチリ書いてみたいと思います。
今回は雑誌などによく付いている『ふろく』のお話です!
ふろくと言っても多種多様で、機能的なもの(家計簿手帳など)や実用的なもの(手鏡など)、誰がこんなもの誰が考えたんだ的なもの(女性の裸が映し出されるペンライトなど)までたくさんあります。
女性誌のお試し化粧品。カー雑誌、スポーツ雑誌などのポスターなども代表的なふろくですね。
しかし皆さん、本屋さんにとっての極悪ふろくなるものが存在することをご存知ですか?
幼年誌と呼ばれる、園児や小学生低学年用についているあのゴチャゴチャしたふろくです!!
皆さん、アレ、極悪ですよ! かわいい表紙に騙されちゃダメですよ、最悪なんですよ!
あのごちゃごちゃしたふろく、最初から出版社の方が組んでから送ってくると思ってる人いませんか?
アレ、本屋さんが全部組んでるんですよ!
正直メンドくさい以外の何者でもないんです!
ふろくは雑誌の間に挟まれてるのが一般的ですよね。実は、それ以外にふろくを組む方法が今のところないんです。
シュリンク(透明のビニールっぽい袋)で雑誌の前後につける? 表紙が見えません。またはバーコードが隠れます。
レジで雑誌が買われる度にふろくを渡す? 渡し忘れでクレームの元になります。
結局は本の間に挟むのが一番効率的で確実なんですよね〜。
しかし、最近の幼年誌のふろくときたら奥さん、すごいんですよ?
大きいうえに太いんです!(注:ふろくの話です)
雑誌の何倍の厚さだば!?ってくらいにブ厚いふろくが多いこと多いこと!
小さくコンパクトに収まったふろくもあることはあるんですが、それも正直ウザったいです。
ふ〜ろく〜、ふ〜ろく〜、たっぷ〜り〜、ふ〜ろく〜♪
(by:たらこ)
小さなふろくたちがわんさかとセットでやって来ます。↑の曲みたいなかわいらしいものではなくてダースベーダーのテーマ曲でも可です。
ふろく1〜4とか、番号別に四つ、バラバラできたりもします。
それを一冊一冊雑誌に挟み、盗られたり落ちないようにビニールひもやゴムでくくるわけですが、正直メンドくさい以外の(以下略)
早番のスタッフはこれを毎月毎月やってるんです!
なんとか開店前に、その雑誌目当てにやってくるお客様のために、ふろくを組んできちんと商品化した状態でおもてなししようとがんがっているのです!
たま〜に「何、このしばり方? ゆるすぎてふろく落ちるあんに?」ってな感じの雑誌もあるかもしれませんが、大目に見てあげてくださいね♪
以上、本屋さんの裏事情、ふろくのお話でした〜。