酔っ払い、いらっしゃ〜い。
常連さん、ご近所の方、新しく近所に引っ越してきた方、一見さん。
いろんなタイプのお客様が日々本屋さんにはやってきます。
数ある本屋さんの中から当店を選んでいただいてわざわざ足を運んでくださる。
そんなお客様に今日も感謝の念でいっぱいです。
しかし、その中にもやはり困り者のお客様と言うのが存在するんです。
これは接客業にたずさわる方全員の悩みの種の一つなのではないでしょうか。
その困り者と言うのが……、
おじい of 酔っ払い! (インリン風)
居酒屋などでしたらこういうお客様もよくいらっしゃることでしょう。
しかし、本屋さんに酔っ払いは少々いただけません。
支離滅裂な言葉の数々。
辺りにただようお酒のニオイ。
下手に刺激すれば暴れます。もしくは吐きます。
ちょっと目を離すと店内のどこかで倒れてたりします。
かなり扱いにくい部類のお客様です。
さて、そんな酔っ払いのお客様ですが普通はそんなタチ悪くないんです。
沖縄の島酒はそこまで悪酔いするお酒じゃないそうなんです。
ですので、普段やってくる酔っ払いの方はただニコニコしてるだけの臭いおじいです。
ニコニコしながら店員にからんできます。
こんな感じです。
【おじい】
「にーにー、仕事がんばってるか!?」
【私】
「あ、うん。なんとか頑張ってるよー」
【おじい】
「いいことさー、仕事がんばるのはいいことだよー」
【私】
「そうだね〜」
【おじい】
「じゃあにーにーがんばってねー!」
ヤーはなにを言おうして来てるば!?
(あなたは何が言いたくて私のところに来たんですか!?)
励ましの言葉をかけに来てくれたんでしょうか?
顔も名前も知らない初めて会ったおじいだったんですけど。
こんな感じで普段の酔っ払いはただの気さくな臭いおじいです。
でも過去に一度、かなりタチの悪い酔っ払いがやってきたんです。
「なんかあのお客さん酔っ払いっぽいね」って店員同士でも話してたんですが、
しばらくするとそのお客様が店員に殴りかかろうとしてるところに出くわしたんです!
なんでもその店員の態度が気にくわなかったとか。
お連れの方が止めて暴行沙汰にはならなかったんですが、
大声で「オイッ!!」と叫びまくりなので他のお客様もどん引きです。
もう事務所から社員までやってきて店員と一緒に平謝りです。
こういう時って相手が100%悪くてもお店側は謝らないといけないんです。
機嫌を損ねさせたことに対しての謝罪ってやつです。
殴ってきたり機材や什器を壊したりなどしたら、対応は違うようですが。
お酒で気分が良くなったり、ストレス発散にも効果的かもしれません。
でも他人にストレス与えるような酔っ払いになってちゃダメです。
皆さんお酒はほどほどに。悪酔いしない程度にたしなみましょう。
以上、酔っ払いのお話でした。たまにはまじめなチム叫びです。