スタッフゥ〜‼︎
学校から下校がてら駅前の大型デパートに寄った。特に買う物はなかったけど見て回るのも好きなので服が売ってるコーナーを重点的に回った気づいたら14時と学校が終わってから大分たっていた。15時から中央ホールでモデルショーを開催するとゆうことなのでトイレに寄ってからクレープでも買って食べながら見ようかなと考えながら出口から出た時だった。
『『きゃっ』』
(いったぁ〜なんでデパートで走ってるかな〜)
『ごめんなさい。お怪我はありませんか?』
ぶつかって来た30代の女性が謝罪してきた。顔を上げた女性が焦燥の顔から驚きの顔にかわった。
『いえ、こちらも考えごとしながら出て来たので気づきませんでしたので。随分の急いでたみたいですが何かあったんですか?』
『いえ、ぶつかったのはこちらですので本当にすいません。それでぶつかっといて失礼なのですが少しだけ私の話を聞いていただけませんか?』
(話?私に?何故に?)
了承の意を伝えて30代女性についていくと中央ホールの近くのスイーツが美味しくて有名なお店に入って奥のテーブル席に通された。
『そうそう自己紹介がまだだったわね。私の名前は入村理沙ってゆうのよろしくね。』
『私は星崎麗華って言います。』
先に注文をすましてからお話の方を伺った
『実は私ね。15時からやる中央ホールのモデルショーのスタッフ(ディレクター)なんだけどね‼︎急遽一人スタッフが欠席しちゃってね。だからお手伝いしてくれる方居ないか探し回ってたのよぉ〜』と言いながら何故が私のことをキラキラした目でみてくる。
(いやそもそもお手伝いさん現地調達って…)
『そ、そうなんですか…それでどうしてその話を私に…』
『あなたに欠席したスタッフの仕事を変わりにお願いしたいのだけどどもぉ…1時間だけでいいの、お願いよぉこのとおり』
彼女はテーブルに額が着きそうなほど頭をさけてきたので麗華は慌てて彼女に頭を上げるように伝えた。
『さっきぶつかったときにピンときたのよこの子なら(いけるって)ちゃんとやってくれるって…だからお願いします』
奥のテーブル席に通されたとわいえ流石に周りの視線が集まり出した。
(ひぇえすごく注目されちゃってるよぉ…時間はあるからやってもいいのだけどもぉ…どうしようかな…)
『勿論バイト代もだすわよ…だから私を助けると思ってこのとおり』
止める間も無く額がテーブルに付いた。流石にここまでお願いされると麗華も断るのは悪いと思ってしまった…そう…おもってしまったのだ…
『わかりました…お引き受けします』
『いいの‼︎(よっしゃー)本当に…本当にありがとう‼︎』
(さっきぶつかった時にこの子髪が擦れたのよね…恐らくウィックずれたのよね。それに近くで見るととっても整った顔立ちしてるのよねぇ…普段前髪の影と眼鏡で隠してる感じなのかしら…素材がいいのに台無しなんだから‼︎)
それからデザートが運ばれてきたので食べながら仕事の内容の話になった。
『あのぉ〜それで私はどんな事をお手伝いすればいいんですか?』
『えーとね…モデルさんが着る衣装を並べ変えたり次の衣装に着替えるまでにタオルや飲み物わたしたり…主に雑用が多くなると思うわ』
(ふふ…もちろん貴方には衣装をきてホールにでてもらえわよ…貴方は光る原石なんだから)
理沙さんが裏でそんな事考えてるなんて全く気づかない麗華は…
『わかりました…精一杯足手まといにならないよう頑張ります』
(よかったぁ〜私にも出来ることで、普通は先に仕事内容きいてからうけるよねぇ〜もぉ私のバカぁ‼︎)
麗華の気づかいところで運命の歯車は噛み合い既に回り出していた。