表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/20

4 朝食

風呂に入り、着替えを済ませた俺はリビングへと戻ったが、そこには架奈美の姿はなかった。

「もう、寝たか…今日は疲れただろうし無理もないな」

俺も、リビングの明かりを消し、自分の部屋へと戻り、今日は休むことにした。




【ジリリリリ~】

枕元で鳴る、携帯のアラームを止め、カーテンを開ける。

清々しい朝の光が部屋いっぱいに差し込んだ。

部屋を後にし、リビングへと向かうと、既にテーブルには朝食が並べられている。

「おはよう、俊弥義兄さん」

部屋の奥から、架奈美が顔を覗かせた。

「おはよう、架奈美…これ、お前が用意したのか?」

「うん、…ひょっとして嫌いなものとかあった?それとも、朝食はこだわりがあるとかあったりした?」

こだわりどころか、時間がないときは、朝食は抜きで済ませる時もあるくらいな俺にとっては逆に助かるくらいだ。

「いや…ありがとうな、架奈美」

こういう、当たり前だけど何気ない優しさに弱い男は結構、多いのではないのだろうか?

そして、俺も、その中の一人だった。

「あっ…そうだ、もし、俊弥義兄さんの予定が空いていればだけど、今日は休日だし一緒にどこかに食べにいかない?」

予定という予定など特にない俺にとって、断る理由などない。

…むしろ、久しぶりの架奈美との外食は、俺にとっては嬉しい出来事だった。

「そうだな、ついでに近くを散歩でもしてまわろうぜ」

うん と架奈美は嬉しそうに頷いてくれた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ