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18 笑顔

「架奈美…そろそろ行こうか」

「うん…ありがとう、俊弥義兄さんっ!」

可憐な笑顔を浮かべる彼女の手を、自然な流れに任せるかのように掴みとった。

照れ笑いをしていた架奈美の方も、【ぎゅっ】と俺の手を握り返してくれた。


岬から、更に走ること…数十分、俺達は予約していたホテルへと到着した。

カウンターで受付を済ませ、架奈美と俺は部屋へと向かった。


「今日は、ホントに楽しかったなっ! 架奈美!」

「うん! 特に一番最初に行った水族館はホントに面白かった!」

「あぁ! 中でも、あのイルカショーは最高だったよなっ!」

「うん、私も、あれには驚かせれたわ…水しぶきに当てられて、少し濡れてしまったけど」

軽い笑顔を見せながら、架奈美は俺に語ってくれた。



しばらくの間、談笑に華を咲かせていた俺達だったが、その後、夕食を済ませ…架奈美は、シャワーを浴びにバスルームへ行ったので、俺は一人ベッドでくつろいでいた。


(でも、今日は架奈美にも楽しんでもらえたようだし…思い切って誘ってみて良かったな)

あんなに、喜んでいる架奈美を見たのは久しぶりだった。

彼女の最高の笑顔に…俺の心は、完全に釘付けになっていた。


「俊弥義兄さん…シャワー空いたわよ」

隣から架奈美の声が聞こえてきたので、俺は、返事を返した後、バスルームへと足を運んだ。

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